あんだんて

あんだんて

侵愛 (ヒューエド)



露になった肌に、薄桃色の がツンと勃っている。

「・・・エド、愛してるぜ?」

 鳶色の瞳を眇め、青年は愛しそうに少年にキスをした。

「んッ、奥さん・・・いる、くせに・・・っ」

 ヒューズの言葉に、エドは喘ぎながら返事を返す。

苦笑して、ヒューズはもう一度唇を押し付けた。

「エド、お前はな、俺の奥さんとは別の位置で愛してんだよ」

 エドが眉根を寄せる。

「なん・・・ッだよ、ソレっ・・・」

 その問いには答えず、ヒューズはただ唇の端を上げた。

 そして、挿れるぞと低く呟いて少年の中心に深く己自身を打ち込んだ。

「あァッ!!」

 自分の中に異物が入ってくる不快感にエドは仰け反る。だが、何度も彼に慣らさ

れている身体は“不快感”を“快感”に変えてゆく。

「あッ、んン・・・ふぁッ、ア!!」

 叫びが嬌声になり、少年の身体が桜色に染まる。

「・・・俺とエドがこんなコトしてると知ったら、ロイの野郎怒るな・・・」

 ふと同僚の顔を思い出し、ヒューズは笑みを洩らした。

「なんで・・・、大佐のっ、名前・・・出て、くんだよ・・・ッ?」

 圧迫感に喉を詰まらせながら、それでも問う。

それに、ヒューズは少し驚いた顔を見せた。身体を前後に動かしながら。

「・・・お前、知らねぇのか?」

 “焔の錬金術師”が“鋼の錬金術師”に傾倒しているという話は、有名なのに。

だが、エドはただ眉根を寄せるばかりだ。

「んンっ、はぁ・・・ッ! なん、の・・・コト、だよ・・・っ! あッ!」

「・・・いいや? 何でもねぇよ」

 それは 。

 愛の言葉は、自分で言わなければ意味が無いのだ。

 もっとも。

(ロイなんかに渡す気は、全く無いけどな)

 今まで自分が大切にしてきた子猫を、易々と渡せる訳が無い。

離れても、離さないし。

「・・・エド、愛してるぜ?」

 始めに言った台詞を、もう一度繰り返す。

その耳に、その唇に、その身体に、その全てに。

忘れたりしないように。忘れても、思い出せるように。

少年の身体全てに、“愛”という名の刻印を。

 ヒューズの囁きに、エドはふっと焦点を合わせた。

「んッ、・・・知ってるよ、そんなの・・・っ!」

 今度は、ヒューズが動きを止める。

エドの言葉を反芻して、やがて、コイツには敵わねぇなあと口には出さずに唇だけ

動かした。

「ッ! 動き・・・っ、止めんな・・・・・・ァ!」

 エドに言われて、ヒューズはわりィと呟きながらまた腰を動かす。自分でも、少

し力が入っているのが分かった。

 “知ってるよ”

 少年の一つの言葉は、今まで返してくれたどの返事よりも愛の言葉に近くて。

それを理解した時、ヒューズは眩暈がしそうな程嬉しかったのだ。

 “・・・知ってるよ”

 もう一度繰り返して、青年は唇の端から笑みを零すのだった。










あとがき。

 ヒューエドって何故少ないんでしょう・・・? 大好きなのですが。というか

古茶はエド受けなら何でも大好物なので! これからもたくさん書いていきますわ

! 
 デスノの小説UP、もうすぐなので待ってて下さいね、AAKOさん♪

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