兄の名はヒョウ

兄の名はヒョウ

第10話:失われた信頼


彩佳からの手紙を、星野に伝えたコトー・・・
取り乱す星野は、コトーが乳がんのことを隠していたことが
残念だと言って立ち去る。

星野から相談を受けたシゲさんは、まず、東京へ行って
彩佳の様子を見てくるようにアドバイスする。
手術の説明を受けた彩佳は、後遺症が残る可能性があることに不安を
覚えていた。

彩佳のもとを、星野が訪ねてくる。
鳴海から彩佳の状態を聞いた星野は、
10年後の生存率が7割か8割という説明に
何か、釈然としないものを感じてた。

島荷戻って治療をすることを拒む彩佳を残して、島に戻った星野に、
彩佳に何かあったのかと、昌代が問いただす。
彩佳が、乳がんだと告げられた昌代は、静かに涙をこぼすのだった。

夜、剛利がコトーを訪れ、彩佳のそばに居たほうがいいと語りかける。
コトーは、彩佳が島を出たときから、引き止めなかったことを
ずっと後悔していると、剛利にもらすのだった。

コトーは、星野のもとを訪れ、本当のことを話さなかったことをわびた。
星野は、彩佳が後遺症のことばかり気にしていると告げ、
彩佳を鳴海に安心して預ける気になれないと嘆くのだった。

コトーは、彩佳に電話を掛けた。
後遺症が心配ならば、手術の方法を鳴海と相談しようかというコトーに、
彩佳は、手術のことも、後遺症のことも心配していないと強がりをいい、
コトーには、東京に来ないようにと釘を刺して電話を切ってしまう。
そこに、星野夫婦が訪れた。
昌代は、コトーに彩佳のそばに居やってほしいと、頭を下げた。
星野も同じ気持ちだった。

翌日、和田さんは、コトーに診療所のことは心配せずに東京へ行くよう
話しかける。
星野から彩佳のこと聞いたミナが、和田に話して、二人で決めたことだった。
しかし、そばに居ることだけしかできないからと言うコトー・・・
だから、いくんだという和田・・・

入院して手術の準備に入っていた彩佳の前に、コトーが現れた。
驚く彩佳・・・
病気を治して、早く島に帰ろうというコトーに、
ガンが再発するかもと彩佳・・・
コトーは、彩佳に、何度でも自分が直します。と語りかける。
やっと、彩佳に笑顔が見えたところに、鳴海医師が現れる・・・

《続く》

【泣き所】
★1.星野と彩佳のシーン。
星野が来たことで、島のことを思い出してつらくなるから、
早く、島に帰れと言う彩佳に対し、
星野「そんなことが、できるか!」
娘のことを思う父親と、両親に心配掛けたくないと思う娘・・・
二人の気持ちがよく出てました。
★2.星野が昌代に彩佳のガンを知らせるシーン。
乳がんであることを昌代に語る星野。
黙って聞いている昌代。
フッと笑って、
昌代「ば・か・ね。あ・や・か。」
そして、静かに涙が頬を伝う。
基本的に、昌代さんのシーンは胸に来ますが、
母の病気に対する心づかいを、そんなことする必要ないと思う母。
でも、「馬鹿ね」と言いながら、涙してしまう母。
ジーンときますね。でも、コトーがリハビリしているときから
すでに、感づいていたようですネ。

〔ちょっと感想〕
・和田さんがカッコいいです!
 診療所のことは、気にせずに東京にいくようにすすめて、
 コトーの迷いを、
 「だから、いくんじゃないのか。」と決めゼリフ!
 いいです。和田さん。
 普段は、敬語を使っているのに、ここぞと言うときに、
 決めてくれるんですよね。
 いいコンビです。
・東京での、コトーと彩佳の再開のシーンは、
 コトーの飄々とした感じをうまく出しながら、
 笑いと涙のいいシーンになってました。
・ここで、彼が出てくるとは・・・
 三上先生。最終回では、島民(特にシゲさん)と絡むシーンが
 あるのでしょうか?
 それも楽しみです。 
・ラストに、鳴海が登場して、緊迫感のあるシーンで
 次回に続く・・・
 になってました。やっと、鳴海先生の出番です。
 二人の間には、以前にも、同じようなことがあったりするのでは・・・
 と想像したりしています。
 そして、予告では、ちらりと藁ぞうりが見えてました。
 わざわざ、島から藁ぞうりを持っていったんですね。
 最終回が待ち遠しい!!!。

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