2002年9月


それからトキとはなかなか会うこともなく彼氏と歩いているところに偶然会ったりしただけだった。

凛は凛で当時の彼氏とうまくいっていて幸せだったし、それ以上のものはなにもいらないほどで、トキのこともだんだん普通のたまにメールする友達くらいになっていった。

そして9/20の深夜、、、正確には21日をまわった午前1時
いきなりすごい音が。

パァーン!!!

と同時に電話がなった。
トキからだった。


『はっぴーばーすでー!!!おばちゃんの年の数だけ花火あげてやるぜぇ』


電話の向こうで音がする。
凛はずるいけどちょっとこわくて外にでれなくて窓だけ開けていた。

次の瞬間




『こら~っ!!!こんな夜中になんばしようとかぁ!!!』



ほら、いわんこっちゃないw
外にいなくてよかったぁ、、、。

10分後トキから電話。
『下におりてこい!!!』

スキンヘッドのおいちゃんにおいかけられたらしい。
こわかったらしい《笑》

27発あげるはずだった花火は結局7発で終わった。

でも凛はすごくすごくうれしくて
子供みたいなことを平気でするトキに惹かれた。

そしてトキは凛が集めている香水をプレゼントしてくれた。
でもなにより
その行動がすごい。

強がっては見せたけど
純粋に嬉しかったんだ、、、、。

サイコーの誕生日だった。



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