不安でたまらない

 この気持ちを知られてないかと・・・・・

 知られたら・・・・きっと今の関係には戻れないだろう・・・

 だから  これ以上の関係は望まない

 あなたのそばにいられるために

 でも

 それでもあなたを愛しいと思う気持ちは変わらないから

 この思いは少しずつこぼれてしまう・・・・・




【一雫         】




 「御柳、御柳!!!」

 あの人の声。振り向かなくても分かる。
 いっつも鼻声で、そこがまた可愛い・・・・・

 「何スか?久芒さん」
 「あんなあんな、おらやっと鶴折りング出来るようになったングヨ!!!」
 「(ああそういえば屑桐さんに教えてもらってたっけ・・?)
 よかったスねー、でもその鶴少しぐしゃぐしゃじゃないですか~?」
 「む゛~~~~~鶴はつるんぐよ!!」
 「ハイハイ」

 こんな普通の会話でもすごくうれしい。色々なこの人の表情が見れるから。
 褒めると、満面の笑みを浮かべて
 からかうと、ほおを少しだけ膨らまして
 泣きマネすると、自分の事みたいに困って
 怒ったふりをすると、今にも泣きそうな顔をして
 どんな事をすればどんな風になるか分かってきた      

 だから

 もし本当のオレの気持ちを知ったらどうなる?

 少なくとも今の関係には戻れないだろう・・・・・・・

 それなら今の・・・・・・・

 今の関係のままでいい・・・・・

 オレらしくないけど、それしか方法がないから・・・・


 「・・っ御柳ってば!!!」
 「えっは、ハイ?」
 「もうさっきから呼んでるのに゛ー」
 「ハア」
 「なあなあこれ屑さんに見せてこよう゛か?」
 「あれっ  一緒に作ったんじゃないんすか?」
 「う゛ん、おらがひとりで作ったん゛だー
 そんで見せたのが御柳が独りめ、光栄に思え゛よな」

      こんな事で喜べる自分が少しばかり情けなく思う・・

 こんな事で喜べるから求めてしまう

 今以上の関係を        


 「は~ぁ、今日も疲れたっすね~(実際あんまりだけど)」
 「そうんグネー(折り紙で遊んでたんグだけど)」
 「つーか御柳さぼってなかった気('_')」
 「えー?そうっすか~?」
 「御柳、練習を怠るんじゃない。
 日々の練習が試合につながるのだからな。そんなふうに練習をサボってると「ハイハイ、分かりました!!」
 (屑桐さんは説教しはじめるとなかなかおわんないんだよな)
 「む・・・もうこんな時間か、帰るぞ録。」
 「アイアイサー(^∀^)ゞ」
 (今日録先輩は屑桐さんの家で夕飯をごちそうになるらしい。
 両親が旅行中だって聞いたし)
 「御柳、明日朝練来いよ、白春寝るときは十分布団かぶるんだぞ。」
 「また明日な~(^▽^)」
 そういって二人は部室を出た。
 「おらたちも帰ろう゛か?」
 「ああ、そうっすね」
 「あ」
 「ハイ?」
 「ティッシュ切れたング・・・・・・・」
 そういった久芒さんが持ってたのは空のティッシュ箱だった・・・・・・


 「はあ、よかったんグ!!」
 スーパーを出たとたん久芒さんはほっとしながら言った。
 オレはその姿を後ろから見ていた。いや、後ろにいたのはなんとなくだけど・・
 そのとき風が吹いた。
 細い髪が月の光で輝きながらなびいき、マフラーで隠れていた細い体が一瞬だけ見えた。


 そのとき、無意識にオレの体は動いた。

 細い体を強く抱きしめた。

 ダメだ・・・頭ではそう思っているのに体は離れようとしない・・

 「御・・・柳・・?」

 恐る恐る久芒さんは聞いてきたが、答えられなかった。

 数十秒たってからオレの口がひらいた。

 「オレ・・・・あなたのことが・・・・・好きです」

 「えっ」久芒さんがそう言ったときにはオレの姿は見えなくなっていた・・・


 翌日         オレは部活をサボっている。
 HRが終ってすぐオレは屋上に来た。
 昨日の今日で部活に行けるかよ・・・・・
 なんて顔すればいいんだ?
 何も知らないような顔でもしろっていうのか?今までかぶっていた仮面をまたかぶれっていうのか?
 ムリだろ?
 仮面はもう粉々に割れちまったんだから・・・

 ガチャ

 ドアが開いた、開いた先には今いちばん会いたくない人がいた。
 「御柳、部活来いよ゛・・・・・」
 とても小さな声だった。
 「・・・・・・・。」
 オレは何も言わず背を向けた。
 だって、何を言えばいいのか分からない、どんな顔をすればいいのかも分からない。
 「御柳・・・」
 オレの名前を呼び、一歩、二歩、三歩オレのほうに歩み寄ってきた。
 視線が痛い。
 ぎゅっ
 背中にあたたかくてやわらかいもの。横目に見えたそれは久芒さんだった。
 手がふるえている。かすれた声も聞こえてきた。


 胸がはりさけそうだった・・・・・。この状態にたえられないと思った。
 今にもきえそうな声でオレは言った。
 「昨日の事は忘れてください。気持ち悪いですよね?
 だからなかったことに「なかったことになんかさせねぇ゛・・・」
 オレの言葉は以外にもさえぎられた。
 そういったとたんさっきよりも強く抱きしめられた。

 「おらも・・・・御柳のこと好きだから・・・すごく嬉しかったから・・
 なかったことになん゛かにさせねぇ」

 抱きしめている手がさっきよりもふるえていた。
 その手をとって強くにぎった。

 いつの間にか日はおちた        


 心の中であふれていた思いは

 あなたの心の中に落ちていた。

 一雫ずつ、そう、ゆっくりと・・・・

 思いは染まっていった・・・・・。

 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 その後は屑桐さんにかなり怒られた。久芒さんもオレのせいで怒られてしまった。
 はたから見たら分からないかもしれないが、オレ達は少しばかり変化していた。
 あと、新たに知った事があった・・・・、オレがいちばん悩んでいた事・・・
 「くっずきっりさ~んvv(^∀^)vv」
 「何だ、録?」
 「帥仙さ~んvv」
 「墨蓮、どうした?」
 この部活はそうゆうやつらがかなりいた・・・

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キャー、スイマセン!!!!! (うるさっ)
 一応柚ちゃんに贈ったキリ小説です。
 え~へぼくってスイマセン!!しょぼくってスイマセン!!
 ありえなくってスイマセン!!みんな(特に芭唐)キャラ違いすぎてスイマセン!!
 芭唐乙女でスイマセン!! っていうか謝ってばかりでスイマセン!!
 う~これでも頭をふりしぼって書いた小説です。
 いや 返品可 ですからね!!!
 スイマセン、こんなので・・・。
 いや、でもいい経験させてもらいました。

 ありがとうございました!!
                            03.11.13 アモモ

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