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障害者のトラブル時に支援者育成 湖国の福祉関係者ら
知的障害や発達障害がある人が、
犯罪につながるトラブルを起こしたり、
警察に逮捕された場合に
福祉の支援体制を整える「トラブルシューター」の育成に
滋賀県内の福祉関係者らが取り組んでいる。
障害がある人たちは十分な意思疎通ができず、
周りの障害への理解不足から誤解されるケースがあるといい
「障害の特性に対する理解を広げたい」としている。
障害者福祉施設「大津市立やまびこ総合支援センター」によると、
障害がある人たちは障害の特性で、
強いこだわりや周りとコミュニケーションがうまく取れないことがあるという。
そのため、じっと人を見つめたり、
いきなり人の物に触るなどしてしまい、警察から注意を受けたり、
逮捕されることがあるという。
トラブルシューターは、
障害者の権利擁護活動をする
NPO法人「PandA-J」 (東京都)が考案。
障害がある人たちがトラブルを起こしたり逮捕された時に、
警察や被害者らに障害の特性を説明し、理解を求める。
その後、トラブルや事件が起きないように、
福祉支援体制や生活環境を整える。
同NPOの養成セミナーを受講すれば修了証がもらえ、
トラブルシューターと認定される。
滋賀県内では2011年4月に社会福祉士や弁護士、
臨床心理士ら十数人が集まって勉強会を発足させた。
11月には大津市内で同NPOの養成セミナーを開き、約60人が参加。
刑事手続きについて弁護士から説明を受け、
精神科医からは罪を犯した障害者の特徴について話を聞いた。
取り組みを広げている
やまびこ総合支援センターの相談員越野緑さん(38)は
「事案が起きた時にすぐに動けるネットワーク体制を作りたい。
行政関係者や企業など
障害者に関わりのある幅広い人たちに参加してほしい」
と話している。 【京都新聞】
大津市の試みは先日も 掲げた
権利擁護ハンドブックといい、
実に障害者の生活に密着した支援を見出しています。
支援者育成がより多くの理解へ繋がること、願うばかりです。 🌠
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