ユーカリの木陰で里の行

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2013.10.18
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カテゴリ: チベット仏教
「ニュンネ明けのチャイ・ 後編 」
長くて一気にUPできなかったので、
日付が後先になってしまい(とほほほ…)失礼します。。。
どうぞ 21日の日記の方から先に お読みくださいませ。

翌朝、5時のセッションは初めボロボロ だったけど、
やっているうちに頭が す~っと冴 えてきた。
初めの数回は 筋肉痛でへろへろ
光をイメージしてやるち体が す~っと楽 になっていった。

半分無意識化した頭 に、前日に聞いた、
ニュンネ歴8回、かつ15日間ぶっ通しニュンネ体験 まであるという
ベトナム女性の話が思い出されていた。
彼女は 短期目標達成を掲げ、とにかく楽観的にやる と言っていたのだ。

「水だって、 月曜の朝まで我慢 しなくちゃならないとか考えると、
気力が挫かれて、圧倒されてきちゃう でしょう。
だから 私は余計なことは考えない
とにかく 目先のことだけ を考える。
明日は、1セッション終えるごとに、
ああ、また1セッションやり遂げた、Yeah! と、
自分を讃えながらやってくつもりなの。

気づいたときには全うしてる ものだから」、と。

そうだ、喜びながらの努力 Joyous Effort は、6Perfections
徳行の一つ でもある。
この方法でいこう!と心に決めた。

そうしてセッションの合間は、部屋に戻って
ひたすら横になって過ごした (といっても眠れたわけではないのだけれど…)。
どうせ 昨夜深夜12時から 絶飲とともに無言の行も始 まっていたから、
昨日みたいにみんなとおしゃべりすることもできないし、
飲めないし、食べられないしで、 大してすることもなかった し。

3日目は、 思った以上に辛かったり大変だったりすることもなく、
淡々と
過ぎていったのだった。
思い返せば、 睡眠も3晩目が一番楽 だった。
といっても、最後のセッションは 深夜3時開始だったので、
2時半には起きてゴンパ入り
したため、
大して眠る時間もなかったのだけれど。

そうして、 最後のセッション を終え、窓の向こう、空が白み始めたころ、
夜明けのチャイ が回ってきたのだった。
噂に聞いていた、 ニュンネ明けのチャイ ―

尼僧さんがスパイスを煮出して本格的につくってくれる という
その チャイの美味しさ は友達から聞いていた。
初めてニュンネをやり遂げたとき 友人は、
スパイシーにとろ~りと甘いチャイの温かさを噛みしめ 、
思ったのだそうだ。
「 なんて美味しいんだろう。
チャイがこんなに美味しいなら、もう大して要らない や。
 人生にほんとうに必要なものって、案外少ないんだなぁ
」、とか。

私は そこまでの境地には至らなかったけれど、
チャイは、美味しかった。

ただただ、ひたすら、純粋に、美味しかった。

その後みんなで朝食をとった。
噂に聞いていた「 ゴージャスなブレックファスト 」は、
ポリッジ、何種類ものシリアル、ナッツやライ麦や様々なパン、と
炭水化物を主役 にした、
「ちょっと絶食して900gほどリバウンドしました」みたいなメニュー
だったけど、 美味しかった 。
誰かが差し入れてくれたココナッツジュースや手作りジャムも
とてつもなく美味しくて 、
みんなの爽やかな笑顔が たまらなく嬉しい 、朝食だった。

実際、実に爽快な朝だった。
ニュンネ中ほとんど寝てなかったので、
月曜の朝はさぞボロボロにゾンビ化 しているだろうと覚悟していたのに、
元気100倍!
不思議なほどエネルギーが心と身体にみなぎっていた のだった。

他も 不思議なこと があった。
たとえば2日目の夕方、 公園で出くわしたカモの家族 とか。

セッションの後、近くの公園を散歩していたら、
ひな鳥をぞろぞろと連れたカモの一家 に出くわした。
ふつーひな鳥を連れた 親ガモは人間を警戒 して、
近寄ると逃げてしまうものなのだけど、
このカモ一家は、立ち話をしていた私たちの方へ
なぁんと カモの方から寄って来た! のだった。びっくり
この公園は我が家からも近いので、
今までも子ガモを連れた鴨ファミリーを見たことはあるけれど、
親ガモの方から寄ってくるなんてことは、一度もなかった 。

けれど、暫くして気がついた。
他の人たちが通りかかると、
カモたちはささーっと湖の木立の後ろに隠れてしまう のだ。
それから暫くして他に人がいなくなると、
また現れては、私たちの方に寄って来る。
そうして傍で草をついばみ始めるのだった。
試しに立ち位置を変えてみた のだけど、 どこに立っても寄って来た 。

つい昨日孵ったばかりのような、よちよち歩きの、
ふわふわした愛くるしいひな鳥は、10羽。
私の ほんの足もとで、子ガモたちが草をついばんでいた!ぽっ
野生の子ガモをあんなに間近に見たのも初めての体験だった。

「Nyung Nye energy― ニュンネパワー よ 」、とクリちゃんが言っていた。

そうかもしれない、
ニュンネには、確かに、独特のエネルギー があった。
他にも不思議なことがいくつかあったのだった。

そういえば、これを書いていて気がついたのだけど、
2日目の晩に窓の外から聞こえてきたシェンさんの会話も
今思えば妙 だったナ。

彼は前回、早寝をしてしまって失敗したと言っていたのに、
ニュンネのときはいつも寝ないことにしているって発言は、
矛盾 してない?
でも あれは確かに シェンさんの声とアクセントだったんだけど…。
それに、 絶飲と無言の行が始まる数分前に
おしゃべりしながら散歩
なんてするものなんだろーか???
まあ、いずれにしても、あの言葉で私の気は楽になったのだから
誰の発言でも、 ありがたいことにかわりはない のだけどね。

そうして ニュンネ明けの朝 ―家に帰れば、
私が疲れ果てて帰ってくるだろうと ふんでいた夫 は
私の元気さに驚いていた。
実際、私自身一番、驚いた。
疲れて活動不能になっているだろうと半日予定を白紙 にしていたのに、
いつも以上に頭は冴え、一日中、力がみなぎっていた のだから。
この行で、 ニュンネ本来の目的、慈悲心がどれほど培えたか は
私の場合 はなはだ心許ない のではあるけれど…
確実に心は晴れ晴れとしていた のだった。

そんな私を前に夫は、 来年は自分もやりたい と言い出した。
おー、そう出たか。
もちろん、私もやりたい、やり続けたいと思っている。
そうすると、ニュンネは 年に2回しかない から、
来年からは交代で年に一度ずつ ってことになるのかな?
次のニュンネが今から楽しみ である。


さてさて、 10月といえば、 ハロウィーン ですね。
写真がないのも淋しいので( 雛鳥の写真でも取りたかった のですが、
なにぶんカメラもスマホもなかった もので…)、
子どもたちがつくってくれたハロウィーンクッキー をUPします。
お化けクッキー と パンプキンヘッド ― 甘党の私には味もなかなか でしたよ。








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Last updated  2013.11.28 17:41:02
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