TDK RSJ第30回放送分




TOYKO FMお聞きのみなさん こんばんは。角松敏生です。

さあ、今夜もスタートしました「TDK REAL SOUND JAM」

このあと、9時30分までお付き合いください。

それでは、今夜のオープニングナンバー行きましょう~。

2000年にリリースしました、「GENTLE SEX」から、

角松敏生、"サヨナラはくちぐせ“


♪♪ サヨナラはくちぐせ“


さて、改めましてこんばんは、角松敏生です。

「TDK REAL SOUND JAM」

今夜もリアルサウンド・リアルミュージックをテーマに

お届けしております。ね。

お届けしているナンバーは、「GENTLE SEX」という

私のアルバムでございまして、えー、その中の

“サヨナラはくちぐせ”

これは、あのー、えー、過去に女性アーティストに、

あのー、私が提供したナンバーを全部セルフカバー

するという、えー、オール女言葉唄の、をー、えー、

詰まった、えー、ね、アルバムでございます。

えー、意外と昔からその、「なのよ、わたし」とか言う

詩を歌うのが好きだったんで(笑)、えー、何でですかね?

でも、最近はこう、女言葉っていうのが、あまり、こう、

なんつーの?上手に使える人が少ないと言うか、

逆に、あのー、女の人が「ボク」って歌ったりとかするのが、

流行のようですが、えー、基本的には、やはり回帰していって

欲しいですねえ。美しい女言葉、ね、うん。聞いてみたいもんだ。

えー、女の人が言う、女言葉ね。(爆)

さ、えー、と言うことでね、この曲、リクエストだったんです

けどもね、これ、名前無しさん。

「車の中、BGMはGENTLE SEXを聞いています。

どの曲もメロディも詩もいいのですが、とりわけ唄が良くて、

その唄いっぷりに聞き惚れてると共に、角松さんって

凄いんだなって、改めて感じている日々です。

今、男性アーティストが、女性ヴォーカルを集めたアルバムを

出して話題になってますね。え、私はあまりピンと来るものが

無かったのですが・・・・。

カラオケでは、外しっぱなしの、サヨナラはくちぐせをリクエスト

します。こういうのサラッと歌う角松さん、ニューアルバムが

楽しみです。」

はい、ニューアルバムの中にも、このGENTLE SEXから、

あのー、SINGLE GIRLと言うね、あのー、ちょっと婚期を

逃しちゃったかな?っていう女の子の、ちょっと切ない気持ちを

唄った曲が収められておりますんで、えー、ね、是非聞いて

頂きたいと思いますけども。

さ、あー、今夜のメニュー、サウンドレクチャーのコーナーでは

あー、ね、ブラックミュージックの歴史、と言うことでん、第4弾。

えー、まだまだ、えー、奴隷の時代が続いております。

今夜はどんな歴史なんでしょうか?

と言うことで、今夜もどうぞよろしく!


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♪♪BOOM! THERE SHE WAS

東京FMから角松敏生がお送りしております。

TDK REAL SOUND JAM 

お届けしているナンバーは、

スクリッティ・ポリティ「BOOM! THERE SHE WAS」

大好きでしたね~、あたし、このグループね、うん

なんか、再結成して、ライブやってるとか

そんな話も、聞きますけどもね、ええ、

まあ、この頃のね、ニューヨークのエレクトリックファンクではね~

もう、ほんと、お~、もう、最高峰でしたね、この人たちは。

さあ、メッセージをご紹介したいと思いますね。

やよいさん!いただきました。はい、え~。

「まんまと角松さんの甘いお声にお誘いされたので、

松江のライブ行きます。チケットとれやした。

ジャンデ松江も予約入れました。あとは、社長に

早退届を提出するだけだ~。ってまだ早い?」

ってそれは来年じゃないか、その~、ねえ!(笑)

その前に、CDリリース、中野サンプラザ三連チャン

ね、え~、ね、是非きてくださいね。

「今日は、演舞場で、母と、角松さんの次に好きな勘三郎様です。」

お~、なるほど、いいじゃないですか。古典ね。

「今年も夜空に、三ツ星が。あの星は、角松さんの曲『氷の妖精』

の歌詞の中にあるオリオン座の三ツ星?

三ツ星を発見すると、これから寒くなるんだな~、

冬がくるんだな~と、え~、そして、10月の島根県出雲地方は

神有月(かみありづき)と呼ばれておりまして、

男女の縁や、人々の幸せについて神様たちがサミットをされる、

私のご縁はいずこに。」(笑)

そうなんですね、島根県のほうでは、出雲大社ではね、

八百万の神々が、お集まりになって、会議をするという

そういう、ね、言い伝えがありまして、

あの~、他の地域では、神無月、神がいなくなる月とかいて、

そして、出雲地方では、神有月と。。

で、面白いんですよ、出雲大社はですね、神々の宿舎まであるんです。

十九社というんですけどね、こう、本殿の横にね、こう、

長~い、こう、え、まあ、細長~いお社があって。

そこは、全国から集まる神々がそこに、あの、泊まる!

だから、神有祭の時だけ、そこの社が、ばっと開いてるんですよ。

なかなか、風情のある感じでございますよ。うん。

そうですね、私も、オリオン座の三ツ星をみると

ああ、まあ、冬だ、というふうに、いつも感じております。

え~、まあ、澄み切った星空、綺麗なのはね~、まあ、冬いいんですけど。

やっぱ、寒いのはいやでございます。はい。

私、10月の頭から、早々と暖房入れました。はい。

さあ、ということで、え~、“Player's Prayer”ツアー

あ~、ね、今日はですね、え~、こんな~、しゃべっておりますけど

実は、私、鹿児島でライブやってるはずでございます。

終わってるころかな?打ち上げで、よし!黒豚しゃぶだ~!って

それをめざして頑張ってる頃だと思いますけども。(笑)

ちゅうことで、九州で頑張っております。

そして、ニューアルバムのリリースも決定しました。

え~、Players Presents TOSHIKI KADOMATSU 「Ballad Collection」

12/12発売でございます。

ね、え~、今回参加したミュージシャンたちがですね、

え~、僕の作品の中から、自分がこれだ!と思うものをですね、え~

選んでくれましてですね、それで、まあ、アレンジをしていただいた。

ま、僕の作ったオリジナルとは、全く違った解釈になっております。

え~、これは、ほんとに、素晴らしいアルバムになっておりますよ。

さあ、続いてのセレクションナンバーをお届けしたいと思いますが

私ね、この人大好きなんで、結構、この番組ではかけると思いますよ。

ま、インストですけどね。

え~結構これは、僕も、思い出のナンバーですね。

え~、19歳の頃かな~?お届けしましょう。

デオダート「KNIGHTS OF FANTASY」


♪♪♪ DEODATO "KNIGHTS OF FANTASY"


角松敏生がお届けしております。

TDK REAL SOUND JAM でございますけどね~。

お届けしているナンバーは、デオダート「KNIGHTS OF FANTASY」

まあ、この人、あの~、ね、あの、もう、最近

このへんだって、クラブシーンで取り上げられてるわけで

ございますけどね、でも、これは、80年代っていうか

70年代後半、80年代くらいなんですけども

まあ、あの、ブラジル出身の~、アーティストでございましてですね

MUSICIANS' MUSICIAN ですね、この人は、

ほんとに、知る人ぞ知るっていうか、

え~、まあ、90年代なんかはね、ビヨークもプロデュースを依頼

しているというぐらいでございます。

このデオダートの昔の作品が最近、紙ジャケになって

こうたくさん、再発されておりまして、私は、狂喜乱舞して

喜んでいるところでございますね。

え~、ということで、続いては、このコーナーです!


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サウンドレクチャー、このコーナーは番組のコンセプトである

リアルサウンドをテーマにね、音楽と言うものを、

さまざまな角度からいろいろ、検証してみようという

記録するに値する音楽とは何か?ということでございます。

さ、えー、音楽の歴史第4弾。と言うことでね、

えー、さあ、黒人がその、ね、アフリカから連れてこられて、

えー、奴隷制がいかにひどかったものかと言うことをね

、まあ、話しましたけど、そして、彼ら、ね、ひとつね、

あの、こう、忠誠を遣わせるためのツールとして

宗教も使われたっていうね、ま、いつの時代でもね、

ま、あのー、宗教を信じる、敬謙な気持ちと言うのは

素晴らしいもんでございますけども、ただ、同時に

政治に使われていたりとかも、する歴史は、

どこの国でも同じでございますね。その辺のところはね、

しっかり見せなければいけない歴史でございますけども。

さあ、まあ、そういう意味で、黒人を支配するために、

最初使われた、キリスト教でございましたけれども、

えー、同時にその黒人の人たちにですね、その、えー、

いろんな言語とか、そういうことを学ぶきっかけにも、

なっていった。あー、ちゅうことなんでございますね。

で、そこで、え、その独自の黒人の文化というものを

彼ら自信がミクスチャーすることによって、黒人霊歌。

えー、ね、いわゆるゴスペルといったものが

生まれてくるようになったわけでございます。はい。

で、逆にそのー、そうすってっとー、やはり、

黒人の優秀性ってのがまた、こう、出てくるわけでございまして、

えー、そのー、なんていうんですか?まお、そのー、

中には、そのー、黒人なりの信仰、イエス様へ対しての信仰を、

持つとですね、白人の牧師たちが語る、奴隷制の正当化に

納得出来ずに、えー、ね、反乱を起こす人が出てくるわけです。

ね、え、これ、ナットターナーの反乱っていう、

有名な反乱があるんでございますけど、やっぱり、その

黒人たちが知識とかそうゆうものを持つことによって、

えー、やっぱりこの、白人たちはその、ね、

反乱を恐れるようになって、で、逆にその、

キリスト教を礼拝することを今度、禁止したりとか、

礼拝を止めさせる。逆に言っちゃうと、そこで、黒人もその、

新たなキリスト教に対する熱意と言うものが、

新たのものとして生まれてくるわけでございまして、

で、彼らがこう、やっぱりこう、その、隠れてね、

礼拝をするわけです。で、その中から、逆に黒人霊歌、

本格的に発展していくと言うね、まあ、ちょっと

反作用的な展開、歴史があるわけでございますが、

さあ、この黒人霊歌の特徴。っていうのはね、

まあ、あの、音楽的な特徴を言うけどね、

シンコペーションを多用したリズム、

えー、シンコペーションと言うのは4拍子や2拍子の

通常のリズムのなかで、ね、えー、

強い弱いを入れ替えて、リズム感を出す。

たとえば、たとえば、頭で全部、トン・トン・トンと

くるんじゃなくて、ウッチャ・ウッチャ・ウッチャとかね、

スッチャとか、頭だけで、スッタとか、まあ、そういうの

たとえば、ツン・ツン・ツン・ツチャーとか、

たとえばそういうのを、シンコペーションのリズム、

わかりやすく言えば、そういうことなんですけど。

それから、コール&レスポンス、ソロの歌から始まり、

それに、ほかの人々ね、聖歌隊もしくは、みなさんが、

答えるように歌を伝える、ね、たとえば、レイ・チャールズの名曲

「ワットアイセイ」なんかもそういう感じですね。

コール&レスポンスをポピュラー音楽に応用した。

そして、ブルーノート。これはですね、

黒人音楽に特徴的なものなんですが、

えー、悲しげな雰囲気を出すために、楽譜上の音より、

半音もしくは三分の一音程度、微妙に下げる、

ね~~~、とか、ねーーーーとか、なんつうですか、

まあ、聞けば、あーーーってね、この微妙なずれが

独特の不協和音を生み出して、黒人ならではのブルーな雰囲気に、

これがまた、たとえば、ブルースとか、ジャズの

源流になっていくわけでございます。

この、ブルーノートって言うのは。で、インプロヴィゼーション。

即興ー。えー、ね、 ブルーノートみたいに、演奏者が

即興的にオリジナルの曲に変えて演奏すること、

まあ、クラシックの世界にもそういうの、あるんですけどもね、

えー、ジャズなんかはまさにこの、インプロヴィゼーションが

生み出した、結晶ともいえる音楽でございまして、

もちろん、それは、たとえば、ロックのね、ギター、

ロックギタリストが、ギターソロ!ね、えー何とかソロ!というのが

いわゆるアドリブのことですね、アドリブ演奏のことです。

即興演奏。インプロヴィゼーション。これも、黒人霊歌、

もともと、黒人の人たちがやり始めたことなんです。

と、いう風に聞くとですね、あのー、そこにたとえば

ボディーアクション、踊りを加えるとかね、と、言うことを

聞くとですね、なんか、すべて今の音楽に当てはまること、

すべて、ここから始まったんだと言うことが、

まあ、この辺のことで、みなさん、少しは理解して

いただけるんじゃないかなと思うのですけどね。

まあ、そして、そう言った数々のね、つらい歴史ね、

えー、黒人の人々のね、えー、血と汗の中から生まれてきた音楽、

えーね、黒人霊歌がやがて、それから、100年ぐらい経ってきますと、

え、こんな形で表現されるのでしょうね。

U.S.A For Africa 「We Are The World 」


♪♪♪・・・・


さあ、お届けしているナンバーは、U.S.A. For Africa 「We Are The World」

ね、これもまた、ゴスペルの、まあ、形態ですよ、ようは、。

ただ、まあ、これを偽善ととるか、平和ととるかは

まあ、人のとり方次第って、言うことになるんじゃないかな?っと、

わたくしは思いますけどね。

えー、まだまだ、これから黒人のつらい歴史、

そのつらさを跳ね除けて、ブラックパワーがどうゆう風に、

音楽を創り上げて行ったか、えー、いよいよ来週から

その、ブルース、と言うものの世界に突入していくわけですね。

え、ここら辺も外せない歴史でございますね。

えー、と言うことでね、皆さんからのメッセージの方も、募集しております。

以上、サウンドレクチャーのコーナーでした。


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TOKYO FMから角松敏生がお届けしてまいりました、

TDK REAL SOUND JAM いかがでしたでしょうか~。

さあ、今夜はね、ゴスペル、ね、行き着くとこまで、

話は行きましたけどねえ。

ブルースブラザースなんて映画がありましたよね?

あれなんかも、やっぱ、結構、ゴスペルなんかの感じを

こう、なんつーか、ちょっとパロってる感じですよね。

まあ、勉強するにはいい映画だと思いますけども。

まあ、19世紀の半ばを過ぎますとですね、再びキリスト協会

による伝道活動が盛んになりまして、キャンプミーティング、

まあ、福音伝導集会と言うんですけども、ここで、黒人、白人

分かれてね、こうね、お互いのこう、をー、唄を披露し合う

みたいな、えー、事が増えていくらしいですね。

ここで、白人世界、まあ、ヨーロッパ世界の音楽と、黒人世界の

音楽が、お互いにここで刺激をし合うと言うことになってくる訳

ですね。ここで、また、新たなポップミュージックが生まれてくる

訳ですねえ。えー、来週からまたその辺の話に、ね、突入したい

と思います。


さて、この、TDK REAL SOUND JAMでは、

皆さんからの メッセージをお待ちしております。

角松敏生への質問、番組へのメッセージ、

サウンドレクチャーのコーナーでやってほしい企画など、

何でも結構でございます。是非、送ってください。

今月10月は、番組にメッセージを送ってくれたリスナーの中から抽選で、

音楽用CD-R「DEAR MUSIC」を、毎週10名様にプレゼントしています。

シンプルで上質感溢れるカラーとデザインのパッケージ&ディスク、

美しいレーベル印刷が楽しめる音楽用CD-Rでございます。

持ち運びや、ディスクの検索に便利な ファイルケース入りで、

20枚パックとなっております。

ふるってご応募ください。 えー、なお、プレゼント希望の方はね、

必ずあなたの住所・氏名・電話番号を、書いて送ってください。

さ、宛先でございます。

はがきの方は〒102-8080、102-8080

東京FM TDK REAL SOUND JAM

ファックスの方は、東京03-3221-1800 03-3221-1800

メールの方は、kadomatsu@tfm.co.jp  kadomatsu@tfm.co.jp

まで、たくさんのご応募、メッセージ、お待ちしております。

さあ、それでは、お届けしてまいりました

TDK REAL SOUND JAM

そろそろお別れの時間となりました。

ね、えー、私のコンサート等々で、お会い出来る方々、

お会い出来るのを楽しみにしております~。

ってことで、また来週の土曜日夜9時に東京FMでお会いしましょう

お相手は角松敏生でした!

I See Ya!






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