【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2017.02.28
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以前にも指摘したが
アルカリイオン水同様、詐欺である「水素水」が
国民生活センターの報道で大打撃なのだそうだ

私は、こういう似非科学を信じる人の気持ちがわからない
気持ち、というより、脳の中身を見てみたい(笑)


もっとも、宗教の信者達にも、同じ事を感じるが

記事のあとで
水素水に関する私の過去ログをコピーしておく



―――― 記事 ――――





記事 弾けた「水素水バブル」、日本トリムの言い分
国民生活センターの報道発表が大打撃
 東洋経済オンライン
二階堂 遼馬


 恨み節あふれる、
業績の下方修正だった。
整水器販売を手掛ける日本トリムは1月30日、第3四半期(2016年4~12月期)の業績を発表すると同時に、2017年3月期通期の業績見通しを引き下げた。従来予想の売上高173億円(前期比13.2%増)、営業利益34.7億円(同11.1%増)を、売上高153.5億円(同0.5%増)、営業利益30.2億円(同3.3%減)にするというものだった。
 同社は1982年6月、電解水素水整水器の製造および販売を目的として設立された。その後全国各地に営業拠点を広げ、2004年3月に東証1部へ上場。現在整水器では国内トップシェアを誇る。150億円余りの売上高のうち、整水器販売を中心とするウォーターヘルスケア事業が約95%を占めており、まさに水素水でのし上がってきた会社だ。
 それだけに悔しさが大きいのか、リリースでは業績を下方修正した理由をこう述べている。「昨年5月の産経ニュースを発端とする水素水に対する否定的な一連の報道の影響からは回復に向かう基調でした。しかし、昨年12月に国民生活センターから水素水に関する報道発表がなされ、その風評による影響が新たに発生し、販売効率が下がる結果となりました」。同社の株価は下方修正を公表した翌日に7%近く下落(終値ベース)、その後も膠着状態が続いている。
国民生活センターがテストを実施
 昨年5月の産経ニュースとは「美容、ダイエットと何かと話題の『水素水』 実はかつてブームを巻き起こした『あの水』と同じだった…」という記事。昨今水素水が注目されているが、一時期ブームとなったアルカリイオン水と基本的に中身は変わらない、といった内容だった。
 ただ、この記事に日本トリムの名前は登場していない。直接的なきっかけは、独立行政法人国民生活センターが2016年12月15日に報道発表した「容器入り及び生成器で作る、飲む『水素水』――『水素水』には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です――」という文書だ。
 同センターは、水素水に関する相談が2011年度から2016年9月末までの間で累計2260件に上ったことを踏まえ、水素水に関する調査を実施。飲用水として販売されている水素水10銘柄と水素水生成器9銘柄の計19銘柄について、商品の表示や広告のあり方、溶存水素濃度(水に溶けている水素ガス〈水素分子〉の濃度)をテストした。
 このテストは、水素水の機能を科学的に分析することよりも、表示や広告のあり方、表示どおりの水素濃度があるかなどを調べることを主眼としたものだった。テストでは溶存水素濃度が表示値より測定値のほうが低かったケースがあったほか、製品に記載された「様々な病気の原因といわれる悪玉活性酸素を無害化する」「アトピーに かゆい部分に水素水をつけて下さい」などの表示も、健康増進法や景品表示法などに抵触するおそれがあるとされた。
テスト対象になった影響は甚大
 日本トリムの製品では定価17万7120円(税込み)の水素水生成器がテストの対象となった。テスト対象銘柄は「相談のあった銘柄をもとに選んだわけではない」(国民生活センター)とするが、日本トリム・執行役員経営企画部長の田原周夫氏は怒りを隠さない。「われわれは全国28カ所の事業所を通じ、毎月1回必ず消費生活センターに『何か問題はありませんか』と聞きに行っている。これまで消費者からは『だまされた』というクレームは一件もない。なぜわれわれが調査の対象に選ばれなければいけないのか。相談件数の内訳こそ、開示されるべきだ」。
 それに対して、国民生活センター商品テスト部の担当者は次のように反論する。「今回のテストは多くの消費者が飲用していると考えられる水素水の実態を調べることを目的としているため、消費者が購入するに際し、広く一般に流通している商品群の中から選んだ。消費者が銘柄を名指しして相談しているケースばかりではないため、集計結果の内訳は出していない」。世の中への影響を考えれば、相談件数の内容よりも大手をテスト対象にしたほうがいいという説明である。
 消費者から見て最も大きな問題は、同社が販売する整水器が本当に「まがい物」かどうかという点だろう。田原氏は「当社の整水器は厚生労働省が所管する医薬品医療機器等法(旧薬事法)に規定された医療機器であり、厳しい基準を満たしている。管理医療機器として胃腸症状の改善も認められている」と語る。
 この点については国民生活センターも、日本トリムの製品が「管理医療機器として認証されている」と認めている。問題にしているのは「医療機器について認証を受けていない効能・効果をうたうこと」(担当者)だ。
 同センターは調査当時、日本トリムのホームページに「(還元性のある水を飲むと)胃腸症状の改善以外にも様々な効果が期待できます。(中略)還元性、つまり抗酸化性がある電解水素水は(中略)様々な疾病の原因といわれている活性酸素を抑制することが国際学術誌で発表されています」との記載があったことを問題視。これが「医薬品医療機器等法や健康増進法、景品表示法に抵触するおそれ」に該当するというわけだ。
 日本トリムの田原氏は同記述について「あくまで研究中の話であり、販売サイト上で顧客を誘導しているわけでもない。誤解を避けるために報道発表前には記述の内容を修正している」と話す。両者の溝は一向に埋まらないままだ。
パナソニックや伊藤園も水素水
 今回のテストではパナソニックや伊藤園といった大企業の製品も対象となっている。生成器が対象となったパナソニックは、東洋経済の取材に対し、「国民生活センターの調査において、当社の生成器の水素濃度は本体の液晶表示と同程度という評価結果だった。製品カタログやホームページでは水素水の効能をうたう表示もしていない」とする。アルミボトルの「水素水H2」(税込み購入単価199円)がテスト対象となった伊藤園は「商品の販売をやめるということはない。商品に正確な情報を記載するほか、ホームページなどでも情報を充実させていきたい」と回答した。
 日本トリムの業績は当面伸び悩みそうだ。「いまだに販売状況が戻らない。急いでPR戦略の見直しを進めている」(田原氏)。同社は2016年4月に中国の病院運営事業に参入すると発表し、「家庭用整水器事業の中国での飛躍的拡大」(リリース原文)を目指しているが、国内でつまずけば今後の海外展開にも支障が出かねない。
 そもそも水素水ビジネスを問題視する向きもある。科学ジャーナリストの松永和紀氏は、水素水について「人における効果を確認した研究が非常に少なく、研究の信頼性も低い。『健康効果あり』とは今のところはいえない」と指摘する。「独立行政法人国立健康・栄養研究所のデータベースでも、水素水は『ヒトに対する有効性については信頼できる十分なデータが見当たらない』とされている。消費者は注意深くなったほうがいい」(同氏)。
 「水素水バブル」がはじけた今、各社は新たな戦略を打ち出す必要に迫られている。




―――― 水素水に関する過去ログ ――――


最近、家族のものから
「水素水というものが 健康に良いらしいので買って見たい」
と言われ、水素水について、ざっと調べてみた
その結果、 私としては、水素水は似非科学だと判断した
 水素水が体内の活性酸素を減らすというのだが
その学術的根拠は実証されているとは言い難い
伊藤園が高価な水素水を販売しているので
その広告の内容を読んでみたら
しきりに、健康に良い,美味しい,と謳うばかりで
効能の詳細については一切書かれていない
医薬品ではないので明確な効能は表示できないのだと逃げているのである
本当に効能があるものならなぜ、薬事法での医薬品として 申請しないのだろう?
申請に必要な地道な実験などしないで於いて 
伊藤園は怪しげなブームにちゃっかり乗っている
良心のない会社と言っていいだろう 
水素水の効能など、伊藤園自身が信じてもいないのだろう
参考までに、水素水の学術的根拠について述べた記事はいろいろあるが
その one of them として 下記の記事を引用しておく 
    ―――― 記事 ――――
めんどな話になりますが…|松永 和紀
どんなコラム?
職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、
消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります
プロフィール
京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、
新聞記者勤務10年を経て
2000年からフリーランスの科学ライターとして活動
■ 水素水、「ニセ科学」と切り捨ててはいけないが、エビデンスありとは言い難い
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 
2016年6月1日
 水素水が話題です。
店頭にはたくさんの製品があり、大手企業も販売。
一方で、産経新聞などメディアが異論を呈しています。
・ 美容、ダイエットと何かと話題の「水素水」 
・ かつてブームを巻き起こした「あの水」と同じだった…産経新聞
・ まぐまぐニュース・まさにエセ科学
・ 怪しい「水素水」に手を出した伊藤園の言い訳
・ BuzzFeed Japan・過熱する「水素水」ビジネス 
・ うっかりニセ科学にだまされないために
 産経新聞に対しては、太田成男・日本医科大教授が自身のウェブサイトで反論しています。
 私は、あまたある製品の科学的根拠はないに等しいと思いますが、
議論がかなり迷走しているように思いますので、整理してみたいと思います。
●水素水に関する学術論文は、結構ある
― ― ― ― ― ― ― ―
 そもそも水素水とはなにか? 
この定義が、大混乱です。
現在話題なのは、水素分子、つまり水素ガス(H2)が水に溶け込んだもの。
製法は主に三つで、
(1)水を電気分解した時の陰極側の水(水はアルカリ性であり、
  水素が発生して溶け込んでいる)
(2)マグネシウムなどの金属を水に溶かして水素を発生させている、
(3)工場で、水素ガスを無理矢理水に溶かし込んで容器に詰め密封している
…です。
 これらの情報はなにを基にしたかというと、
日本生化学会の邦文誌「生化学」第87巻第1号(2015)に
太田成男・日本医科大学教授が執筆した
「水素医学の創始、展開、今後の可能性:
 広範な疾患に対する分子状水素の予防ならびに治療の臨床応用へ向かって」
と、
学術誌Medical Gas Research 5:12(2015)に掲載された総説、
「Beneficial biological effects and the underlying mechanisms of molecular hydrogen
 – comprehensive review of 321 original articles -」です
(以下、総説1と書きます)。
 後者の第一執筆者は市原正智・中部大学教授で、
問い合わせ先としてメールアドレスが記載されているのは、
名古屋大医学部の大野欽司教授です。
要するに、水素水は学術的な基礎がまったくないわけではないのです。
後者の総説は、オープンアクセスで、ダウンロードして読めます。
 今回は、この総説を基にし、
今年、International Journal of Clinical Medicine 7:1に発表された
もう一つの総説
「Clinical Effects of Hydrogen Administration: From Animal and Human Diseases to Exercise Medicine」も参考にして記事を書くことにします。
こちらは、第一執筆者は米国の研究者ですが、太田成男・日本医大教授も執筆者として加わっています。
これもオープンアクセスで、だれでもダウンロードできます(以下、総説2と書きます)。
 ああ面倒くさい。
原稿の根拠となる総説を紹介するだけでも、長々字数をとります。
このあたりが、この問題のややこしいところなのです。
 ともかく、話を進めましょう。
●水素ガスが、体内の活性酸素種と反応?
― ― ― ― ― ― ― ― ―  
■  太田教授らは、
■ 「水素ガス」が「細胞中の活性酸素種」を「消去する」ことを細胞実験で突き止め、
水素ガスをラットに吸入させると脳の傷害が緩和されることも確認し、
2007年にNature medicineに発表しました。
当初は、
「水素ガスをガスのまま」、
細胞や動物等に与えて影響をみる試験が行われていましたが、
設備が必要でコストがかかります。
そこで、
■ 「水に水素ガスを溶かし込んで口から摂取する方法」により、
多くの試験が行われるようになりました。
 総説1によれば、
水素ガスの作用、メカニズムについて、
2007年から2015年6月までで
321のオリジナルの論文が発表されています。
 それにより、水素ガスが人体にさまざまな良い影響をもたらすことがわかってきた、
と太田教授や総説1,2は主張します。
 「水素ガス」が「細胞中で」、「活性酸素種のヒドロキシラジカル(・OH)」
と反応し「消去」し、
いわゆる「抗酸化作用」を及ぼす、というのが、「メインの仮説」。
それだけでなく、さまざまなシステムの未知の調節系にも作用し、
抗炎症、抗アレルギー等、広い生理作用を持つことが期待される、
というのです。
 たしかに、
■ 水素ガスを吸入して、というなら、
細胞に届きやすく、作用するかもしれないなあ、と思います。
■ が、「水に溶かした水素ガスが、消化を経て体内に吸収され」……というところで、
  「水素ガスとしてどれくらい、体内の作用すべき細胞に届いているの?」
  と疑問がわき起こります。
(alex99 ここ大切 これは当然の疑問 条件が違いすぎる)
 というのも、「水素ガスはあまり水に溶けません」。
常温常圧では、高くても約1.6ppmが限度。
(alex99注
私は、中東向け海水淡水化プラント案件を担当していたので
この ppm は、なじみだったのだが 
ppmをわかりやすく言うと「100万分の一」という割合のこと
%で言うと「1万分の1パーセント」と言うことで
一万ppmで、やっと1%
したがって、1.6 ppmと言う数値が,如何に少ないものかがわかると思う)
つまり、水1グラムに水素ガスが最大1.6マイクログラム程度しか溶けないのです。
(alex99注 重量比で言えば、そういうことになる)
 (1)の電気分解の場合には、
現在の製造装置では0.3-0.5ppm程度の濃度の水素水しかできない、
との報告があります。
実はこれ、産経新聞が書いている通り、「アルカリイオン水」の製法と同じです。
(alex99注 アルカリイオン水もニセ科学)
 しかし、総説1や2で取り上げられている論文で用いられている水素水の多くは、
2)や3)によるもの。
(alex99注
(2)マグネシウムなどの金属を水に溶かして水素を発生させている、
(3)工場で、水素ガスを無理矢理水に溶 かし込んで容器に詰め密封している)
3)の方法により無理矢理水素を充填し7ppmの水素水を作って飲ませた、
というような論文もあります。
 このあたりが、太田教授が自身のウェブサイトで、
産経新聞について誤認記事と憤る所以です。
■ 「水素ガスは卓効あり」と主張する陣営のいう水素水と、
■ アルカリイオン水という名の水素水では、濃度が異なるのです。
(alex99注 アルカリイオン水の方が濃度が薄いらしい)(笑)
― ― ― ―
●人での二重盲検試験の結果は、10報しかない
 次に、321のオリジナル論文の内訳をシビアにみる必要があります。
これらのかなりのものは、細胞や動物を用いた実験結果です。
総説1によれば、人での臨床試験の数は19しかありません。
(alex99注 人間での臨床試験でなければ、実証試験とは認められない)
しかも、水素ガスとして吸入させたものや、透析によるものなど、
水素水以外の摂取方法が混じっていますので、それらも除く必要があります。
 さらにオープンラベルの試験も除きます。
容器に水素水と書かれ、飲んでいる人がわかって摂取する場合には、
プラセボ効果がありますので、人での根拠とはなり得ません。
 医薬品や特定保健用食品、機能性表示食品で
その効果効能、機能性が認められるには、
■ 二重盲検の介入試験が必要です。
■ そこで、水素水を摂取する二重盲検の試験を調べると、わずか9報しかないのです。
 これは少ない。
そのうち、統計的に有意な差が出ているのは8報。
見出されている効果は、
LDLコレステロールや耐糖能改善、
筋疲労の改善、
抗酸化ストレスの低減、
パーキンソン病の症状改善等、
悪性肝腫瘍で放射線治療を受けている患者のQOLスコアの改善
等、 多岐にわたります。
残念ながら、どれも参加者が数十人のごく小規模で
■ 信頼性が著しく低い試験結果でしかありません。
 総説1は、2015年6月までにUMINに登録されている臨床試験も表にしています。
19あり、既に終了しているのが6。
論文発表されているのは3。
そのうち統計的に有意な効果を示したのは2です。
 結果が発表されていない3試験は、
一番新しいものでも2014年2月には終了しているのですが、
不明のままです。
こうした臨床試験は往々にして、
芳しい結果が出ないと論文にならず結果が公表されません。
 結局、終わった6つの臨床試験のうち、
論文発表され有効なのは2つというのが、判断の目安となります。
 臨床試験進行中は3、準備中1、参加者募集中が9です。
●人での作用メカニズムは、不明
 もう一つ、残念なことに、
■ 人での作用メカニズムについての研究が圧倒的に不足しています。
臨床試験で「効く」という結果はわずかにあるにせよ、
「なぜならば……」という点、
つまり、胃に入った水素ガスのうちどれくらいが体内に吸収され、
どのような経路で臓器等の細胞に到着してどこに作用するのか、
まったく不明と言って良く、
■ 仮説の提唱にとどまっています。
(alex99 ここが致命的)
 以上から言えること。
■ まだ、エビデンスと明確に言えるようなものはない、と私は判断します。
(alex99 しかし「世間」は、エビデンスの無いものなのに、 もう、効用を信じ込んでいる
なんと、だまされやすいことか)
アルカリイオン水のような薄い水素水とは一線を画した
“濃い水素水”であっても、効果、機能性について、
可能性は否定しませんが、
別の研究者による追試の結果も示されておらず、
■ 「まだわからない」が、私の結論です。
 ちなみに、ちまたには水素水について、
「体重が減る」「肌にはりが出る」など、さまざまな宣伝文句が躍っていますが、
論文に拠る限り、そのような効果は報告されていませんので、
■ このあたりは「ニセ科学」でしょう。
 さらに、店頭やインターネットにあふれる製品については、
その濃度に気をつける必要があります。
高濃度を売りにする製品が多くありますが、
水素ガスが水に溶解するのは、常温常圧で最大1.6ppm程度なのですから、
密封容器を開封した瞬間から、水素ガスは逃げて行きます。
 水素ガスは、ペットボトルは通過してしまいますので、
容器の密封のレベルも重要。
市販品を用いて体に高濃度の水素水を送り込むのは、かなり難しいのではないでしょうか。
(alex99注 伊藤園はさかんに密閉パウチと力説(笑))
■  そもそも、保健機能食品以外の食品は、効果・効能、機能性を広告・表示したら法律違反です。
 大手飲料販売企業で、機能性等はまったくうたわずに水素水を販売しているところがありますが、
(alex99注 伊藤園)
これは世間の「効くんだって」という雰囲気に乗じて販売しているわけで、
(alex99注 やっぱり!)
企業倫理上、許されることではない、と私は思います。
(alex99 世間もバカなんだけどね
調べて見ないんだから)
●国民生活センター、消費者庁も注意
 また、国民生活センターが2016年3月、
水道水を電気分解して水素を発生させる装置二つについて、
「活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置
 −飲用による効果を表したものではありません−」
と発表しています。
(alex99注 つまり、ウソだと言うこと)
(電気分解装置を販売するとは,すごい(笑))
 装置を販売する事業者は、
「この水を飲んだら、体内でヒドロキシラジカルを抑制する」
とは広告していないと主張しているそうです。
水中のヒドロキシラジカルを消去しているだけ。
しかも、それも怪しいことを、センターは調査により示しています。
(alex99注 水中と人間の体内では、全然違う話だろう)
 しかし、国民生活センターによれば、
購入者は「水素が体内の活性酸素と結び付いて体外に排出するというシステムらしい」
などと理解しており、
各地の消費生活センター等に寄せられた200件あまりの相談件数の約7割が
10-50万円で装置を購入しています。
(alex99 これは明らかに詐欺)
 消費者庁も同じ3月、
(株)ナチュラリープラスを特定商取引法第39条第1項違反とし、
新規勧誘等を9カ月間停止する行政処分を執行しました。
いわゆるマルチ商法を行っていました。
この企業が販売していたのが健康食品のサプリメントと水素水。
「1か月飲み続けるとどんな病気でも良くなる。元気になる」
「がんにも効く」 などと客に伝えていました。
水素水については、「業界トップの水素溶存2.6ppm」などと、宣伝していました。
消費者庁は、効能効果が実際には認められていないにもかかわらず
不実のことを告げていた「不実告知」だ、と判断しています。
 以上が、水素水についての私の現時点での整理です。
(alex99 よ~く、わかりました)
その研究自体をニセ科学とは言いたくない。
でも、製品は千差万別。
水素ガスはそれほど含まれないはずなのに、
効果・効能を主張するのは、根拠のないニセ科学です。
そして、詐欺に等しい製品も目立ちます。
 太田教授らの言う“水素水”であっても、
まだエビデンスというにはほど遠い
(もっとも、たった一つの小規模な臨床試験の結果を根拠に、
機能性表示ができる昨今ではありますが…)。
もっと根拠を積み上げて、
堂々と医薬品や保健機能食品として販売にこぎ着けるのが、
まっとうな科学の姿だと私は思います。







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最終更新日  2017.02.28 16:01:27
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