禁猟区+Sanctuary+

記憶~貴方との真実~ Ⅱ



誰・・・?

『一緒だって言ったよね?・・・・私たち・・・・ずっと・・・』

誰・・・女の人・・・?

『・・・止めっ・・・!っ・・・!!」

名前・・・呼んだの?

でも雑音で聞こえない。

顔が暗くて見えないが、男と女がいる。

女が持っているのは・・・・暗闇に妖しく光るナイフ。

彼女は逃げまとう男にナイフを向け・・・・

『・・・やめ・・・やめろ・・・!!』

『・・・・いこう・・・・』

男が叫び・・・そして・・・・・

直前、私は目を覚ました。

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

すごい汗をかいていた。

夢・・・・・二週間前からずっとこの夢に魘されている。

「・・・なん・・・・なの・・・?」

頭が痛い・・・・

この夢を見た後は何故か怖かった。


朝、目覚めた時には横に彼────戒斗が居た。

あの時会ってから毎日来てくれるようになった。

彼は私に微笑みかける。

「・・・戒斗・・・・」

「どうかした?」

私は顔を横に振った。

好きになっていた・・・

彼のこと・・・。

1人だけだから・・・・私に笑いかけれくれるの。

本当・・・・だから。

「ねぇ、戒斗は・・・私の友達だったの?」

彼は未だ・・・記憶を無くす前の関係は話してくれなかった。

「・・・さぁな。」

「何で、教えてくれないの?」

「・・・・」

いつもこうだ・・・黙り込んでしまう。

「何があったの?」

苦笑して彼はこう答えた。

「・・・そのうちわかる。何日かしたら届くから・・・」

「届く・・・?」

そんな疑問を残し・・・・


彼はあの日だけ帰らなかった。

いつも帰る時間なのに・・・彼は違った。

私は戒斗と話していて・・・疲れてたのか途中で眠ってしまった。

『・・・・もう、終わろう・・・?』

いつも夢だ・・・

『一緒だって言ったよね?・・・・私たち・・・・ずっと・・・』

同じ夢・・・・

『・・・止めっ・・・!みっ・・・!!』

み・・・?

『・・・ね?か・・・・と・・?』

女の人が・・・名前を呼んでる・・・

『・・・やめ・・・やめろ・・・!!』

『か・・・・いこう・・・・』

『・・・・止せっ!み・・・きぃ!!!』

嫌だ・・・嫌だ・・・・苦しい・・・止めて・・・!!

胸が締め付けられるように痛い・・・!!

苦しい・・・・

「いや・・・・・・!!」

叫んで・・・・夢から覚めていないかと思った。

「・・・大丈夫か?」

居た・・・から・・・

「嫌・・・も・・・」

「どうしたんだ・・・?」

彼に夢の話をして・・・その翌日。

久しぶりに母が来た。

怯えた顔をして・・・

「・・・何も思い出してないわよね?」

ただそう聞いて帰っていった。

一通の手紙をおいて・・・


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: