ALICE in Wonderland☆

ALICE in Wonderland☆

小説編



村山由佳さんのデビュー作で、小説すばる新人賞を受賞した作品です。
これは今まで読んだ小説の中で、私が1番好きな小説です!!
もう、とにかく切ない!!「泣ける」というより「切ない」です。
19歳の予備校生 歩太(あゆた)と、恋人の夏姫(なつき)の実の姉であり8歳年上の精神科医である春妃(はるひ)とのラブストーリーです。
全体的に切ないお話なんですけど、特にラストシーンは心臓殴られるくらいの衝撃を受けました・・・。
絶対オススメなので、ぜひ読んでみてください!!


◇『だんだんあなたが遠くなる』    唯川恵 著   ★★★★★

「大好きだから、ふってあげる」
あらすじに書かれたこの言葉にやられました・・・。
主人公の萩と、その恋人の要司、そして萩の親友であるいづみ。
この3人の微妙な関係の変化が、こころに沁みて、本当に泣けます。
誰も悪くないのに、みんなが苦しい思いを抱えて、
それでも運命を乗り越えられずにもがいている姿がリアルに伝わってきます。
中でもラストの、萩がビルの屋上で泣くシーンはとても印象的でした。
大好きな唯川さんの小説の中でも私の1番好きな作品です。


◇『さよならをするために』      唯川恵 著   ★★★☆☆

「まるで、さよならをするために恋をするよう」
本編が始まる前のこの一言で泣きました。
本編を1ページも読む前から泣いたのは初めてです(^^;
内容は「さよなら」をテーマとした5本の短編小説です。
個人的に、唯川さんの小説は長編の方が感情移入できで好きなので、
まぁ、この作品はいまいちという感じも否めないのですが。
5本の作品の中では『さよならの向こう側』が1番好きです。
恋の始まりはお互いの意志なのに、恋の終わりはいつも一方的。
そんな昔の恋愛にさよならをする主人公、梨江の姿がかっこよかったです!
「あの時、弓彦にさよならを言われた。けれどそのさよならは弓彦だけのものであって、梨江のものではなかった。」
という一節が印象的でした。唯川さんの文章力に改めて感嘆。


◇『ハネムーン』          吉本ばなな 著   ★★★★☆

「吉本ばななの作品は、ちょっと変わってる」という話を聞いたことがあったのですが、
やっぱりちょっと変わってる感じの作品でした。
でも私はこの不思議な感じがけっこう好きです。
飼い犬オリーブの死や、裕志のおじいさんの死、
そして主人公まなかと裕志の生活の上に漠然と存在する不安の闇。
そういうものと向き合いながらも、自然の流れに添って年を重ねていく2人の姿に自然と感情移入できました。
じんわりと感じさせるものが多く、形のない感情を心に残すような不思議な作品でした。


◇『西の魔女が死んだ』       梨木香歩 著    ★★★★★

「西の魔女が死んだ。」という衝撃的な一節で始まる小説。
主人公のまいが、おばあさんと過ごした1ヶ月間を回想するシーンで物語が進行していきます。
都会の生活から離れ、自然の中で暮らすおばあさんと一緒に“魔女修行”に励むまい。
まいの“魔女修行”とは、強い精神力を持つこと。
幼い彼女の成長していく姿がリアルに伝わってくる作品で心が温まりました。
最後、おばあさんが亡くなったシーンでは、今までにないほど号泣してしまいました。
しかし「死」は悲しいものではなく、魂と肉体が離れただけなのだということをこの作品に教えられました。
大切な人を失った時に心にしみる作品です。


◇『落花流水』            山本文緒 著    ★★★☆☆

『落花流水』というタイトルに惹かれて買った小説。
人の人生というのは、こんなにも変わりゆくものなのだろうか、と思わずにいられない作品でした。
主人公の手毬の人生を10年毎に、様々な人物の視点から描いた内容で、読み始めると引きずり込まれてしまいました。
手毬の周囲の人々はとても個性的で、彼らの視点から見る物語の構成がこの作品の面白さをより一層引き立てていると思いました。
個人的にはマーティルに幻滅でしたね(笑)
この作品を読むと「10年」という月日の長さを感じずにはいられませんでした。



◇『裏庭』            梨木香歩 著    ★★★★☆

バーンズ屋敷にある秘密の裏庭に迷い込んだ少女、照美を中心に繰り広げられる物語です。
ファンタジー色の濃いストーリーの中に、主人公の孤独や、家族の絆が描かれています。
私はこの作品を読んだ時、小学生の頃に読んだ「クレヨン王国12ヶ月の旅」「クレヨン王国新12ヶ月の旅」を思い出しました。
異世界を旅することによって、自分を見つめ直し、主人公の成長に繋がるというところが共通しているように思います。
梨木さんらしい不思議な長編小説です。



◇『すべての雲は銀の・・・』(上)(下)     村山由佳 著    ★★★☆☆




◇『エンジェル・エンジェル・エンジェル』   梨木香歩 著    ★★★☆☆




◇『暗いところで待ち合わせ』         乙一 著      ★★☆☆☆




◇『ノルウェイの森』(上)(下)         村上春樹 著    ★★★★☆




◇『落下する夕方』              江國香織 著    ★★★☆☆




◇『きらきらひかる』             江國香織 著    ★★★★☆

「本当の幸せってなんだろう?」と考えさせられる作品でした。
ゲイの夫、睦月とアル中の妻、笑子。
この2人が織り成す家族愛に、「こういう愛の形もありだな」と思われました。
初期の作品のせいか江國さんらしいタッチで全体が描かれています。





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