赤D

赤D

第2話「街角」



~旧世界遺跡館~
カイ「みんな無事ですか?」

部下A「何とか崩落前に脱出できました」

カイ「点呼は?」

部下B「完了しました!」

カイ「よかった。では全員船のほうに引き上げてください」

館主「あ、あの~・・・お取り込み中なんですが・・・私の遺跡館は・・・?」

カイ「無論閉鎖、封印されます。それから、あなたもそれなりの処罰がありますので、覚悟しておいてください」

部下A「では、調書を取りますので、ご同行ください」

館主「そんなぁ・・・」

カイ「私は町のほうに影響が出ていないか巡回してから船に戻ります」

部下B「私もご一緒に」

カイ「一人で大丈夫です。何かあったら連絡を入れます」

部下B「了解いたしました」

~町~
カイ「こんなにぎわった町にすぐ近くにあんな危険なものがあったなんて・・・最悪の事態だけはさけられましたね・・・。よかった・・・おっと」

子供「あっ、ご、ごめんね、お兄ちゃん!ぶつかっちゃって!」

カイ「元気がいいのはいいことですよ。しかしあんまり走ると転びますよ。気をつけてくださいね。」

子供「ありがと!ばいば~い!」

カイ「元気のいい子供だな。・・・あとは遺跡からでた円盤の処理ですね。いったい、円盤の中には何が入ってるのでしょう・・・。遺跡とともに封印してしまったほうがよかったような気がしますが・・・。持ち帰っての調査命令となればいたしかたありません。しかしこんな円盤・・・こんな・・・?のなかに・・・?ない!?そんな馬鹿な!確かにこの中に・すられた!まさかあの子供が!?」


チンピラ「いよ~しうまくいったか?」

子供「うん!これ白いマントのお兄ちゃんの懐から!」

チンピラ「上出来上出来!・・もっと金持ちそうなやつから盗んで来い。いい仕事したらうちのチームに入れてやるから。ウチのチームはいいぞぉ!うまいもん食い放題!もう2,3人盗んできたら晩飯食わしてやるよ!」

子供「うん!いってくるね!」

チンピラ「・・・なんだ?この獲物は?金になるのか?」
チップ
チップ「ならねえな!」

チンピラ「だ、誰だ!」

チップ「ガキ使ってなにやってんだ!このクズ野郎!」

チンピラ「な、なんのことだ?」

チップ「ガキを食いもんにするようなやつに生きる資格はねえ、くらいな!αブレード!」

チンピラ「ぐわぁ!!」

チップ「たてよ!おら!てめえみたいなクズがいるから!」

カイ「おやめなさい」

チップ「!?」

カイ「どう見ても弱いものいじめにしか見えませんよ?おやめなさい」

チップ「とめるなよ」

カイ「それ以上やると死んでしまいます」

チップ「あ?なんでてめえがでしゃばってくんだよ?」

カイ「私は被害者ですよ?そのスリのね」

チップ「とられたものはよっぽど大事なもんだったらしいな。俺が取り返してやったぜ。ほらよ」

カイ「それじゃもうそのくらいでゆるして」

チップ「おらよ!」

チンピラ「ぐわぁ!」

カイ「やめなさい!」

チップ「なんだぁ?とられたもんがもどりゃ文句ねえだろ!帰れお坊ちゃん!みせもんじゃねえ!」

カイ「あなた方二人、見世物になってもらってもかまわないんですよ?裁判の席で」

チップ「人が行為でやってやったって言うのになんだその警察見てぇなくちぶりは!」

カイ「その警察機構のものです」

チップ「・・そういえばテメェ!犬の仲間だったか!」

カイ「町にチンピラ相手に本気になることもないでしょう?チップ・ザナフ」

チップ「気安く呼ぶな!俺の本気はこんなもんじゃねえぞ!」

カイ「だからとめたんですよ」

チップ「俺はなぁ、ガキを食いもんに使うやつも嫌いだが警察はもっと大嫌いなのさ!一人じゃなんもできねえくせして、さもえらそうに!さも自分が正義であるように振舞いやがる!貧しいやつらはほったらかしにして金持ちの味方して自分の権力を守る!そういうのをなぁ、親方日の丸っていうんだぜ!」

カイ「我々への不平不満を言うのはかってですが、今のあなたの行為を見逃すわけにはいきません。私とご同行していただきたい」

チップ「いやだといったら?」

カイ「腕ずくでも」


チップ「おらぁ!そういう身勝手な正義にゃ反吐が出るってんだろうが!」

カイ「くっ!ここで戦うのは不利ですね」

チップ「その見下した目、利口そうな口、ふんぞり返った態度、全部がきにらねぇ!!γブリード!!」

カイ「くっ、かわせるか・・・おっと」

チップ「ちぃ!かわすかそれを!」

カイ(とにかくもっと広いとこへ行かなければ・・・)「くやしかったら私のスピードに追いついて御覧なさい!」

チップ「ち、にげるな!待ちやがれ!!」


カイ「どうしました?それで終わりですか?」

チップ「くそったれ、ちょこまかと!!」

カイ(こんなまちなかでは周りに被害が及んでしまう、周りに人がいないもっと広い場所へ・・・)

チップ「αブレード!」

カイ「くっ、こんな場所で!交わすと周りに被害がでる、とめられるか、・・ぐっ!」

チップ「くそ、これまでも!」

カイ(人がいないもっと広い場所へでなければ!)

チップ「ち、まちやがれ!」


人ごみでの戦闘を避けたカイの足はいつの間にか旧世界の遺跡へと向いていた

カイ「また旧世界の遺跡へ戻ってきてしまいましたね・・・ここなら心置きなく相手をしてさしあげられます」

チップ「まだそんな口たたきやがるか!ちょろちょろ逃げ回りやがって!」

カイ「どうやらあなたは頭に血が上ると周りが見えなくなるようですね」

チップ「うるせえ!かかって来い!」

カイ「スタンエッジ!」

チップ「その程度か!こちとら忍だぜ!ディエルタエンド!」

カイ「くっ」

チップ「どうした、その程度なのか」

カイ「本気を見せましょう!スタンエッジチャージアタック!」

チップ「何がおきたんだ!?俺の術が!」

???「主砲やつらのそばに撃てー!」

チップ、カイ「何!?」

警察機構飛行艇「カイ様緊急です!ツエップの飛行艇が・・・ザー(無線が切れた)」

カイ「私としたことが小物に夢中になりすぎましたか」
ツエップ飛行艇「我々は空中武装国家ツェップ飛行艇部隊である。そこの男、持っている円盤を渡しなさい。我々の要求に従えば身の安全は保障する」

カイ「なにを!」

ツエップ飛行艇「重ねて言う、我々の火気は復活させた旧世界の技術であり非常に強力である。近隣のまちにいかなる被害がでても我々は感知しない」

カイ「これはまたとんでもない人質をとられたものです。わかりました。あなた方の要求に従いましょう」

ツェップ飛行艇「さすがカイ殿、聡明なはんだん、痛み入る」

カイ「私のことを知っている・・・?もしや!」

ツエップ飛行艇「ガブリエル大統領閣下もケイの行動に感謝されるだろう。ではさらばだ」


カイ「・・!チップ・ザナフは!?・・逃してしまったようですね、二つとも・・いえ、円盤はのがしません!」


敗北ではない、始まったばかりである。カイ・キスクはすぐさま警察機構の飛行艇を呼びよせた。チップは見逃しつつもその目は飛び去るツェップの飛行艇を見続ける。空の青に溶け込んでしまうまで

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