CUT IN APASH

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15歳の頃パ-ト2


せっかく入った高校も2ヶ月でクビになった...
さて、どうする? 先のことなんてなぁんにも考えてない...

一緒に退学になった6人の仲間のうち、一人が「床屋って、床掃除するだけで給料がもらえるらしいよ...」ってなことを言った。
今考えると、この一言が、後の21年に及ぶ床屋人生のはじまりであった。
「どうせ働くならやっぱり東京だよな...」と思った僕は、
1週間後に故郷を旅立つことになる...
青函連絡船と夜行列車を乗り継ぎ上野駅を目指す、長く孤独な道のりだった。

上野駅で僕を出迎えてくれたのは、埼玉に住む父の弟(つまり叔父ですネ…。)だった。ポ-ル牧にはてしなく似た叔父の満面の笑みに、僕は少しとまどい、3歩ほど後ずさりしたのを覚えている。
この叔父の紹介で、下町荒川区の床屋に住み込みで勤めることになる。
この店で2年半修行して、専門学校の卒業式を翌日に控えた日、オ-ナ-から「支店を任せる。」と告げられた。18歳の誕生日を1週間ほど過ぎた頃だった。
しかしこの1年後、オ-ナ-はこの抜擢が誤りだったことを思い知ることになる。
なんせ18歳の若造である...
ひとつの店をきりもりするなんて、それこそ11年と7ヶ月早かったのである。(ちなみに僕はこの11年と7ヶ月後、自分の店を持つことになる…。)
ってなわけで僕は引責辞任を余儀なくされ、
水道橋にある別の店に移ることになった。
ちなみに、辞任前の給料の12万5千円が、次の店では一気に20万円にはね上がった。



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