片栗の花

蝶鳥雨林の国マレーシア



国名 マレーシア
首都 クアラルンプール (4月 気温23~33℃、雨量276mm)
国土(マレー半島、ボルネオ島)で日本の9割弱の広さ。60%が熱帯雨林
人口 2000万人(マレー系60%、中国系30%、インド系10%)
気候 熱帯雨林気候 年平均[昼32、夜22度]、年間降雨量2000~2500mm
時差  日本とは時差1時間遅れ、
マレーシア.jpg


マレーシアの 歴史
15世紀・・・・マラッカにマラッカ王朝が誕生
1511年ポルトガル占領、1641年オランダ占領、1795年英国占領
1786年・・・英国がペナン島を植民地に
19世紀・・・・英国が全土を植民地に
1941年・・・太平洋戦争勃発。日本軍が占領
1945年・・・日本敗戦。再び英国の支配下に
1957年・・・マラヤ連邦として独立、1965年シンガポール島が分離独立。


ペナン島
ペナン島 (ペナンはマレー語でビンロウジュ(ヤシ科の植物)
ペナン島(東西15キロ、南北24キロの島)人口60万人(中国系が70%)
1786年イギリス東インド会社が東南アジア進出の拠点に選んでから発展。
東洋の真珠、リゾート地、東洋のシリコンバレーと呼ばれ島には高層ビルが立ち並ぶ。
2年前のスマトラ大津波では21人の死者を出しました。
ホテルから海岸方向を望む
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ゆっくり朝食をとり10時ホテルのタクシーで島の見学をしました。
(4時間で160RM≒5000円)
バタフライ・ファーム   4000匹の蝶や珍しい昆虫を飼育している熱帯蝶園。
園内で網をかぶせて蝶を放し飼いにしています。湿気が大きくレンズが曇ります。
トラフタテハ   いっぱいいた蝶です。
「虎に似た模様」の東南アジアを代表するタテハチョウで切手の図案にもなっている。
トラフタテハ2.jpgトラフタテハ.jpg
オオゴマダラ (大胡麻斑) マダラチョウ科(大きくはタテハ科)
羽の幅16センチの日本最大のチョウ。石垣市の「市蝶」
沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ、マレー半島などにいる。
幼虫の時に毒のホウライカガミを食べ、黄金色のサナギになり
体に毒を取り入れ(毒蝶)鳥から身を守る。
大ゴマ.jpg
ルリマダラ
ルリマダラ.jpg
リュウキュウアサギマダラ
琉球アサギ.jpg
ツマベニチョウ (シロチョウ科)
ツマベニ.jpg
巨大ヤスデ
ヤスデ.jpg

マイアミビーチ   ペナン島のリゾート地です。
  2年前のスマトラ沖地震でマレーシアでは74人が亡くなりました。
  ペナン島では21人、特にこの海岸で海水浴客が津波に巻き上げ
  られた石の下敷きになり死亡したそうです。海水は道路まで
  あがったという事で、建物への被害はほとんどなかったようです。
ビーチ.jpgビーチ2.jpg

森林公園
入り口には砲丸木の並木が続いていました。
キャノンボールツリー(ホウガンボク )  サガリバナ科
  ギアナ原産。花は、幹から出、大形、紅紫色。
  果は砲丸のよう。熟すと臭気あり食に適さず。
砲丸木.jpg
猿.jpg
ナンヨウ ベッコウトンボ    森林公園にいた蜻蛉です。
ベッコウ蜻蛉.jpg

マレーオオトカゲ (ミズオオトカゲ)
全長2.5m、体重25kg世界で2番目に大きいトカゲ。
インド、東南アジア一帯の水田、川、マングローブなどに生息。
泳ぎや潜水が上手。ネズミや鳥、海に入って魚も食べる。
トカゲ.jpg
ペナンバードパーク を見学。
サイチョウ(犀鳥) マレーシア国鳥 嘴の上にサイの角状の突起がある
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インド孔雀
孔雀.jpg
キンケイ(中国、パンだのいる森にいる)
キンケイ.jpg
ヒクイドリ(ニューギニア、オーストラリア)
ヒクイドリ.jpg
ホウカンチョウ(南アメリカ)
ホウカンチョウ.jpg

クアラルンプール
クアラルンプールは「泥が合流する場所」。ジャメ・モスクで、ゴンバック川と
クラン川が合流していることが元になっている。マレーシアの首都
人口:約150万人。19世紀半ば 錫の採掘拠点として開発した。
2010年にはプトラジャヤに移転する(首相官邸は1999年移転ずみ)

ペトロナスツインタワー 高さ452mの88階建てホテルの向かい
 に高層のツインタワーがありました。 イスラム様式でマレーシアのモスク
 に似せて作った。当時は世界一
(現在は2003年台湾の台北国際金融センター高さ508m101階が世界一)
タワー1は日本の建築会社が、タワー2を韓国が建設した。
タワー.jpg
バードパーク
ショウジョウトキ(南アメリカ)
ショウジョウトキ.jpg
シロクジャク(インド孔雀変異)
白孔雀.jpg
バタフライパーク
マレーシアの国蝶のアカエリトリバネアゲハ です。
ワシントン条約で、マレーシアから持ち出しが禁止されている美蝶です。
世界最初の蝶切手になりました。1950.1.3
赤襟.jpg
この蝶の標本を本日、日本で手に入れました。
標本2.jpg

マラッカ  1396年頃マラッカ王国の首都 、香辛料の中継港として繁栄
人口: 約65万人住民 マレー人(約60%)華人(約30%)
1511年ポルトガルが征服し、東南アジアにおける海上帝国の拠点とした。
イエズス会のフランシスコ・ザビエルはここから東アジア布教に出発している。
1641年オランダ東インド会社が占領した。
1824年スマトラ島のイギリス植民地と交換にイギリスに譲渡された。
1941年、太平洋戦争時下3年8ヶ月の間日本軍に占領された。
プロテスタント教会
オランダ建築の代表例とされる木造(1753年完成)。
高さ30mの教会の天井の梁は、繋ぎ目のない一本の木を使い、
組み合わせにも釘を一本も使っていない。
教会2.jpg
ザビエル教会には、ここでザビエルと出会い、日本に案内したやじろうの碑
やじろう2.jpgやじろう.jpg
サンチャゴ砦 (ア・ファモサ)
マラッカの領有を巡りオランダと戦ったポルトガルが1511年に築いた砦
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スルタン王宮 (歴史書をもとに再現された木造建築)マラッカ文化博物館
王宮.jpg
1521年に建てられた セント・ポール教会 、フランシスコ・ザビエルの像
ザビエルの遺体は、この丘の上の墓地に安置されたが、インドのゴアに移送された。ザビエル.jpgポール.jpgポール2.jpg
マラッカ海峡の夕日
夕日.jpg
帰りに建物の壁には ヤモリ
ヤモリ.jpg

シンガポール
人口 300万人(中国系77%、マレー系14%、インド系7%)
領土 淡路島(琵琶湖)と同じくらいの大きさ。都市人口率100%
華人問題などで対立し1965年8月9日にマレーシアより分離独立。建国42年目。
東南アジアで一番狭い国だが、東南アジア最大の工業団地を持っている。
熱帯雨林気候昼35℃、夜23・C、湿度60~90%。
シンガポールドルS$ 70円~75円
シンガポールの象徴 マーライオン 像まで歩きました。
 記念撮影する人多かったです。雷とスコールにあいました。
ライオン.jpgライオン2.jpg
ハッカチョウ(ムクドリ)
ハッカチョウ.jpg
ジュロン・バードパーク   600種9,000羽以上もの鳥達が生息する。
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オウギバト(ニューギニア)
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カンムリバト冠鳩(ニューギニア)
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ソウシチョウ(相思鳥)
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カンムリヅル ツル科 (アフリカ)
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フラミンゴ
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ペリカン
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ショウジョウ鴇
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カワウ
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セントーサ島
ビーチ
ビーチの木の上を動き回るのはイグアナ?トカゲ?
イグアナ.jpg
ビーチ.jpg
バタフライパーク
トラフタテハ
トラフ2.jpg
オオゴマダラ
大ゴマダラ.jpg
ケーブルカーからセントーサ島を望む
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アジア大陸最南端
南2.jpg南.jpg
アメリカネムノキ(レインツリー)  日立のコマーシャルのこの木何の木、気になる木です。
ネム.jpgネム2.jpg 罰金  地下鉄に張られています。×70円です。半端でない罰金ですね。
地下鉄車内で飲食すれば罰金35,000円、喫煙は罰金7万円です。
罰金.jpg
ホームの黄色い線を越えて立つと罰金35,000円です。線路に下りたら罰金35万円です。
罰金2.jpgホーム.jpg

蝶鳥雨林の国マレーシア -マレーシアで見たこと考えたことー

マレーシア   首都 クアラルンプール
国土(マレー半島、ボルネオ島)で日本の9割弱の広さ。60%が熱帯雨林
人口 2000万人(マレー系60%、中国系30%、インド系10%)
気候 熱帯雨林気候 年平均[昼32、夜22度]、年間降雨量2000~2500mm
時差  日本とは時差1時間遅れ、
シンガポール
人口 300万人(中国系77%、マレー系14%、インド系7%)
領土 淡路島(琵琶湖)と同じくらいの大きさ。都市人口率100%
熱帯雨林気候 昼35℃、夜23℃、湿度60~90%。
マレーシア.jpg
マレーシアの 歴史
15世紀・・・・マラッカにマラッカ王朝が誕生
1511年ポルトガル占領、1641年オランダ占領、1795年英国占領
1786年・・・英国がペナン島を植民地に
19世紀・・・・英国が全土を植民地に
1941年・・・太平洋戦争勃発。日本軍が占領
1945年・・・日本敗戦。再び英国の支配下に
1957年・・・マラヤ連邦として独立、1965年シンガポール島が分離独立。

1 アフリカと同じく、私はマレーシアについての知識を全く持ち合わせていま
  せんでした。自分の眼で直接見ることにより興味を持ち、色々な知識を得る事
  が出来ました。マレーシアの第1位輸入国は日本ですが日本車は見当たらず
  日本の陰が薄い感じでした。目立ったのは日本食店(回転寿司、天婦羅)です
  ホテルでも寿司が出ました。空港には日本語の表示もありました。

2 アフリカは予想に反してとてもさわやかで過ごしやすかったです。
  ところがマレーシアは湿度が高くて5分も歩くと汗で洋服がべたべたです。
  マレーシアはアフリカよりもとても暑かったです。
  スコールのような一時的に激しい雨が降りました。
  4月の気温と降水量
    東京         10~18℃   130mm
    クアラルンプール   26~28℃、  281mm
    シンガポール     24~32℃   141mm
  周辺国がみな時差2時間なのに1時間で朝は暗く夕方も明るいです。
  これは通年のサマータイムで、経済的に効率がいいです。

3 マレーシアはイスラム国家らしく大きなモスクがあり、多くの女性が
  髪を隠すスカーフを付け、ズボンでした。シンガポールは様々な人種が
  混在している感じでした。いわゆる背の高い外人さんは少なく、私たちも
  人種的には、違和感なく街に溶け込める感じを持ちました。

4 独りで歩いていても、安全への不安を感じることなく、とても安心感
  をもてました。物価や交通費も安く(高いのは酒だけです)
  多くの日本人にセカンドホーム(ライフ)として人気があるのも頷けました。

5 高速道路沿いの景色の中に農耕地(田んぼ、畑)がありません。
オイルパーム (アブラヤシ)の植林の林だけです。
  主食はどうなっているのか疑問に思いました。
  ゴム不況もありマレーシアの熱帯林は急速にオイルパームの
  プランテーションに姿を変えているそうです。(国土の10%)
  パーム油「植物性油脂」は世界の50%を占めマーガリンやサラダオイル、
  スナックやインスタント麺、石けん、化粧品、塗料、潤滑油の原料に。

6 マレーシアは道路が整備されていました。バスターミナルが整備され
  都市間への高速バスが走り移動がとても便利でした。
  シンガポールは地下鉄が整備されて移動がとても楽です。
  マレーシアは車優先でほとんど一方通行で横断歩道がありません。
  道路を横切るのにとても苦労しました。

7 マラッカ海峡は海のシルクロード、シンガポールは東インド会社のアジアの
  拠点として栄えた交通の要所です。高層ビル群はアジア地域(インド、中国、
  日本など)の物や情報の中継基地としての役割の大きさを示しているようです。
  地理的な位置だけでなく、人口の坩堝といわれる多民族国家であることが
  有効に働いているように思います。

8 美しい南洋の花に囲まれカラフルな蝶と鳥が飛び交っていました。
  紀元前50万年前ジャワ原人が近辺にも存在していわれるマレー半島は
  昔から人にも動物にも地上の楽園だったのでしょうか。

9 シンガポールはFine Country (素敵な国&罰金国家)です。
  複雑な多民族社会にとっては高い規範性(統制国家の側面)が必要
  なのでしょうか。
  鞭打ち刑もあり、死刑執行率が世界一(麻薬を持ち込み死刑)です。
  地下鉄車内で飲食すれば罰金35,000円、喫煙は7万円です。

現地の人には現地の言葉で返したい。トゥリマカシ(ありがとう)マレーシア

*寺島 実朗(岩波書店「世界」2006年12月号)
『21世紀型先進バーチャル国家』シンガポールの記事が示唆的でした。

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