深海都市

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Dルームレビュー6


 まず大統領の保護を最優先し、続いて専用特別機に乗せられる。今回の場合はドナルドが攻めてくるようなので、地下危機センターに移動し、もっとも厳しい警備がとられた。
「状況は?」エデンはセンターに入るなりカーネル大統領首席補佐官に尋ねた。
「彼のいったとおりでした。各地でドナ教が次々とハンバーガーを投げつけているのです。ああ、神様」
「対処方法はあるのかね?」
カーネルはしばしの沈黙の後答えた。
「アメリカの場合はドナルドが国から出て行くことによって自体が鎮圧しました。それには大佐の力もあってですが・・・」
「だが今回も大佐がいる」
「そうですが・・・・」
一人の士官が叫んだ。
「こんな映像がいたるところで流れています!」
donanana
「確かにやつはナチスのようだが、それよりもたちが悪い。大佐はまだかね?」
「急ピッチで作業を進めているようですが・・・、大佐に連絡は?」
「それが急に連絡がとれなくなって・・・」
センター内があわただしくなっていた。誰もが机と机の間を行きかい、怒号をとばしていた。
そのときだった。スピーカーから音が聞こえたのは。

「hu!ho!hu!hu!Go!active!!!!ハァーイ、もしもしドナルドです。エデン君はいるかな。僕のいいたいことは
dero


全員が静まり返った。「私自身が行かないと解決しないだろう」
「大統領!」ブロッカーの一人が呼び止めた。
「いや、いかないといけない。絶対にだ」
もはや誰も止められなかった。

地上へ出るとやつがそこに立っていた。
風がなびき周辺の瓦礫を揺らす。
廃墟とかした基地も、闘争心に燃えるエデンの目には映らなかった。映ったのは聳え立つクソ、ドナルド・マクドナルドである。
「私がくることがよくわかったね、ちみ」
「この国からでていけ、このクソったれが!!」
赤髪がゆれた。そして髪は風に運ばれ飛ばされていった。ドナルドはカツラだった。
katsura

「あ、カツラとれた。」
「え?」
エデンはわけもわからず、KFC教の神器、フライドチキン人形を振りかざした。
「これでもくらえ!」
「俺帰るわ」
ドナルドは後ろを向き、スタスタと歩いていった。
やつに勝つ唯一のみち、それはカツラを風で飛ばすことだった。いやはや、こりゃ一本とられた。

 上空にヘリコプターがあるのに誰も気づかなかった。
蒼波大佐は狙撃銃に新作のツンデレ弾をこめていた。秋山澪のおかげでツンデレ効果は増したはずだ。
「シネ^^」
弾丸は歩いていくドナルドの心臓を貫通した。奴が倒れた。
「まさか?!!?!大佐・・?シャナが、ハルヒが、ルイズがぁぁぁ?!?!ランランルーおおまえかぁぁぁ!!!!!!私は最強ではなかったのか?ああぁぁシャカシャカチキンになりたい・・・かつらさえ取れなければ私は」
ドナルドの体は蒸発し、ただのクーポン券の山になってしまった。しかもハッピーセットの。

蒼波大佐は低く呟いた。「もちろんさ」

Dルームレビュー完




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