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バル対策本部 元帥の間
五章 白と黒のボク 第一話
白い部屋
ここは何千というモニター以外は何も無いエリア
部屋中は白く大広間の様であり、何の音も聞こえては来ない
そして、ゲームの中に有るが
そのエリアに入れるのはGMのみ
ここはゲームの中の、GMの管理場だ
旋風との入れ替えでここの担当を受け持ったPC
名は、凍摩
「何だこのデータは・・・
何をモタモタしているのかと思えば・・・調査はほとんど進んで居ないではないか
気楽な奴らめ・・・仕方ない」
凍摩はモニターに背を向け、俯きながらこう言った
「まだ未完成ではあるが・・・試してみるのも悪くないな」
凍摩の背後で、突如地面から這い出てくる
合計八体の真っ白なモンスター
のっぺりとした人型で、チェイサーに似た容姿だが
目の色は赤ではなく水色の丸い目だった
「ここの奴らは彼を知らなさすぎる
私が、調査し直さなければな・・・
まずは・・・天使を差し向けてみることにしよう」
不気味な笑みを浮かべる凍摩の背中では
鋼の白き翼がゆっくりと広がっていった
悪食は緋花と別れた数日後、一人エルナスへと足を運んでいた
「また、会えたらよろしくなぁ!」と明るく去っていった緋花で有ったが
悪食は微笑み返す事しかできなかった
悪食のPCの変化は鎧を身に纏った状態の時だけではなく
キャラクター自体にも変化は出ていた
初期の茶色い頭髪が、黒色に毛先の部分だけ白色になっていた
だが、緋花も悪食自身も、あまり驚く事は無かった
ここまで来て、これが当たり前のような感覚になっていたからだ
これまでで、俺が出会った悪魔の所持者は
狂鬼
緋花
俺を入れると3人か・・・・
天使、悪魔を持つPCは26人
俺の知らない所で、同じ境遇の奴があと23人居る・・・
そして、いつか俺の前に現れるであろう
天使の存在・・・いや
今は考えないほうが良いんだろうか・・・
俯きながら、オルビス塔を下っていく悪食
そして、塔から抜け
エルナスに辿りつくと、誰かが悪食に声を掛けた
「おー!お主は何時ぞやの!?零蘭!あの少年でござるぞ!!」
「・・・・そう」
見慣れない二人組に声を掛けられた悪食は首を傾げたが
雰囲気からして、別に見覚えが無いわけでは無かった
「あんたら・・・あ!俺らをPKから助けてくれたPCだよな!?」
そうだ!まだ初心者同然だった俺と鎖位がPKに狙われて・・・
そん時たしか・・・助けてくれた二人組・・・?
スマートな甲冑姿の男と、帽子ですっぽりと顔が隠れてしまっている女
最初会った時と身形は少し変わってるみたいだけど・・・そりゃそうか
「覚えていてくれたでござるか!!拙者も主には会いたかったでござる!」
他のPCも居るのにやたらと声を張り上げる奴だ・・・
あいつの名はたしか、牙龍だったな・・・
「・・・あの時はありがとう、改めて礼を言わせて貰うよ」
「気にするでない!あれは拙者がお主を勝手に助けた事でござる」
人の良い奴だな・・・活気に溢れてるというか
牙龍の横に居る零蘭って奴は・・・何と言うか
牙龍とは対照的だな
「・・・・・私、落ちる」
「おっ、そうでござるか、ではまt」
牙龍が言い終える前にスッと落ちた零蘭
なんか気を悪くさせたのかと思ったが
「零蘭の事は気にするな、いつもああいう感じでござるから」
「いつもって・・・よく二人で行動できるよな」
「悪い奴では無いでござるよ、人と接するのは苦手なようでござるが・・・」
「じゃぁなんでオンラインゲームなんか・・・もしかして克服するため?」
「いや、もっと大事な事でござる・・・拙者の口からは言えんが」
零蘭を見て、何故か楽しんでいる感じがしなかったな
とても冷めていて、他人を寄せ付けようとしない雰囲気
人と接する事で楽しみが広がるオンラインゲームで
零蘭の存在は・・・少し俺と似ていたかもしれない
「ところでお主・・・その頭は・・・」
牙龍は、さっきから執拗に俺の頭部を見てくる・・・
牙龍も気づいたようだ、まぁ誰でも気づきそうなもんだけど
髪の色だろ・・・
「チートだと・・・思ったか?」
「いや、理解できるでござるよ」
「どういう意味だ?」
「そうでござるな・・・企業秘密でござるw」
あからさまに作り笑顔で誤魔化す牙龍
悪食は答えを追求しようとしたが、牙龍が続けた
「これから狩りでもいかがでござるか?」
「狩りか?・・・でも俺はここで狩れるレベルなんかじゃ」
「経験値を吸うくらいはできるであろう?少し話もしたいでござるしな」
「良いのか?・・・じゃあ、行くか?」
「うむ!」
気を紛らわせたかった今の俺には
断る事はできなかったんだろう
エルナスでも雑魚の部類に入るjrイエティを狩る事になった
牙龍の武器は相変わらずであり
大和と言う両手剣を巧みに扱っていた
スラッシュブラストと言う複数攻撃スキルでjrイエティ達を次々と蹴散らしながら
牙龍は背を向けたまま、悪食に語り始めた
「あの時一緒に居た友達は元気でござるか?」
あの時とは、PKに襲われたあの時だろう
という事は・・・鎖位の事だな
「あぁ・・・・元気・・・だといいな」
牙龍はキョトンとした表情で悪食の方へ振り返った
元気だと良い・・・あれから、あの出来事から一度も会ってない
無事なのかも分からない・・・
少し沈んだ表情の悪食の顔を覗き込む牙龍は不思議そうに言った
「喧嘩でもしたでござるか?」
「いや、そうじゃないんだけど・・・」
「最近INしてきてないでござるか?」
「・・・まぁ・・・そうだな、最近って言うか・・・もう全然なんだけど」
鎖位の行方は未だに分からない
あまりに唐突で、そこから消息さえも分からなくて
でも、生きている・・・絶対
正直言って俺はまだ、覇弓がリアルで亡くなった事に
未だに疑問を抱いても居る・・・
全てを受け入れても、例えソレが非現実的であっても
俺の周りで当たり前のように起こる現象を完全に受け止め切れない
過去を悔いても仕方無いのに・・・
なんで・・・
なんでこんな事になったんだよ・・・
俺は・・・こんな所で気を紛らわしている場合なんかじゃない・・・
顔を引き締め、jrイエティを狩り続ける牙龍の方へと向き
「牙龍・・・俺・・・・やっぱり!」
こんな事してる場合じゃないんだ!って言うはずだった
だが、言い終える前に牙龍が悪食の口を手で塞いだ
「静かにするでござる・・・あと、できればこのまま黙って落ちてほしいでござる」
牙龍が言ってる事の意味が分からなかった
牙龍の手を強引に口から引き剥がし、問い詰めた
「な、なんでだよ!?いきなり落ちてほしいって!!?」
「なんで?でござるか?・・・・・知らぬが仏でござる」
牙龍の目付きが徐々に変わって行った
あの目だ・・・PKを相手に一瞬で勝負をつけた、背筋が凍りそうな目
さっきまでの陽気な牙龍は既に消えていた
まさか・・・
嘘だろ・・・・・
「このまま黙って拙者の言うとおりにしてほしいでござる」
「・・・・言うとおりにって・・・」
この感覚・・・
来る!
一体じゃない!?まだ姿は現してないが分かる!!
数十体・・・しかも一匹だけ・・・違う
今まで気配を感じてきたチェイサーの中でもこんな感覚は無かった
「お主を・・・巻き込みたくは無いでござるからな」
「牙龍・・・お前はアレを知ってるのか?」
「敵・・・でござるよ」
牙龍の体が光に包まれる
悪食は驚愕した
牙龍も自分と同じ・・・これは偶然なのか
偶然にしては出来すぎている
透き通るような白い鋼の鎧に、大きく広がる鋼の翼
左手には、長さが1メートルほどもある居合刀を握っていた
「数が多い・・・やっぱり少し手伝ってくれるでござるか?」
奴らが地面から這い出てきた
END
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