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2012.05.20
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カテゴリ: チベット仏教
ダルマクラブ はいつ?」と、ある夜、娘に聞かれた。
「メェは最近、学校が終わった後とか疲れて、
 イライラして、 怒りっぽくなっちゃうときがあるんだよ。
 ずっとダルマクラブに行ってないし、瞑想もしてないし。
 ねえ、ダルマクラブ、今度はいつ行けるのかなぁ?」、と。

ダルマ・クラブとは、子どもの 仏教教室 である。
「 ダルマ
精神的・霊的な教えを意味する、仏法のこと。

以前ブログにも書いたけど、
FPMTの チベット仏教 センターでは、月に一度、
仏教哲学や瞑想のやり方を、
子どもたちにもわかりやすく教えてくれるのだった。

そこにうちの子たちも、家が近いこともあって、時々参加している。
だけど親に言われて通っているのだと思っていたから、
あのときは、娘からそんなふうに言われて驚いた。

娘が、ダルマクラブや瞑想を、心の中で
そんなふうに位置づけしているとは、思ってもいなかったから。

パオ~ン

思えば、娘も十歳。
これからますますセンシティヴなお年頃になってゆくんだろうな。

娘がそんなことを口にしたのは、3月の中ごろだった。
そうして、
現代社会に生きる子どもたちの日常は、大人同様、忙しい。

雄大にして、のどかなイメージからは程遠く。

そのうえ、ダルマクラブは、 月一 なので、
なんのかんので他に動かせない予定が入ってしまって、
結局、参加できたのは5月も半ば、20日の今日。
思えば、半年ぶりのダルマクラブなのだった。


私は息子に付き添って幼稚園&小学低学年のクラスに参加したのだが、
娘の方は小学中高学年の方に参加してきた。
教室の後、娘はポスターを手に戻ってきて、何をしたかを話してくれた。

今日は、
どんな心の状態が、
どんな言動を生み、
それがどんな結果につながってゆくか?
ということに関して勉強したのだそうである。

怒り、哀しみ、恐れ、不安、喜び、満足、感謝の気持ち、平和な心の状態―
そういう様々な気持ちにあって、
自分はどう考えて、
それでどういうことを言うか、行動をするか、
そうすると結果的にどうなってゆくか、をみんなで考えたのだそう。

「先生が、まず自分の気持ちに気づくことが大切なんだって言ってたよ。
 たとえば、怒ってしまったら、
 まず自分が怒っていることに気がつかないといけないんだって。
 それから、怒りで行動したら、どんな結果になるかを思い出して、
 怒りをコントロールするんだって。

 でも、怒りのエネルギーは、
 どうなっても知るもんかって思うくらい、すごく強いから、
 大人でも自分が怒っているときに、
 コントロールするのは難しいって、言ってたよ。
 ママもダディに怒っているとき、仏教のことは忘れて喧嘩しちゃうでしょ」

はい、確かにその通りですが。。。

仏道では、怒りやネガティヴな心の状態に対処するための
テクニックが実はいろいろとある。
でも実際、怒ってる最中にそのテクを応用するのは難しい、つーか、
相手が非なる理由を数え上げては怒りを正当化することに忙しくて、
とてもじゃあないが応用する気にさえなれない、、、つー傾向はあるものの、
それでも日々精進、少~しずつ進歩してはいるんだよ。。。。


さて、写真は、娘が教室でつくってきたポスター。

絵の右下で歩いているのが、
私たち「ふつーの人」の「ふつーの日常」なんだそうである。

で、その人が「瞑想する」ことで、
心が「Kind though、優しい考え」になってゆく。

すると自然「Kind words、優しい言葉」が出てくる。

優しい言葉を話しているから、
「Not harming others、他者を傷つけることもない」。

いつも「Honesty 正直」でいられる。

だから自然に「Rejoicing、喜び嬉しく思う」ことが多くなる。

そうするうち「Wisdom、英知」もついてくる。

で、いつの日にか、「 仏陀 」に、なれる。
パォ~ン

自分なりに考えて、
その道を表現したのだそうである。


教室の後、子どもたちは皆でスナックを食べることになっているのだけど、
今日はこの後は、メルボルンで年に一度開かれる ジャパン・フェスティバル 。
今年は、子どもたちが土曜日に通うジャパニーズスクールでつくった
作品が展示されるというので、慌ただしくそちらに向かった。


その夜、ベッドの中で娘がぽつりと呟いた。
「ママ、せっかくダルマクラブでPeaceful mind安らかな心になっても、
 いろいろしてるうち、すぐまた忘れちゃうんだよね。
 怒りっぽくなったり、意地悪言っちゃったり、ムゥと喧嘩しちゃったり。
 どうすれば、あのときの心でずっといられるんだろうね?」

むむむ…、
そうなのだよ、娘よ、穏やかな心の状態を持続させるのは難しい。
私たち凡人には実際、至難の業なのだよ。
と同感しつつも提案してみる。

「ねえ、メェが今日、ダルマクラブでつくったポスター。
 ふつーに生活する、ふつーの人たちは、
 何をして、心をやさしくしていくんだっけ?」

「 瞑想 」

「じゃあ、瞑想しようか?
 せめて夜、寝る前だけでも毎晩、一緒にやらない?
 たとえどんなに短くても、 毎日やっていたら、
 少しずつ、少しず~つでも変わっていくから」

「じゃあ、あのポスターをここに貼って、
 明日から毎晩、瞑想することにする!」

そうして写真のポスターは、私たちの寝室に貼られた。

以来、娘と私は短い瞑想を毎晩一緒に寝る前にやっている。
6歳の息子も一緒にやりたがるので、
時に史上最短瞑想かもしれないが、
それでもこれが習慣になることを願いつつ―。








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Last updated  2012.06.09 08:59:45 コメントを書く
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