ラフメイカー



グレンは布団にうずくまってないていた。理由はよく解らないのだが、無性に泣きたくなってきたのだ。よく考えれば両親を戦争で亡くしてから、さびしいっていって泣いた事はなかった。
昔は泣き虫だったのに、いままでは涙がかれたかのように泣くことが無かった。
そういえば、昔といえば懐かしいことがある

ラフメイカー



あの雪の日もおれは泣いていた。このときも特に悲しいこととかなかったのだが、変なことに涙だけは出た。
それで止まらなくなって、目がはれて頭が痛くなった
最悪な気分だった。
部屋は涙でぬれて、湿っぽくなってる。
またなきたくなってきた。声が自然と震えてきた
が、部屋をノックする音で震えてきた声が少し抑えられた。
「誰にも会えない顔なのに、なんだよ。」
「名乗るほどたいした名じゃないが、誰かがこう呼ぶラフメイカー寒いんだ入れてくれ。」
グレンは声で人を判断すると、そのひとの名をよんだ
「マーズ。ラフメイカーなんてやってなくていいから早く帰れ。よんだ覚えは無い」
「グレン。最近笑って無いじゃん。だからさ、笑顔を持ってきました★」
「ふざけるな。そこにいられたら・・・。」
なけないだろ
そう心の中でいうと、言った
「とにかく、帰れ」

いつの間にか部屋が大洪水になっていた。ひっきりなしに泣いていたからといっても、コレはすごい泣いた。
自分でも理解して泣くのをやめようと思ったが、そう簡単にできるはずが無く、水がどんどんと増していく。
とんとん。
またノックの音がグレンの耳に入った
あいつ・・・まだいやがったのか・・・。
「消えてくれって言っただろ??」
「そんな言葉、グレンに言われると思ってなかった。」
マーズの鼻をすする音が聞こえる。そしてドアの向こうから大きな泣き声が・・・。
「ラフメイカーが泣いてどうするんだよ!!ふざけるな。オレまでなきたくなってきただろぉ!!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」」
二人の鳴き声が部屋に響き渡る。

二人はドアをはさんで隣合わせに座ってなくのが大体収まってくると、グレンがマーズにたずねた
「今でもオレを笑わせるきか??ラフメイカー。」
「うん。それでけが生きがいなんだ」
「大げさじゃないか??」
「いいや、グレンを笑わせないと帰れない」
グレンは涙を拭くと、思った
いまならマーズを部屋の中に入れてもいいな。
グレンは立ち上がると、部屋を開けようとドアノブを握ると、手前に引いた。が・・・ドアはびくとも動かず、部屋をあけさせてはくれない。
グレンはマーズに向かって叫んだ
「マーズドアを開けてくれないか??涙のせいで開かないんだ。鍵ならもうとっくに取ったから。そっちなら開くと思う。
マーズ??おい、マーズ・・・。」



まさか・・・


裏切った・・・???


ふざけるな。信じた瞬間裏切った。いまさら俺一人おいて裏切るのかよ!!
お前を信じた俺はどうなるんだよ!

バリィン。向こう側の窓が割れる音が聞こえた。グレンはなんだよ!!と叫ぶとそっちのほうへと向かった。そこには鉄パイプをもって部屋に進入しようとしているマーズがいて怒っているグレンに対しごまかすように笑いかけた。グレンが呟く
「お前な・・・。」
「いや、グレンが何時までたってもあけてくれないから」
「オレのせいかよ」
マーズは部屋に侵入すると、グレンの顔をみて爆笑した。グレンは何のことかさっぱり解らず彼を怒鳴るといった
「窓、弁償しろよな!」
「え??あ・・・うん。ははは。ねぇ・・・鏡ない??」
「あるけど・・・。」
「貸して」
グレンは頷くと、机の引き出しから手鏡を取り出し、何に使うか不思議に思いながら差し出した。マーズは受け取ると、グレンの顔にむけたグレンは鏡をみたときについ、自分の顔だということを忘れて爆笑してしまった
それにつられたのか、マーズも笑った
二人の笑い声が部屋に響き渡る

「また泣いてるのか??グレン」
低くなったマーズの声が耳に届くと、グレンは顔を上げた。マーズはグレンの泣き顔を見ると苦笑してからかうように言った
「変わらないな。泣き虫」
「なんだよ!!」

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: