真夏の果実

旅日記 第3部


野生のカンガルーはそのへんにたくさんいて、
エミューまでもが泊まってるキャビンに遊びにきた。
そんなこんなでようやくエクスマウスから脱出する日が来た。
パースに着いたのは夜。
飛行機から眺めた街の夜景を見てなぜか安堵した。
帰ってこれたことになんだか涙しそうになった。
田舎も好きだけど 正直、事件があったあの場所にいるのは苦しかった。

私はパースに帰ってきた次の日
AOWのライセンスを取る予定になっていたが心苦しかった。
「あの事件のせいで 君が潜れなくなったりして欲しくない」
という先輩方の言葉に押されて潜ることを決意。
川でナイトダイブをしたりして、貴重な体験が出来たが
結局ダイブナイフを持っていくのを忘れて、
トレーニングが1本できず、AOWは取得できなかった。

気持ちを晴らすために?スカイダイビングをすることにした。
1万3000フィートから飛び降りた。
雲を通り抜けた習慣に広がった目の前の光景に感激。
まるで空を飛んでるみたい。「天空の城ラピュタ」を思い出した!

パースの街も一人で散歩した。小さな街なので道もすぐ覚えられる。
ショッピングも満喫し、長旅は幕を閉じた。

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