昨日は盛岡は雪が積もっていました。
駅まで夫に送ってもらい、夫はすぐに帰ろうとしたのですが、乗車券の買い方がよくわからず、もたもたしていたら
「何やってんだよ~」と戻ってきてちゃんと買ってくれました。
「乗車券は往復買ったからな、帰りは特急券だけ買えば良いから」
そんなことわかってるよ~と思いましたが
「さすがあ。旅慣れてる人は違うねっ!」
と言った私です。
まあそんな夫と離れて、自分だけの時間がこれから始まると思うとわくわくして、もう心は杜の都仙台に飛んでいました。
10:40のはやてに「三陸ウニ弁当」を買って乗り込みました。南下していくと車窓の雪景色はだんだん薄くなっていき、水沢あたりはまったく雪はありませんでした。途中の田園に白鳥がたくさんいました。
仙台には一時間足らずで到着しました。
駅弁食べてお茶とコーヒー飲んだらもう着いたのですよ。
さて、めざすは青葉区中央市民センターだ!
あれ?どう行くんだっけ??
私は17年前仙台に夫の転勤で、2年間住んでいました。でも住んでいたのは太白区というところで、仙台駅からずっと離れたところでした。ほとんど車で移動していたので、駅と商店街の位置関係がわからな~い!
地図を見ながらあちこち歩いてやっと到着いたしました。
仙台に何で行ったかと申しますと、シェイクスピア・カンパニーの新年会に出席するために行きました。
昨年カンパニーのサポーター会員になりたいと事務局にメールを送りましたら、主宰の先生から新年会のお誘いがあり(図々しくも)参加させていただくことになりました。(きっと先生は冗談で誘ったのだと思いますが、冗談が通じない私なので…)
年が明けて事務局の方から、初稽古もありますよと教えていただいた私は、興味津々で稽古場所に見に行ったという訳です。
市民センターには、舞台で拝見した方々がぞくぞくと集まって来ました。
「おーはむれだ!あっえりあ姫だ!ひゃー神谷草人だ!」
とミーハーぶりを隠しておとなしくしていましたら、先生が紹介して下さって
「さあ、ワークショップをやりましょう。できるでしょ?」
といきなり私も入って稽古が始まりました。
演劇のワークショップは経験があったので、とても楽しくできました。
ワークショップの合間に先生のゆかいな話もあり、あっという間に終了しました。
その後はミーティングでした。これは遠慮しましょうと思ったのですが、退室の機会を逸して、とうとう最後まで参加してしまいました。
内輪の話でしたので「良いのかいな」と思いましたが、「破無礼」上演に関して、舞台裏のいろいろな苦労話がたくさん聞けてよかったと思いました。
ミーティングのあとは新年会の会場へ。
タイ料理のお店で、野菜たっぷりの生春巻を食べ、何だかよく分からないけど辛いお料理をお腹いっぱいいただきました。
先生と私は同じ世代で、どうやら同じ時期に東京にいたらしいのです。
平田オリザが大学の後輩で、教えたこともあるというお話にはびっくりです。
「去年オリザさんが盛岡に来てワークショップやったんですよ。私も参加しました。」
と言ったら
「どんなことやったの?」
と聞かれたので、いろいろ話しました。
盛岡公演は赤字覚悟とおっしゃってくれたのが、とてもうれしかった。
「sugaさんと知り合いなんです」
と言ったら皆びっくりしていました。
「sugaさんは破無礼の構想の段階から関わっているのよ~」
と聞いて、なんだか身内を褒められているような気がしました。
破無礼の仙台公演のあと、平泉で公演をしたのは、知っていましたが
方言を使うことの是非について、ずいぶん批判的な意見がでたそうです。
その時のことを先生が話していて
「それでさ、あんまり喧々諤々になったもんだから、どっかのおばさんがさ、言ったんだよ
『いんじゃないの。おもしろかったんだから。それより早く帰りて~』ってさ」
一同大爆笑でした。
ああ、それから昨日は奈美さんの誕生日だったそうで、齊藤さんという方がわざわざケーキを買ってきてくれて、皆でお祝いしました。
帰り際に先生が
「まあ稽古は月一回だから遠いけど、大丈夫だよね」
と私に言ったのが、たいへん気になるのですが…
帰りの新幹線では、本がゆっくり読めました。
楽しい楽しい休日でございました。
PR
カレンダー
コメント新着