あの場所。

あの場所。




ミ―ン ミ―ン・・・

蝉の鳴き声が聞こえる。

僕はただじっと蝉の鳴き声を聞いていた。

≪暑い・・・≫そんな声が聞こえてきそうだった。

近くにある中学校の体育館とグランドでは・・・

どの部活も汗をかきながら練習していた。

【メ――――――ン】と気合の入った声・・・剣道部だった。

どの部活も一生懸命だった。

僕はふとある部活を目で追っていた・・・。

どろだらけにもなりながらプレーをしていた。

隣町の中学校と練習試合をしていた野球部に

1対2で負けている・・・9回裏の攻撃だった。

ツースリー満塁・・・絶好のチャンス。。。

【バッタ―〇〇くん今打ちました。】

ベンチにいる仲間の声援とともに遠く伸びていった。

あと・・・1m長く伸びていれば・・・

真夏の青空の下で頑張っていた・・・

僕は思い出した。

そぅ。去年の夏・・・僕はグローブを持ってプレーをしてた。

あの場所で。

どんだけ怒られてどんだけ悔し涙を流しただろうか・・・

他校との練習試合・・・最後の試合・・・

頑張っていた日々が浮んだ。

もう・・・それで試合はやることなく・・・

中学校生活の部活は幕を閉じた。

今。。。僕の目からはこぼれ落ちそうな程涙が溜まってた。

もう一度あの場所でプレーがしたい。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: