Apple Bear

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コイン1話 ことの始まり


 びゅんっ!
空間がゆがんだ。空間からでてきた少女はしばらくうつぶせていたが数分たつと軽く身をおこす。
「いったいわね~あんのクソ上官!」
少女はそう言って怒りをあらわにしていた。少女が怒っていると少女のつけている通信機のような物から男の人の声がする。
<おい、おきろバカ!お前の頑丈さなら平気だと計算しておとしたんだ、すぐおきあがれるはずだ>
男は冷たく言い放つ。どうやらこの声の主が少女の上官の様だ。
「なんですって?じゃあわざと落としたっていうの?とことん腹たつ~!」
<まぁ聞け、リンサ。コインやっから>
上官が言った瞬間ー
少女の目が輝いた☆
「聞きます、聞きます♪」
リンサはそういうと通信機をしっかりとにぎる。
<すごい変わりようだな。まぁいい。今回はスカウトのみだから簡単な仕事だ>「スカウトぉ!?よりによって私が一番苦手な分野を!根性悪いわねえ…しかも今度は何ていう星?重力ひくいわ酸素うすいわさんざんなトコね~」
リンサは軽く舌打ちをした。
<ここは地球という星だ。人口が多いから少し大変だと思うが頼んだぞ>
そして話を続ける長官。
<ターゲットは山崎進。12歳だ。横浜にいるらしい>
「ヨコハマ?何語よ、それ?」
 <まさか地球の情報について調べてないのか?>
「うん。だって急だったからいきなりとばすからいけないんじゃない!」
<しかしちゃんと言ったはずだぞ?今度は地球、だと>
「しらんもんはしら~ん。」
<はぁ~。横浜は~自力で調べろ。以上!任務完了するまで帰さないからな。あばよ>
「ちょっとまちな…」
プツンー。
通信は切れた。
「冗談じゃないわよ~!こうなったらさっさと終わらして帰りましょ。」
リンサは苦笑いをして言った。
「てゆ~か情報少なすぎ!これじゃ力使えって言ってる様なもんじゃない~」
私の名前はリンサ。リーとかリンとかリンサとかリサとか好きなようによんで。さて、実は私マキラ星の人間。マキラ星ってゆうのは宇宙の星の中で面積の大きい星トップ10にはいるくらい大きくて人口の多い星。
私はそこでプロテクターのバイトをしている。プロテクターっていうのはアテライトの特性のある者をスカウトしたり、世界にちった星のかけらをあつめたりあとカッテラを捕まえたりするのもプロテクターの仕事。そういうたくさんの仕事をつかさどっている会社が『ラリアン』でそこで働く人達をプロテクターっていうんだ。ちなみにアテライトってのは特殊な電磁波が体内をながれていて、すごい力をひめている人のこと。傷を癒す事もできるし魔波(攻撃波みたいなもの)をだす事もできるとにかく普通の人とは違う特別な人間。
この星では全宇宙のアテライトを探しだし保護してるの。あと星のカケラっていうのは歴史の産物。むかし空には宇宙に星っていうきれいなきらきらしたものがたくさん浮かんでたんだって。それがあの有名な<ビッグドン>っていうほとんどの星をけした原因不明の大爆発のせいでちっちゃってさ~。その星の破片が星のカケラな訳。星のカケラを集めている理由は歴史の真実がわかるかららしーけどよくわかんない。今は博物館や闇市に売ったら金になるからカケラハンターもいるくらいだし。闇市にうられるのを防ぐのもプロテクターの仕事なの。カッテラは、指名手配中の凶悪犯。私これは得意なのよね~捕まえるのよ、探してね★
んで~私はプロテクターのバイトを今してて仮仕事だけど。本業はコインハンター。コインを集めているの。コインってのは~ん~と…まあ半径5㍉程の小さいきれいな玉。昔存在したアテラ神様が<ビックバン>で消滅した星を復活させる時に使ったといわれる幻の玉ですべてみつけて首飾りだった元の姿に戻せばアテラ神様が現われて願いを叶えてくれるの。玉は12あるんだけどまだ私がもってるのは2つだけ。他の玉はこの全宇宙のどこかにおちているか他のコインハンターが持ってるか。私にはどうしても叶えたい願いがあるからコインを集めているの。
にしても本当にあのバカ上官がコイン持ってるのか不安だわ。ああ、あの通信機からえらそうにしゃべってた奴は一応私の上官。顔は美形で頭もいいらしいけど性格ゆがんでるのよね~。らしいってのは私直接あいつに会った事ないから。いつもあの通信機から仕事の内容聞いてるだけだし、あいつがどこにいるかも分からない。あ~大体プロテクターになったのも色んな星にいけてコインが探しやすいと思ったからだし。
「じゃっ、始めますかっ」
そうゆうとリンサは腰にぶらさげている大きい剣のようなものをぬく。そして念じた。山崎進、ヨコハマ…
「!!来た!」
リンサの中に情報が流れこんできた。リンサは再び念じる。
するとその瞬間ー

リンサはそこから消えていた。

「うわぁっ!?」

少年は思わずそう叫んでこけた。
目の前に何か現われた。煙のような物がちり、そこには人がいた。女の子のようだ。水色の髪がみえた。さわらずともさらさらなのがわかるほどきれいに風になびく。美しかった。深い蒼色のきれいな瞳がこっちを見つめている。白のワンピース(上官から配られた服のひとつ)が水色のつやつやな髪ときれいなニキビひとつない白めな顔にとてもよくはえた。少女はかわいらしい目をぱちくりさせながら何かをつぶやく。
「髪うざったいわね」
そしてポケットから青いゴムをとりだすと水色のロングヘアーをゴムで束ねた。そして髪を結びおえると少年に話し掛けた。
「初めまして。山崎進だっけ? 私はあんたの担当のリンサレットワンス・リィランレート。ながいからみんなリンって呼ぶわ。一人例外もいるけどね。よろしく。」
少年はまだ固まっていた。目の前に現われた少女は今までみたどんな女より美人だった。進が好きなアイドルよりもずっとずっときれいな顔だった。
「アンタ誰だよ?リンサ…だっけ?」
「違うけどまぁいいや」
よりによってあのクソ上官と同じ呼び方なんてね。
「…俺はスーでいいよ。で、リンサは何してんだよ、こんなトコで」
進はしゃべらずにはいられなかった。進は人見知りしない明るい性格で寄り付く女はたくさんいたがここまで美人を見たことはなかった。
リンサは
「え~と、私は違う星から来たのよ。話すとながいんだけど~」
そうしてリンサは自分の星のこと、プロテクターの仕事のこと、すべて話した。用件だけうまく話せばいいらしいがリンサはまとめるのがヘタだった。肝心なところがぬけてしまう。だからリンサの場合全部話すしかなかった。上官はこういうのがすごくうまい。まとめるのも説得するのも。しかしリンサは長い話をするのも説得するのも苦手だった。
だからスカウトの仕事は嫌だ、といつもリンサは思った。苦手なせいかスカウトの仕事は今まで一度も成功した事がなかった。いつも上官や先輩が怒ったアテライトを説得しなおすのであった。今回も上官は私が説明に苦しんでいる様子をみて笑っている所だろう。そう思うとさらに腹がたった。
→2話に続く♪

はい、終わりです。私的には頑張りました。
感想とかもらえると嬉しいですw



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