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昨日は朝から一日中雨でした。
ひょんなことからテレビで明石さんまさんと美川憲一さんの対談を観ました。
その時に美川憲一さんが朗読に挑戦、しかも「楢山節考」を。
観たい・聞きたいと思いました。
「楢山節考」 確か祖母と映画で観た記憶が・・・・・
歌手の坂本スミ子さんが母、緒方拳さんが息子で・・・・・
「お母あ、お母は運がいいな~雪が降ってきた・・・・・」
そのセリフは今も鮮明に覚えています。
坂本スミ子さんは約作りに前歯を2本抜いて・・・・
そういうエピソードも覚えています。
新聞に17日土曜日午後2時開演。
娘に話すと一緒に行きたいと。
もう満席でチケットは無理かと思っていたのですが、2階席の端が取れました。
『楢山節考』とは
深沢七朗の短編小説。1956(昭和31)年『中央公論』に発表。三島由紀夫らの選考委
員に絶賛され、第1回公論新人賞を受賞した。
主人公はおりんという老婆で、彼女の住む集落では、口減らしのため老人を楢山に捨て
る風習、「楢山まいり」があった。息子の後妻も見つかり、おりんはもはや思い残すことは
ないと、捨てられる日を心待ちにしていた。
その気持ちは、捨てられるべき老人に相応しくあるようにと、丈夫なはずの歯を自ら石臼
で砕いてしまうほどであった。
やがて、待ちに待った楢山まいりの夜がやってくる。
いやいやながらおりんを背負って楢山節へ向かう息子・・・。
姥捨山の風習をもとにした小説で、日本の民俗をありのままに描き、
文学界に衝撃を与えた。
そこにある“生命”のすがたは、生々しく、力強い。その作風は、既存の文学的系統で簡
単にカテゴライズできないものであり、戦後の文学界にあって、特異な存在だと言える。
58年に木下恵介監督、
83年には今村昌平監督により映画化され、それぞれ話題となった。
昨日のパンフレットからです 。
美川憲一さんは、今回で3度目の朗読。
45分の前半、15分の休憩、後半45分・・・・・・
全編終了後、美川憲一さんも2人の母のことを話し、
尺八の伴奏で 「生きる」 を歌う。
正直、私は初めての会場で、会場の照明やら木の床を歩く靴音が朗読中に気になり、
朗読に集中するにはチョット・・・・・
美川憲一さんの「せっかく来てくださったお客様に歌もね~~~」と
これは締めくくりには圧巻でした。
尺八の音色で歌う。
以前一度だけ観た越路吹雪さんの舞台のようでした。
娘も 「楢山節考」 の全容は昨日知りました。
こういう風習があったこと。
毎日、お腹一杯食べることのできる今こそ、
こういうこと知る機会を親子でいただけたことに感謝。
生きるとは死ぬことです。
年老いた者が生きたまま捨てられるにも、作法があり、
見事に生を全うするおりんの心は朗読を通じて娘に伝わった。
今、私にできること。
チャンスは逃がさない。 先人に謙虚に学ぶ。 心も身体も健康に。
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スキャナーと格闘中で~~~す。 2013.12.02 コメント(22)
さなぎがプルプル~~ 2013.06.02 コメント(8)
EVERNOTEに登録しました。 2013.05.28 コメント(12)