恋涙 ~ renrui ~

恋涙 ~ renrui ~

前世の追憶壱拾


自分のモノではないような感覚

あの時走った激しい頭痛と微かに聞こえた声
私は記憶を巡らせるも霧がかかったように思い出せずにいる

重い躰を引きずるようにバスタブに行き躰を癒してると
私は思わず声を上げた

衣服を脱いだ私の胸元に花弁のような痣ができていて
それは今までなかったモノ

紅い色した痣・・そっと指を伸ばして触れてみる
私は不思議に思いながらもあまり気にしない事にした

それよりも考えなくてはいけないことがあったから
夜兎の事・・雪の事

どちらも好きな私は最低。雪の傍にいれば安心できる
夜兎の傍にいれば不思議と愛しさと切なさがこみ上げる

ベットの脇に腰を下ろし夜空を見上げた・・・この日は満月
銀色に光る月が私を見下ろしていた

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: