兄の名はヒョウ

兄の名はヒョウ

第三十三集(父と息子)


簫遠山(ショウ・エンザン)
慕容博(ボ・ヨウハク)

<ストーリー>
赤ん坊の虚竹をさらったのは、黒色覆面怪人であり、
簫峯の父、簫遠山だったのだ。

あの日、身を投げたが大木にひっかり助かったのだ。
この30年間は、少林寺に潜み絶技を修得したと言う。
カシラは、この場におり、虚竹の父だと言う。
父との思わぬ再会に喜ぶ簫峯だったが、
簫峯が追い求めていた大悪人は、父だったのだ。
育ての親に、師匠の玄苦も父に殺されていたのだ・・・

簫遠山は、逃げようとした葉二娘を呼び止めた。
虚竹の父を白状するように迫った。
と、玄慈方丈が、声を掛けた。
虚竹は、玄慈の息子であったのかと。
なんと、虚竹は玄慈方丈と葉二娘の間に出来た子供だったのだ。
子供をさらわれた玄慈は、虚竹が息子とは気付かなかったのだ。

と、玄慈は、灰色覆面怪人に話しかける。
慕容博どの、偽りの情報を流し多くのものが犠牲になったことに、
心が痛まないのかと。
そして、ニセの情報を流し、燕国復興をねらったのだと。

慕容博は、正体を現したのち、少林寺の山に逃げた。
それを、簫父子と慕容復が追う。
4人を追う者たちを、制した玄慈方丈は、自ら200叩きの罰を与え、
虚竹と共に、罰を受ける。

必死に止めようとする葉二娘を、自ら点穴し、罰を受ける玄慈。
そして、虚竹の130叩き、方丈の200叩きが終了する。
葉二娘の点穴を自ら解こうとする玄慈だが、息絶えてしまう。
それを見た、葉二娘も自ら命を絶つ。

二人に真気を送り込み、必死によみがえらせようとする虚竹。
しかし、二人が目を覚ますことはなかった。
二人を寄り添わして涙する虚竹・・・

そのころ、段正淳のもとから阿紫が游担之を連れて、抜け出していた。

簫峯・慕容復父子は、少林寺の蔵書にて対峙していた。
慕容博と旧知の鳩摩智が、味方に付こうと現れる。
慕容博は、共に協力して宋の国を倒せれば、自分の命を差し出すと言い出す。
それを断り、決闘を迫る簫峯。
そこに、外から静かな声が聞こえてきた。
声の主は、平凡な雑用僧であった。
僧は、簫遠山や慕容博が、秘伝書を盗み見しに来た様子を語った。

《続く》

<感想>
簫遠山が、簫峯に変装して登場とは・・・
そこまで、演出することないのに・・・

※ ちょっと気になる
阿紫は、なぜ、游担之を連れて逃げ出したのだろう?(★注目36)


あの僧は、一体?(★注目37)

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