ノーテンキな彼女

ノーテンキな彼女

ensemble2


最近苦しくてしょうがない
息ができない 涙が止まらない 締めつけられる・・・・
全身の力が抜けてしまう 震えが止まらない・・・
もしかしたら怖くてしょうがないのかもしれない

3年前にある人に出会いました
その人の第一印象は 怖い 変 わからない 
今までにない不思議な雰囲気の人でした。

でも、その人から毎日電話がかかってきて
いつしかその人のことが好きになっている自分に気づきました

毎日電話で話していて、週末は一緒に遊びに行き
でも、付き合ってるってわけでもなく
そんな微妙な関係を2年くらい続けました

彼は孤独な人でした
いつも淋しそうで 影がありました
わたしはそんな彼になにがしてあげられるのだろうといつも考えていました
付き合ってるわけじゃないし 相手の気持ちもわからない
でも、いつもそばにいてあげたいと思った
それはもし二人が恋人どうしでもそうじゃなくても・・・
そう決めた日にわたしは2つで1つになるブレスをプレゼンとしました
フランス語で”一緒に”とちいさく刻まれたブレス
離れていてもいつも一緒にという願いを込めて
半分は彼に 半分は自分の腕に
あれから3年 一度もはずしたことはありません
これからもそうでしょう・・・

ある日突然、「結婚しよう」といわれました(9/14だったかな)
わたしは付き合ってるわけじゃないと思っていたから
びっくりしました
その日のうちにその人の実家にいって夕食を食べていました。
わたしは家に帰ってからゆっくり考えてみました
そして 彼に一生ついていこうと決めました
来週あってこの気持ちを伝えようと。。。
幸せな気持ちを抱きしめながら週末を待ちわびて・・・

突然の彼からの電話
信じられない一言・・・
「もうだめだ さようなら 自殺します。。。」

どうして?
なんでわたしをおいていくの?
まだ自分の気持ちを伝えてない。。。。。。。

いろいろ約束したじゃない
ゴルフに行こう スキーに行こう 
アメリカの友人のところへつれてってあげる

なんで結婚しようっていったの?
わたしはどしたらいいの?

「君は強いから一人でも大丈夫
ほかに素敵な人があらわれるよ・・」

なんでそんなことがわかるの??

彼の意識が遠くなっていくのがわかった

わたしは気が狂いそうになりながら
必死で彼の居場所を探した

意識不明の重態 心臓マッサージ・・・

彼は何とか助かった
わたしは仕事を休んで意識の戻りつつある彼の枕もとに急いだ
車を運転しながら涙で前が曇り
不安 悲しみ 恐怖をかかえながら・・・

彼が人工呼吸気を外して消えそうな声でわたしに言った
「なんで助けた。。。」
それは一番わたしが恐れていた言葉だった
苦しくて息ができない 涙が止まらない

それから彼は重度の精神病院に監禁された
毎日 夜中でも時間を気にせずに電話がかかってくる
「なんで助けた。。」

こころでは苦しくて泣き叫びながらも
必死で彼の考えを積極的なものに向けてあげようと・・・
電話で明るく振舞って
毎週末病院にお見舞いに行きました

そうしているうちに徐々によくなって退院しました

退院してからも不安定な状態は続き
それでも、昔の彼に戻って欲しい一心で毎週末会いに行きました

2001年 冬
もうすぐ今年も終わって 新しい年がやってくる
来年はまだ何もない真っ白な年
きっと来年は素敵な年になるよ 一からやりなおそう 一緒にがんばろう
お正月は一緒にすごそうね・・・着物なんか着ちゃおうかな(^^)
そんなことを話していた

もうすぐ年明けというある日 夜に電話があった
「やっぱり俺はいないほうがいいんだ・・・」
誰に何を言われたのかよくわからないが 二度目の自殺
居場所もわからないし 冬の夜道
道路が凍結してとても危険 そんなことは関係ない
わたしは必死で高速を飛ばし1時間かけて彼の家に急ぐ
どこにいるかわからないし ここのそばじゃないかもしれない
とにかく探しまくった

いた・・・

すぐに救急車を呼んで病院へ
暗く静かな病院の中 緊急治療室からうめき声が響く
2時間ぐらいたっただろうか 静かになった 先生がでてくる
とりあえず集中治療室で様子をみましょう・・・

静かな病院の中 ピーピーという機械音
ゴーゴーとチューブとマスクからの息の音だけが響く・・・意識は戻らない
心配で狂いそう

夕方意識が戻りはじめた
大きな声で名前を呼んだり、話しかけてみたりすると目が少し開く
わたしと目が合い 口がかすかに動く
すこしだけマスクを外して 耳を近づけてみる
(またあの一言だろうか 怖くてしょうがない。。。。。)

彼はかすれた声で「ありがとう」
聞き取りにくい小さな声だったけど 確かにそう言った
わたしは嬉しくて声を出して泣いた

それからは順調に回復しています。
二人の将来を考えて 一緒に相談して決めています
そして わたしの誕生日に プロポーズされました
わたしは嬉しくて また泣いてしまいました。

でも、彼は2回目のプロポーズだということを知らないかもしれません。
昔の記憶が消えてしまったみたいです
これからどうなるのか わたしにもわかりません
ときどき あの時の事を思い出して 不安にかられます
また わたしをおいて居なくなってしまうのではないか
また 捨てられちゃうんじゃないか・・・


怖くてしょうがない・・・・




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: