お隣さんの国：韓国からの手紙

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2007/06/15

シアボジの思い出

(16)

テーマ：韓国！(17934)

カテゴリ：韓国生活

ノギさんは、シアボジのチェーサ（法事のようなもの）で、田舎に行っている。

コーちゃんの学校があるので、ノギさん一人で行った。
KTXで行くので、交通費がかかり過ぎるため、最近はチェーサはほとんどノギさんが一人で行く。

はんらのシアボジは1999年に亡くなられたので、今年で8年になる。

ビックリされるかもしれないが、シアボジ（舅のことですよん）は、1905年生まれだった。
もし今まで生きておられたら、今年満102歳。（＾＾；）
韓国人にしては、とっても長生きされて亡くなったのだ。

ちなみに、はんら母は1940年生まれだから、シアボジと35歳違い！（＠＠）

初めてお会いした時、シアボジは既に半分、恍惚の人になりかかっていた。

普段着が、ハンボクという、伝統衣装だった。

はんらがいくら韓国語を勉強しても、最後まで、シアボジの言葉が聞き取れるようにならなかった。（＾＾；）

そんな感じだったので、シアボジとの思い出はほとんど無い。

大体、慶尚道は男尊女卑思想が強くて、男性と女性は一緒にご飯を食べないため、顔を合わせる機会も少なかった。

まともにお話をしたことはあったのか？
と思うくらいに、たった一人のシアボジとの交流は無いままだったなぁ～。。。

ただ、当時、はんら夫婦は二人目不妊に悩んでいて、不妊クリニックに通っていた。
いろいろ努力してもダメで、半分、二人目の子供を諦めていた。
不妊クリニックにも通わなくなった。

ところが、シアボジが亡くなってちょうど1年経った頃、ヒョイと自然妊娠した。

「シアボジがあの世に行って、子供を送ってくれたんだよ。」
と言った。

恍惚の人になりながらも、末っ子のノギ夫婦のことを、最期まで心配してくれてたのかもしれない。

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