SHINOBI.帝国-おむらいすの里

第十一話



アクアンがモニターを見ながら言った。
音量を上げた。

「ひさしぶりだな、ヒドラ。」

ヴァルボーグは懐かしそうだった。

「約七年ぶりか。」

ヒドラも懐かしそうだった。

「さて、今日は何の用かな?」

ヴァルボーグが問いかけた。
ヒドラはコーヒーを少しだけ飲んだ。

「・・・これから話すことはとても重要なことだ。」

ヒドラの顔が深刻になった。
ヴァルボーグは少し不安になった。

「もしかしたら世界が闇に染まるかもしれん。」

ヒドラは再びコーヒーを飲んだ。

「どういうことだ?」

ヴァルボーグが首をかしげた。

「闇文明がまた、よからぬことを始めた・・・。」

ヴァルボーグは思わず立ち上がってしまった。

「そのよからぬこととは?」

ヴァルボーグはコーヒーを飲んだ。
ヒドラは重い口を開いた。

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