韓国2003夏 ２
◆ 韓国旅行2003夏 3日目
疲れ果てて昨夜寝たのは３時近く。
「８時半には起きて、９時には行動開始しよう！！」と話していたのに、、、起きたら９時半だった～～っ！
あたしとこの友人は朝は弱いんだよねぇ。
もう一人、今回は来なかった友人が朝早いのでいつも起こしてもらってたのだ。
うーん、ヤツがいないとどうしても夜型になっちゃうぅ（笑）
といいながら慌てて支度をして。
おっと、キムに電話しなきゃ。
ってことでキムに電話。
・・・なのになかなか出ず。
あきらめて切ろうとした瞬間やっと寝ぼけた声で出てきた。
どうやら、深夜？朝方？？まで飲んでいた様子。
韓国の人は休みの前の日はとにかく飲み歩くらしい。（キム談）
だから、昨日中に電話くれって言ってたのねぇ～。
キムはこれから準備したらお昼くらいになっちゃうというので、時間がもったいないので東大門で待ち合わせすることにして、急いで支度をしてから地下鉄に乗ることにした。
ホテルを出たところで駐車禁止の看板を見つけたのでパチリ。↓
やっぱりレッカーされちゃうんだね～～（笑）
このあたりは、オフィス街らしく、こんなに近代的な町並みです。↓
南大門などの市場街とすぐ近くとは思えないくらいでしょ・・・。
さて、地下鉄に乗って東大門に着いたのは、もう１１時近く。
フフフ、今日も朝食食べそびれた。
で、朝食兼用のランチは、東大門にそびえ立つファッションビル「斗山タワー」のフードコートにて。
このフードコートは、前回ソウルに遊びにきたときもお世話になったの。
夜遅くまで開いているし、食べたいものを自分で選べる。
しかもお店も１０店舗以上入っていて、種類も豊富なのでお気に入り。
で、今回は悩んだ挙句、キムチチャーハンとピンピンなんとか（名前忘れた）を頼むことに。
ピンピンなんとか・・・は、トッポッキという韓国の有名なチープ料理（米でできたお餅や野菜を唐辛子味噌で煮て？あるもの）にインスタントラーメンが入っているもの。
どっちも初めて食すのでちょっとワクワク♪
レジでお金を払い、代わりに番号がふられた引換レシートをもらう。
出来上がると店の前の電光掲示板に番号が表示される仕組なの。
程なくして、各お店に番号が。
そしてできたのがこちら↓
まずはピンピンなんとか・・・（笑）野菜にトッポッキ、インスタントラーメン、それに謎な腸詰のようなもの？などなんでも入った真っ赤なごった煮風。
一口食べたら・・・ヒィ～～！激辛～～～っ！でも超ウマーイ！
激辛スープにはインスタントラーメンがとてもよく合うのだ～。
こちらが、キムチチャーハン↓
チャーハン自体はいたって普通。日本のと変わらない・・・。
だけど脇にのっているチリソースが、これまた激辛～っ。
激辛唐辛子好きな私はウフウフだったけど、さすがに友人は「ちょっと、このソースがついてるほうをクマコが食べてっ！」と言ってた・・・。
でも、とにかく何を食べても真っ赤なんだけど。
これって、味覚障害になりそうよ～（笑）
おなかも満足したので、斗山タワーをふらついて、甥っ子の洋服をゲット。
３００円のＴシャツに１，０００円のパーカー。フフフ、安いわ。
他にもいろいろと見てはみたけど、イマイチピン！とくるものがなかったので、次は近くの皮製品専門の市場へ移動。
ここは、１階はカバン、２階は皮ジャケット、コートなどの専門ビルなの。
とにかくところ狭しと皮ジャケットが並んでる・・・。一つ一つのブースは小さいけど、品数はかなり豊富。
それに、デパートよりは随分安いのです。
日本の雑誌、キャンキャンやＪＪなんかにも紹介されてる店ってのも何店かあって、そういうところは雑誌の切り抜きが置いてあったり、壁に貼ってあったりして、日本の女の子目当て。
とりあえず市場の中でも有名なお店に。
前回来た時、ココでかなり粘った記憶が・・・。そして結局値段の折り合いがつかずに買えなかったという苦い思い出。
今の時期は皮製品を買いにくるバイヤーさんも多くないので、おじさんはヒマそうにしてたわ。
今年はぜひムートンが欲しいと思っていた私は、早速見せてもらった。
ン～日本で売ってるのより軽いし、着易いわ～。
で、オジサンこれいくら？？？
「黒は４７０００円でその他は５万。」
・・・高いじゃないのよ。
でも、このオジサンはおまけしてくれないのわかってるので、さっさとあきらめたわ。
友人は「ウサギない～？」と聞いたら
オジサン「ウサギは今人気ないから置いてないよ。ハッハッハ」と笑われてた。
人気なくても欲しいものは欲しいのよ～！と友達はイジけてたわ。
で、ふらふらと他の店を覗いていると、毛皮専門店を発見。
・・・といってもフォックスなどの高級ものって感じじゃなくて、ウサギちゃんとかお手頃そうな感じ。
そこで、友達がひとつ目をつけた。
店のおばちゃんは留守・・・。お昼に出ちゃった？？？
すると前の店のお姉ちゃんが「どうぞ～！」と来てくれて。
お値段を聞くと「ウーンと～～～２３０００円！」だって。
あら～♪バカに安いじゃない。買うわ～～と張り切るお友達。
その姿を見て、お姉ちゃんは「あら、卸値言っちゃったわ。ま、でもいいわ、今人気ないし。多分大丈夫♪」
･･･自分の店じゃないから、お気楽ねぇ。
次にウサギ！！って感じのジャケットを発見。
・・・これはカワイイけど、高いぞぉ～？？？
で、お姉ちゃんいくら？
「全部一緒、２３０００円。」
ヘ～～～～～～っ！？いいの～？？？
ってことで２３０００円でお買い上げ・・・と思いきや、友人はきちんとディスカウントさせることを忘れず・・・
「２２０００円しかないから、２２０００円でいいよね～♪」
（これが彼女のいつもの手）
お姉さんも自分の店じゃないから、「オッケー！」とか言って・・・。
その直後、店のオーナーらしきおばちゃんが帰ってきた。
韓国語で２２０００円で売ったことを報告し、お金を渡すお姉ちゃん。
するとっ！おばちゃん怒り出した～～～っ。
怒って、お金を手に持ったままどこかへ電話をし出した。
ヤバイ、やっぱ安すぎたんだ・・・。
でも、買っちゃったもんね～～～♪
次にお姉ちゃんの店で、今度は私がお客。
ムートンは置いてないって言われて出されたのは普通のジャケット。
だけど、皮がイイ。
柔らかい。
これは買いかも・・・？
１７０００円→１５０００円まで下げてもらって購入した。
フフ、秋が待ち遠しいわ。
おっと、またキムに電話するの忘れてたよ。
「お姉さん、悪いけど電話貸して～？」というと快く、キムに電話してくれた。
３時半に先ほどの斗山タワーの前で会うことを約束して、電話を切った。
皮市場を出たら、雨が・・・。
今年の韓国の夏はやたらと雨が多いらしい。
日本も冷夏だったし、ちょっと異常気象？なのかしらん。
地下道を通って、斗山タワーの前にくると結構本降りになってきたので、タワーの中で傘を買う。
１本５００円のおりたたみ傘。しかも二人で１本（笑）
まだ日本のように軽量化の傘っていうのはあまりないのかな？久々に重い傘だわ。
約束の３時半になっても、キムは来ない・・・。
また来ないよ、アイツ・・・チッチッと文句を言いつつビルの前で待つこと15分。
やっと現れた～！
雨が降ってきて、いつも渋滞してるソウルの街がいつも以上に大渋滞をしていて時間がかかったらしいわ。
とりあえず東大門のあたりは混雑が激しいので、街中を抜けて・・・。
ドコへ行こう？？ということで、向かった先はソウルタワー。
ソウルにも東京タワーのように大きなタワーがある。
タワー自体の大きさは、東京タワーよりも小さいのだけれど、町を見渡せる丘の上に立っているのでかなりの高さ。
雨だけど、とりあえず一度も観光をしていない私たちはソウルタワーに上ることにした。
一人5000ウォン（約500円）
ちょっと高いわね・・・。（キムは顔パスだった・・・チッ）
展望台まであがると・・・。
オオォォ～～！東京タワーと似てるかも（笑）
キッチュな感じよん。（パンダの乗り物はいなかったけど）
展望台から見渡すソウルは・・・狭い。
それに、高層ビルの多さ、そして高層マンションの多さにビックリ。
ソウルの地価が高いというのもうなずける。
こんな狭い中に住むのは大変だわ・・・。
↓雨でイマイチの眺望・・・
ソウルの家賃のお話や、平均給料の話なんかを聞いてソウルっ子の生活環境がちょっぴりわかったような気がした。
疲れたのでコーヒーでも飲もう・・・とタワーを出たところにあるカフェへ。
私とキムはコーヒー、友人はナツメのお茶をオーダー。
（コーヒー、お茶とも約400円程度。日本とあまり変わらない）
そういえば、韓国のレストランでは灰皿をあまり見かけない。
女性で喫煙している人なんてまったく見ない。
喫煙は、儒教の教えからしてよろしくないことらしく、女性喫煙者は結構陰で吸ってるんだって。
それに、今年の６月あたりから、ソウル市内のレストランは全店禁煙！！になったとのこと。
とは言っても、たまに灰皿が置いてあるところもあって「その辺が統一されてないんだけど、一応罰金なんだよなぁ・・・」とキムは言っていた。
この喫茶店は、キムが「灰皿・・・ないよね？」と聞いたら、奥から出してきた。
ウゥ～ン・・・謎。
しばらく待つとコーヒーが出てきた。
・・・が、香りが？
なんか違う～！コーヒーの香りじゃない～～っ（涙）
キムいわく「今はフレーバーコーヒーが流行ってて主流なんだよ。おいしいよ。」とのこと。
ここのは、ヘーゼルナッツコーヒーでした・・・。おいしいかなぁ・・・普通のほうがいいよぉ。
友人の頼んだナツメのお茶は、ものすごーく甘い。
でも、飲みやすいかな？デザート茶って感じだった。
お茶を飲みながら、キムの身辺調査。
なんでタクシーの運転手してるのか？とか、家族は？とか（笑）
・・・あ、ちなみに、書き込みでいくつか「韓国のタクシーは怖い」とあったので、ご説明。
キムの乗っているタクシーは「模範タクシー」というタクシーで、一般タクシーとは別です。
高級ホテル等でしか乗れない、観光客専用のようなタクシーなの。
一般タクシーよりも値段は高いけれど、英語か日本語が必ず話せて、ぼったくられる心配が（あまり）ない。
韓国ではあたりまえ？の相乗りもできない。
車も高級車。
あたしもタクシーは怖いので、ちょっと高いけれどいつもこの「模範タクシー」に乗っています・・・。
話は戻って・・・。
キムはタクシーの運転手はサイドビジネスだそうだ。
観光のお仕事をしているんだけど、運転手をして人脈を作っているらしい。
なるほどね～。
さて、そろそろ夕方。
これからどうしよう？
あたしたちはちょっと買い物したいかも。
・・・ってことでスーパーに連れて行ってもらった。
海外旅行にきたら、必ず寄るのがスーパー。
ここで、地元の人と一緒に食料品などを買うのって楽しいよね。
今回もお菓子や、インスタントラーメンやらを買い込んだ。
雨の中、動くのもだんだん面倒になり・・・。
キム「ご飯食べよう！！」
うーん・・・じゃぁ、そうするか。
キムの車は明洞にあるホテルに駐車場を借りているので、とりあえず明洞まで移動。
車を降りて、何を食べようかということで入ったのは、市庁あたりの海鮮ものの鍋のお店。
韓国では、小さいタコの鍋というのも有名で、あんまりタコ好きじゃないから食べたことなかったんだけど、ま、一度くらい食してみましょう～！
またもや地元の人しかいないお店。
今度は日本語どころか漢字も英語も見当たらない。全部ハングル～～～（@_@）
何が何やらまーったくわからないので、キムにお任せ。
お酒の強い友人とキムは焼酎で乾杯。
最初から焼酎だよ～！ビールで乾杯！はないのか～？恐ろしや～・・・。
韓国の焼酎（ジンロ）は、甘い。
それをストレートでがぶがぶ飲むのだ。
二人ともうまいうまいとガンガン飲んでるけど・・・今日日本に帰るんだけど、大丈夫？？
程なくして、真っ赤に染まった小さなタコがいっぱい入った鉄鍋が現れた。
鍋というより大きな鉄板だなぁ。
モヤシやキャベツが豪快に盛ってあるところに、トウバンジャンを和えたタコがのっていて。
↓最初はこんな感じ。
グツグツと火が通ってくると野菜から水分が出てきて、そしてまたもや真っ赤に染まる鉄板・・・。
ヒャ～辛そう～～っ。
目に染みますわ。
もう食べられるよ～ってことで、お皿に盛ってもらって（全部キムがやっている・・・あたし達女性２人は食べるだけ（笑））、パク。
ウマ～～～イ！
辛～～～～い！！
今回の旅行中、もしかしたら一番辛いかも？？？
でもあたしも友達も辛いものはノープロなので、パクパクいただいたわ。
途中、店のオバちゃんがキムに何か話していった。
「なんて言ったの？」と聞くと
「この日本人は、平気な顔をして食べてるけど、辛くないのかしら？って驚いてたよ。」だと。
なので大きな声で「マッシソヨ（ウマイ）～～～～～！」と言ってあげたわん。
オバちゃん嬉しそうだった。
鉄板がだいぶ空になり始めたところで、キムがオバちゃんに何かをお願いしている。
何？って聞いたらご飯を頼んだんだよって。
その残りのスープの中に、ご飯を入れておじやのような焼き飯のようなものを作ってくれるのだ。
海苔もいっぱい入れて・・・。
これは、また少しマイルドになってとてもうまかった。
でも、もうおなかイッパイで一口で限界であったが。
そのあと、キムは冷麺まで頼んでいたけど、あたしは味見が精一杯。
写真すら撮り忘れたわ～。
こっちに来て初めて辛くない食べ物だったことしか覚えてない。
その間、キムと友人は、ビールまで飲んで満足そうだったわ。
キムは真っ赤になってたが、友人はぜーんぜん変わらず。強いなぁ・・・。
お会計は、キムが持ってくれた。フフフ、おごりよ～♪
接待ですって。
今後、お友達に紹介してね☆だって。
店を出て、タクシーでホテルまで帰ることに。
キムがタクシーを止めてくれたけど、一般タクシー。
「ねえねえボラれたりしない？」と聞く私に「そうだなぁ･･･心配かも。」と。
結局キムもホテルまで着いてきてくれた。
ま、両手に花で幸せそうだったからオッケーか。
ホテルの前でハグして、サヨナラ、キム。
またいつか会おう。
◆ 韓国旅行2003夏 3日目
キムと別れて部屋に戻り、慌てて片づけを始める私達。
短かったソウルともこれでお別れだね～～・・・といいつつ、荷物詰めに奮闘中！！
そこへ電話が・・・。
『え～？なんだろ？？？』と思いつつ、友達がでると。
それはキムからであった（笑）
なんだよ～？？
彼はしきりに忘れ物をしたと。
友達が「え？何を？」と聞くと
「お別れのキス」 だって～～～～～～～～～～～～～～！
ケーッ！！ただのヨッパじじいじゃ～～（笑）
友達との飲み比べに実はすっかり酔っていたらしいキムは、すっかり酔っ払いになっていたようだ。
アハハ
またの再会を約束（？）して、電話を切った。
深夜にホテルを出て、空港へ。
どこからともなく漂うキムチの臭いに囲まれながら、飛行機を待つ。
帰りのビジネスもきちんと温かい粥がでた。
・・・でもそれよりホント眠い、寝させて～～～！！って感じだった。
羽田に着いたのは朝の５時半近く。
ン～～～！すっごいツライ。 結局この日は昼過ぎまで動けなかったわ・・・。
そして昼過ぎ、見知らぬ電話番号からケータイに電話。
誰だ？？？？
８２から始まるその番号は・・・
国際電話じゃん～！
・・・ってことでキムからだったようですが。
すっかり寝ていました。
ハッハッハ
友人のところにも電話があったらしいが、友人も就寝中。
着いた途端に電話してくるとは、結構マメマメか？こいつ。
しょうがないなぁ～～よっぽど誰かを紹介して欲しいの？？？
・・・ってことで、帰ってきた翌週からソウルへ研修に出かける同部署の先輩にキムの電話番号を教えてあげました。
そして９月の終わりにソウルに遊びに行く先輩にもキムのことを紹介してあげようと思います。
この先輩はかなり金を使ってくれそうなので、キムにとってもいい客になるだろうと思う。
そして、あたし達にもまた会いたいのかな～～～～～・・・。しょうがないなぁ～～～～～～～～。
・・・ってことで（笑）
再度 ソウルへ飛ぶ ことにしましたーーーーーーっ。
ギャーッハッハッハ。
今度は１０月の予定です。
ハッハッハ
・・・あたし達ってバカ？
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