この広い世界で

ベトナム・ハノイ＜４＞

◆ ベトナム・ハノイへの旅２００４年９月３日～８日　４日目

今日がベトナム最終日。
毎朝、ホテルのショボいモーニングをつまんでいたんだけど、これじゃぁ美味しいものを食べる機会が少ないね～！っていうことに最終日に気づいた。。。

そんなわけで、今日は身支度を整えてすぐにホテルを出る。
美味しいフォーが食べたい！とフォー屋探しの旅に出る。

ホテルを出て、見慣れてきたホアンキエム湖を横目に、教会通りと呼ばれる地域に移動。

そういえば、９月２日はベトナムの建国記念日。
今年はちょうど５０周年に当たるらしく、こんな旗？もいくつも見られたわ。
ベトナム国民にとっては本当に重要な日なんだよね。
ちなみに３日間の祝日にもなるそうです。

これは、ハノイの大教会。
ネオゴシック用の教会は完成するまでに２年間かかったそうだ。
ベトナムは仏教徒が多いかと思いきや、結構キリスト教徒も多いんだよね。
ホーチミンにも立派な教会があったし・・・。
残念ながらミサ時間以外は入れずなのでお外からのみの見学です。

こちらは、小学校の朝礼のようなものかしら？
覗いて撮ってしまったわ。ふふふ。
ハノイの小学校も今日から新学期なのです。
お当番なのか、３人の子供がみんなの前で歌を歌いながら踊ってました。これがまた微妙～な踊りでかわいかった。
しかし、他の子供たちは一緒に歌うわけでもなく、真剣に見るでもなく、よそ見をしたり、扇子でパタパタ扇いでたり。
暑い中踊ってる子供達がちょっと可哀想だって（笑）

大教会前のカフェで朝食。
教会前は緑が多くて、見た目気持ちイイ♪
この周辺は、オシャレなカフェやショップがいっぱいあるの。
日本人オーナーの店や、フランス人オーナーの店など、すごいセンスがいい店がいっぱいでフラフラと歩くだけでもかなり楽しい。

念願のフォー。これは、フォーガー（鶏肉）
見た目はオシャレなフレンチ風カフェなんだけど（笑）出てきたフォーはかなり本格的なお味で、香草の香りもバッチリでしたわ・・・。
ここで出されたフォーに入れる辛いソースが美味しくて、お店の人に聞いたら『サテ』というものだと言ってベトナム語でメモを書いてくれた。
よし。これを買って帰ろう♪

朝食後、また街を散策。
←このように商品を売り歩いてる人をよく見ます。
一番多いのは、果物屋さんだけど、この方のように雑貨を売ってる人も多かった。
この藁の笠が涼しいんだよ～。ホントに。風通しがいいし、日陰も大きいし。

↓町の風景。路地の果物屋さんにお花屋さん。

バイクの列にも慣れ、暑さにも慣れ、私たちは順調にショッピングを続けます・・・。
今日が最後だから悩んでる時間がないのよ～～～（涙）

行ってみたいショップは街に点在してるので、結構疲れるのよね。
『思ったより広いハノイの町』これが私たちの３日間の感想。
ガイドブックにもあまり載っていないハノイの街は、とても小さな街でもしかしたら１日で周りきっちゃって日が余るかも・・・なんて思ってたけど、とんでもない。
ホーチミンでは、ショッピング街が中心に集まっているので移動は楽だったんだけど、ハノイは結構時間かかるわ。

いろいろ歩きつづけてあっというまに午後２時。
ランチにはもっともっとローカルな感じのフォーが食べたいね！ということで、ガイドブックにも載っている有名なフォーの店に行くと・・・閉まっている（涙）
無休の店って書いてあるのにぃ。

なんと実は、これで閉まってたのは３店目！
地〇の歩き方・・・間違いだらけじゃないのよ～～～～っ。

気を取り直して、道端で人が結構集まっている店に。
『フォーありますか？？？』と言ったら通じてるか通じてないかわかんないけど、『ウンウン』とうなづく女性。

座れと促されたので道端のイスに座っていたら出てきたのがコレ。
『フォーじゃないじゃん～～～～～！！！！』
なんだかわからないけど、ローカルフードには違いない（笑）
仕方がないので１個だけ頼み、パンも１個貰って食べることに。
店員さんにお客さん、みんな寄ってきて食べ方をコーチしてくれる。
『パンをコレにつけて食べるの！』って言ってるみたい。
え～～パンにコレ、合いますか？？？
仕方がない郷に入れば郷に従えという言葉もありますからね・・・。

これは、どんなものかというと、赤いのは辛いわけではない・・・。何の赤さかはわからない。
味はアッサリした牛肉のスープって感じ。
あたしの苦手な八角の香りがガンガン効いてるいかにもローカルフード的味わい。
しかし、このバケットが超超うまいのだー。
アツアツの焼きたてで、周りはカリっと中はふんわり。
東京の有名店のたっかーーいバケットよりヘタしたらうまいよ。ホントに。
さすが元おフランスだわ～。路地店で出すパンがこんなに美味しいなんて想像もしてなかった。
思いがけず食べたランチでしたが、結構いい思い出になりました。

ちょっぴりおなかも満たされて、冷たく冷えたコーラも飲んで、またまた行動開始。

次に向かったのは大本命の『ipa-nima』
ipa-nimaといえば、ベトナムハノイ発祥の可愛いバッグや雑貨のお店ですわ♪
日本でもアメリカでも人気のお店の本店は、歩いて２０分以上のはるか遠くにありました・・・。

で。何か買ったかというと私はゼロ。
ちょうど夏物から秋冬に切り替わり時期であんまり惹かれなかったんだよな。
友達は３つもバッグを買ってましたけどね（笑

買い物をしていると１日がたつのがものすごく早い。

あーっという間に日が暮れて、既に６時過ぎ。
今日は、どうしてもやりたいことが１つ。
それは、１日目に見ようとして見れなかった水上人形劇を見ることなの。

６時半近くに水上人形劇場へ行って、８時のチケットをお願いするとなんと売り切れ！
６時半からのだったら今始まったばかりだから見れるとのこと。
もうちょっと買い物があったんだけど、でも、コレもやっぱり見ておきたいし・・・というわけで、２枚目のチケットを購入して中に入る。

説明書と扇子を貰い劇場にはいると、ほぼ満席！
毎日２～３回公演なのにこの盛況ぶりはすごいです。
ベトナム語での説明と英語の説明が最初に入ったあとは、ベトナム語の歌にあわせて水上で人形が踊るのだ。

池？の脇に座る演奏団。歌も歌いながら伝統楽器を操っていますの。
いい声してるわ～

わかりづらいけど、このように水上で人形が踊ったりはねたりしている。
人形使いは水の中じゃなくて奥にいるらしい。人形の後ろに長い棒がついてるのがたまに見える。
それにしてもすごい動き！魚がはねている様子、鳥が泳ぐ様子、子供が遊ぶ様子など。
ゴメンなさい、私はずっと爆笑してましたけど。
内容は、昔のベトナムの生活をお話にしたものらしく、短編のものが７つくらい？行われていたよ。

最後に、人形使いの人たちが挨拶に出てきた。
このときにどうやって人形を使ってたかが種明かしされる仕組らしいわ～。
拍手大喝采でした。（特に欧米人）
しかし私はホーント笑いました。これはね、一種のコメディだわ。

念願の水上人形劇が終わったのが７時半。
ハノイとのお別れもそろそろ終わりが近づいてます～～～（涙）
今日のＰＭ９時半にはホテルを出て、空港に向かわなきゃいけないのよね。

ハノイ最後の晩餐に選んだ店はＱＵＡＮ　ＣＯＭ　ＰＨＯ（クァンコムフォー）
ごくごく一般的なベトナム家庭料理が食べられる美味しいお店と評判がいいのです。
最後の夜なので厳選した今日のメニュー・・・。

海老と野菜の炒め物。
意外とこの純粋に『炒め物』ってものが一番美味しかったりする。
これがまたＧＯＯＤでしたの～。海老のプリプリ感と野菜の甘さがグググッ♪

そして再度念願のフォー。
ここのお店のものは幅広麺を使っていました。
サッパリして美味しい。

そしてこちらがおなじみ空芯菜のニンニク炒め。
ホーチミンでは飽きるほど出会ったこの炒め物も、実はハノイでは初めてなんですね。
シーズンオフなのかしら・・・と思ったけど、ちゃんとありましたよん♪

これに壷で炊いたご飯をオーダー。
周りのお客さんはほぼ地元の人で、やっぱり炒め物とご飯を頼んでる人が多かった。

最後の食事もかなり大満足でこれにてハノイは終了です。
あぁ・・・時間が足りなかった～～～～っ。

今日の飛行機は夜中の１２時に出発。
明日の朝にはソウルに到着です。

・・・え？ソウル？？？（笑）