~Anotherdays~


二人で笑った日。
二人で喧嘩した日。
一緒に泣いちゃった日。
一緒に歩いた道は今も変わらず残ってるんだよ。
ただ、そこに無いのは正輝の姿だけなの。

あのころの私は、ただ正輝に愛されたくて。
愛される事に必死になって生きていた。
毎日くれるメールだけを楽しみに生きていた。
食事中もお風呂に入ってるときも、寝るときも。
正輝のことばかり考えていた。
日々の中であった出来事も、全部正輝に伝えたかった。
正輝正輝で、私は正輝一色に染まっていた。
周りから見たら、自分自身を失くした人で悲しい人に見えただろう。
けど、私は今よりもずっとずっとあのころが幸せだった。
愛されて、愛して。
言葉で直接愛は語らなかったね。あたし達。
でも十分な愛は伝わったよ。
メールの文章読むだけでも、目が合うだけでも。
優しさと愛に満ちあふれていたね。
正輝は誰よりもあたしを気遣ってくれていたね。すごく嬉しかった。
正輝が全て!って思ってたし、正輝がすべてだった。

初めて告白した時。
初めて彼氏が出来たとき。
初めて手を繋いで・・・
初めてキスをした日。

正輝が教えてくれて、私は愛を知った。
愛なんて信じてなかったから。
人なんて信じなかったから。
正輝に会えて、本当によかったって。
心から思ってるんだから。
誰よりも正輝を好きだった。


正輝の旅立ちは早かったね。
私より、何年も先に行っちゃうなんて。
薬指に輝く指輪・・・眩しい。

<ねぇ。今でも手は繋いでいるの?それとも、もうとっくに引き離されてるの?>

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