Alinkoのアリゾナフィーバー

Alinkoのアリゾナフィーバー

大学編 (2)

大学編 (1) で出会ったCSと付き合い始めたきっかけを乗せています。

CS と一緒にすごす時間がどんどん長くなっていくAlinko。 毎週末はとにかく平日もちょくちょく一緒にすごすように。 

ある日CSが興奮気味に

『Alinko イーグルズが今夜ハワイでコンサートをやるんだよ!』

内心 『イーグルズー??? なんかそれって昔のバンドのような?』
と思ったけど 一緒にチケットをとることに。

結局は売り切れでコンサートにはいけなかった2人。

でもせっかくだからと 2人でCSが買ったばっかりの1976年モデルのVWビートルでハワイ・オアフ島にあるタンタラス・ラウンドトップという夜景がすごく綺麗な丘へ行くことに。(ハワイにいったら必ず行ってみよう! とっても綺麗です)

ここへ行くにはヘアピンカーブをいくつも曲がって通らなくちゃいけない。 街灯もついていない箇所も沢山あったり。 その山道をポンコツで這い登っていく。

『CS この車途中でぶっこわれちゃうよ~! ほら、なんとなくバンパーが落ちそうな予感が!』

『本当にこの車で丘の上につくの~!!???』

『なにいってんだ! VWの76-77年番のビートルは*たくましい*んだぞ! 車が壊れても辿り着けるおれの運転の手腕を信じろぃ!!!』

とかなんとか 冗談を連発しながらたどり着いた丘の上。 

ホノルルの夜景をちょっと拝んでからまた山道をポンポコと下り始めた中間点でちょっと休憩。 

その夜はなぜか満月だったような気がする。 

街灯もない山道を2人で散歩しはじめた2人。 

まるで別世界を歩いている気分。

ジョークを飛ばしながら軽い会話を楽しんでいた2人。

いきなりCSが ポツリと

『Can I kiss you?』

とつぶやいた。

Alinkoの頭は朦朧。 

『Of course!!!』






と、言いたかったのに なぜか出てきたのは、





『NO…』






でした…

CSが思いっきりショックな顔をしていたのを覚えています。
思いっきり恥をかかせたかもしれません。
離婚して始めて勇気をだしたのに拒否されるのは多分苦痛だったでしょう。

AlinkoはこのときなぜNOといったのかは今でも分かりません。
それからの苦労や苦悩を予知していたのかも知れません。
今考えてみるとこのままお友達でいたほうが2人には良かったかもしれません。
でも、そうだったら  *理想の男・ダーリン*  にはめぐり合えなかったでしょう。

が、そのお話は後ほど…

結局フォローをしたくっても出来なかったAlinko。
その夜はギクシャクしたまま CSに寮まで送ってもらいました。

それから一週間、CSとは音沙汰なし。 

CSにばったりと会ったのはやっぱり毎週末避難していた姉のコンドで。
気まずいかと思ったら、いつも通りのCSでした。

お茶目に にっこりと挨拶。

『HI! How are ya?』 -やあ、どうしてる?

『I’m OK、You?』-オッケーよ。そっちは?

『僕はへーきじゃないよ。 Alinkoに 冷たく されたからね~。』

あまりの ストレートさに2人でぶぶぶぶぶ~と笑っちゃいました。

『Ooops, sorry. But am I not a bit too young for you???』 - あはは~。 ごめんね。 でも私ってちょっとあなたには若すぎない???

と、言い返したら、

『いや、そんなことないよ。 僕はAlinkoが好きだし、Alinkoも僕が好きだろう? なら年なんか関係ないんじゃない?』

うおぉぉぉぉ~ そこまで言う???  自身満々のCS。 AlinkoがCSのことが好きだということに疑問は持たなかったらしい。

と、そんなお茶目なCSと付き合い始めたAlinko。

次回・ 大学編(3) ではCSの裏表が発覚します。






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