愛子のマーケティングデザイン講座

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悪徳商法に…

【悪徳商法に…】

みなさんは、悪徳商法にひっかかったことありますか!?

わたしく、最近、実は、

…………

悪徳商法に…

ひっかかって…

しまって…







いません。



今日は、悪徳商法の販売手法を参考にマーケティングについて話してみたいと思います。

悪徳商法って、何も変哲のない普通の商品を高額な金額で売っていますよね。

壺や石や財布や風水を取り入れた絵画や金の貯まる置物…。

なぜ、そのような商品が高額で売れるのでしょう。

何も変哲のない商品だからこそ、すごく頭を使って、知恵を絞って、売っているのです。



例えば、「○色い財布」。ただ写真だけ見たら普通の財布にしかすぎません。

(「○色い財布」が悪徳商法だと言っているわけではありませんが。)

そのチラシには大きな財布の写真と合わせて、いろいろな解説が書かれています。

・ どういう意図がありデザインされたのか、という作り手の想い

・ うんちく

・ パチンコに勝つ

・ 宝くじが当たる

・ 臨時収入が入る

などなど。

その財布を購入した人にもたらすハッピーがたくさん書かれています。

そして、それを購入した人の体験談が写真付きで書かれていたりします。

読んでいると、だんだんその気になってきて、もしかしてこの財布を手にすると本当にこんなにお金が舞い込んでくるのではないか!と思わず欲しくなってきてしまいます。

それって、すごいですよね!

ただ、お財布だけが写っていたら購入するでしょうか?

このお財布が、百貨店などで他のお財布と混じっていたら、この財布を選んで購入するでしょうか?

でも、チラシという紙面に、商品の写真、細かい解説や商品へのこだわり・想いが加わるからこそ、欲しくなってきます。

知恵を絞って購買心理を突き動かす非常に上手いやり方で売っていますね。

いやいや、悪徳商法で儲けよう!と言っているのではありません。

みなさんはどのような商品を売りたいと思っているのでしょう?

きっと、誰もが、「うちの商品は本当に良いんだよ!どこにも負けないんだよ!」と言うことでしょう。

それでは、良い商品は並べるだけで黙っていても売れるでしょうか?

購入してくれた人が、「良いものだよ」とわざわざ口コミをしてくれるでしょうか?

以前、「うちの商品は本当に良いものだから黙っていても売れる、口コミしてくれる」という経営者の方のお話を聞いたことがあります。

はたしてそうでしょうか?

消費者側には、その商品の何がどう良いのか分かりません。

「良い物は良い!」と伝えなければ、伝わらないのです。

その伝え方は、悪徳商法が実に参考になります。

「良い商品」+「売るためのマーケティング」が備われば、鬼に金棒ですね!




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