February 22, 2012
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このページの前に『其の壱』と『其の弐』があります。


彼女のマンションに初めて行った日から付き合い始めた。


未だに少しだけ気なることがある。
何故か彼女は、“経験”が多いことを打ち明けた。
ほとんど気ならなかったし、そのあと追求することもなかったので、なぜあの時、彼女がそれを言わなければならなかったのか、未だに謎。。。


6コ上を子ども扱い?それとも、女性の恥じらい???


そもそも、多い少ないの境目も分からない。人によってその見解も違うだろうし、
男としては、そりゃ「少ない方が良い」という人が多いと思うけど、女心はわからない。


それよりも何よりも、とても美しく、非の打ち所がない体であったことに間違いはない。
それをいくらでも好きに触れられるだけで、そんなことは、どうでもいいことだった、と思う。





流石に1番と言い切ることはやめておこう。嫌味っぽくしたくないので。
もっとも、性格との総合評価(評論家じゃないけど)は、ダントツの1番で・す・け・ど!


もともと恋に飢えていたし、甘えん坊の性格かもしれないし、
とにかく、やりたい盛りだったこともあったし、束縛したがりの心配性だったし、
ひと時たりとも、違う空間に居たくなかった。


つまり、彼女のマンションにその後直ぐ、転がり込んでしまった。


彼女がリビングから離れた時、そっと目を閉じて、うっすら開けてみる。
間違いなく、彼女の部屋だ。夢ではない。


そんなことを繰り返すだけで幸せを実感していた。


初めて彼女と出遭った時に、この状態が想像できただろうか。
出来るわけない。


桜.JPG


ある休みの昼下がり、彼女は一人泣きながら帰ってきた。
ここのところ毎日のように、会社からの帰宅途中、彼女はある店に通っていた。


ほぼ毎日、退社時間は彼女の方が早く、会社からマンションまでの4km足らずの
中間地点にあるその店に、寄り道をしていると聞いていた。


その事件の日、僕は眠くて、彼女を一人でその店に向かわせてしまった。



彼女が何事もなく帰宅していたのなら、もう一度二人でその店に行く予定だったけど。。。
それは出来なくなった。
いや? 念のためそのあと、一緒に行ったかもしれない。だけど、それは無意味だった。


初めての涙を見た理由、それは、どうしても欲しがっていた犬が成田空港に旅立ってしまったから。
つい、昨日、売れてしまったらしい。


でも結果、これで良かったと思う。
アインに出会えたのだから。


ところで、彼女は「あなたの厚い唇が好き!」と言ってくれていた。
そんなことより、ここまで自分のことを好きでいてくれると感じられたのは初めてだった。
そういう表現が出来る子は初めてだった。
(それから現在に至るまで、それを超えるひとに出会っていない)


彼女には沢山の友人がいたので、寂しさを紛らわすだけの付き合いではないと感じていた。
なんだろう、付き合い始めた直後から、無理に意識することなく、空気のようにふれ合えた。


それは、彼女特有のマジックみたいなものだった。
ドラマとかでしか見たことのなかった“運命の出会い”とはこのことだと感じた。

sakura.JPG


アインを一目見た彼女は“2回目”の別れを恐れ、珍しく真剣に駄々をこねたように見受けられた。
実際はそんな我侭な性格ではないはずなのに。


手を消毒して、彼女が彼女を抱っこした時は、もう絶対に離さない!という意思が感じ取れた。
もう涙は見たくなかったし、それよりも何よりも彼女の笑顔が見たかった
これはもう、今日、絶対に連れて帰るしかなかった。それが彼氏として最初の使命だった。


名前も前から決めていたらしい。1番。ドイツ語の。でも、普通は男子の名前とか言ってたかな??
Mダックスのチョコタン。


可愛そうなことに生まれて直ぐダックスの特徴である長い尻尾が切られてしまったらしい。
ウサギのように短い。でもそれがまた可愛い。


ところで、長い時間の経過とともに、不本意ながら忘れてしまったこともいくつかあり、歯がゆい。


アインはスムースでないことは間違いないけど、ロングだったっけ?
あなたのことを“かよちゃん”と呼んでいた時期があったはずだけど、そう呼ばれるの嫌いだったっけ?
そもそも自分の名前あまり好きじゃないって言っていたっけ?
一緒にディズニーランド行ったっけ?
大好きだった洋服のブランドは何だったっけ?


彼女の買い物に付き合うの楽しかったのにな~
すごく重要なポイントばかりなのに本当に情けない。。。思い出せない、確信が持てない。







いや~彼女に確認したいことは、僕の仕事机にある書類のように、山積みだ。
ウザイ人間に成り下がってでも、聞きたいことが鬼のようにある。


でも、もし、実際に再会できる機会を与えてくれるとしても、ほとんど聞けないと思うけど。


“親と健康はなくしてからわかる”なんて言うけど、日記つけとけば良かったな~
もっとも、自分の性格からして、幸せ最高潮の時にそんなこと思いつくわけないけど。
だから、今の自分でしかない訳だけど。。。


今後、もしそんな時がおとづれたら。。おとづれちゃダメか。。。やっぱり。
つづく。。。





最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。
ちょっとでも、参考にしていただければ凄くうれしいです!(^-^)ゞ ポリポリ

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Last updated  February 22, 2012 09:09:11 AM
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