CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/01/08
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カテゴリ: 上海留学時代


その日は土曜日でしたね。

朝8時半に部屋のスピーカー (ドアの上に設置してる) で呼び出しが。



「アコー、アコー、カウンターまで来なさい!」



全くの命令形。

訳そうと思えば「カウンターまで、 来い!!!」 とも訳せます。



留学生寮には敷地の入り口に服務台(フーウータイ)なる
サービスのかけらも感じられないカウンターがありまして。



身分不詳の偉そうな職員から
屈辱的とも言える高飛車な指示を受ける、という…


まあ、そこに呼び出されました。



「アコ、来ましたけど。」



とカウンターで名乗ると職員は



「引越し」  無表情で一言。



(・・)  ←私



「・・・引越し?」

「3号楼301」


「・・・え?」

「老師のお陰だよ、あんた感謝しな!(小声)」






部屋決めババア・・・ではなく?


色黒の眼光鋭い小柄なオバチャンが一人、立っていました。




ダレ・・・?(~。~; (取り敢えず会釈)


この人って、服務台の側を時々ウロウロしてるオバチャン…?


え・・・?

じゃあ、部屋決めババアは?

え・・・???(汗)




カウンターの職員が続けます。

「部屋代は1日10ドル」



10ドル・・・!?(@@;; *当時900円くらいだったかな?



「たか~い!!^^;;」



今まで1日に3ドルだったんで、思わず言っちゃたんですよね。

他にも6ドルの一人部屋あったし。



そしたら職員は



「甘く見るんじゃないよ!大変な事なのに!
嫌なら止めな!!!!(▼皿▼メ)」




ブチ切れ。



・・どーして、普通に話ができないんだろーか ( ̄・ ̄;) ←私



そう思いつつも、




・・・対不起 (申し訳ありません)  m(_ _;)m




謝りましたよ。

ここで一人部屋取り上げられると、何してたか分からないから(涙)



私がサインをしたら、「老師」と呼ばれた話をした事もないオバチャンが

ニッコニコで肩を組んできまして(汗)



「アコ~、3階のさ、南向き!

私、あんたにイッチバンいい部屋あげたんだから!」と、はしゃぐ。



「はい、どうも・・・(・・;」  ←もう言いなり



そして二人、肩を組んだまま、歩いて部屋まで行きました(汗)

老師がカギを開けて、中も見せ。

中はTV・クーラー・ユニットバス・ベッド付きで、狭いけど

ホテルの部屋みたいで、2人部屋とは全然違う造りでした。



「いい部屋だろ~」

「これからは、十分勉強できるだろ~」



口調がやたら恩着せがましかったです(--;

そして私は 「非常感謝!!!」 を数え切れないくらい言って

ヘコヘコでお辞儀して、作り笑顔で何回も握手しました。



その日は丁度、一人部屋申請者の選抜発表の日だったらしく

私が自分の部屋に戻る頃に、他の留学生達が呼び出されて

服務台に走って行っていました。



私は、一番に呼ばれたって事でした。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



まあ何かよく分からないうちに一人部屋を取る事が出来まして。



メッチャしようもないモノだったのに?

それに、私が「礼物」を渡したのは部屋決めババアだし?

でも本当は小柄なオバチャンが一番権限を握ってたみたいで?

部屋決めババアは口ぞえ役だったって事?



最後の結末が、あまりにも予想外だったので

狐につままれたようで、ワケが分かりませんでしたが。

とにかく 「礼物」 の威力を思い知った、 中国処世術初体験 でした。



つづく。



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次回は、その後の実行状況と、今この処世術を振り返って思う事、です。


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最終更新日  2008/01/09 01:16:46 AM
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