Apple Bear

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コイン7話 マキラ星




「力は…教えられない。けど間違いなくぬけだせるから。安心して、ね?」

「わかった、わかったってば。とりあえずリンサの星についてから考えようぜ。そ
れからでも平気なんだろ?」
リンサはふっと笑いながら(あ!笑いやがったなこのやろー)

「ほんとに明るくてバカな程前向きなやつよね!あんたがそんなだから…私もがんばろうって思うじゃないw」
と、言った。

「何で?前向きな方がいいじゃん。リンサだってそー思うだろ?」

スーはちょっとした疑問を言うかの様に軽く言った。

こいつがアテライトでよかった。やっと心の底からそう思えた。でなきゃ会ってなかったんだしね。

「そうね。」

リンサはそう言ってまた笑った。師匠達が死んでから初めて本気で笑った気がした。


いやー違う。

そう言えば上官が来た頃からは心の中で笑っていたけどその勇気がなかっただけ
だ。

私は両親に守ってもらった。

今度は私がスーを守ってあげなくちゃね!


「あ、そいやもうすぐ着くよ。あと1日くらい。明日の昼くらいには。もーそろそろ見えると思うけど」

私が言うとスーは目をきらきらさせて(スーの得意技だ)

「ほんとに!?たっのしみ~!なぁリンサ、リンサの星ってどんな形?星形とか!?それともハートとかっ!」

「…別に普通よ、普通。まぁ地球よりは大きいけどね」

「ふーん。お!あれそう!?」

スーは何気なく覗いていた窓にくぎづけになり、その先の宇宙にぽっかり浮かぶ七色の円い星(そのまわりにはきらきらした輪がついている)をじっと見つめる。

それを聞くとリンサもソファーから歩いてスーの隣の窓を見る。

リンサの目には懐かしい自分の故郷が映った。

「そうよ!あれが私の星、マキラ星よっ!」

窓の先に見える七色の星を指しながらリンサはそう言った。


次回!マキラ星編突入!!久しぶりに帰った故郷は大変な事になっていた。はたしてスーの親友は!?上官は!? 
   つづく☆★

「見えたのはいーけど…」

「まだ?」

スーは3時間もマキラ星を見ていて疲れたのかついに窓から顔をはなした。

「だから明日って言ったじゃない」

「そうだけどっ。アンタも早く行きたいだろ?スピード上がんないのかよ~。最新型なんだろっ?」

「あのね!もし上げすぎて故障でもしちゃったら私が一生働いても弁償できる額じゃないのよ?わかってないわね~。」

「…やっぱ?」

むむ!んな可愛い顔してもスピードは上げないんだから。

「とりあえず今日は寝ましょ。明日には着くんだから。」

「うん…」

「おやすみ。」

「…おやすみ。」
そして二人は部屋に戻った




朝になって、スーは熟睡していた。

「スー!おーきろ!」

部屋にはいって大声を出すがまったく気がつかない。すーすーと寝息が聞こえる。

「あーもう…冷水ぶっかけるかな~♪」


ばっ


スーは即座に起き上がった。

「あれ~さっきまで熟睡してたのにどーしたの?」

「なっ…なんか寒気がしたから。」

「そう。あーあと5分でマキラ星につくから。」

「ほんとにっ!?」

「ほんとに。」

「やっりぃ!楽しみだったんだ!早く行こうぜ!」

「あと5分だって。服着替えといてね。」

「わかった了解っ!」
そしてスーはルンルン気分でバッグを開けた。

「リンサはもう帰っていいってば!準備でいそがしいんだろ?」

「はいはい。帰ります。あとマキラ星は今寒いから上着ははおっときなさいよ」

「うん」

そしてリンサはスーの部屋をでた。

5分後。

リンサはプロテクターの制服に着替え、スーの部屋に行った。

ガチャッ

「準備できたー?」

「うわお!まだ!」

「え?」

扉を開けるとスーはパンツ一丁だった。

「まだだって言っただろっ」

顔を真っ赤にしてスーは怒鳴った。

「いーじゃん。子供の着替えだし。手伝おっか?」

「いーからでてけ!」


バンッ


扉は閉められた。

「微妙なお年頃ってやつ?」

リンサは独り言を言ってロビーに戻った。


<着陸します>

オート操縦のコンピューターが言った。

ついに到着ね!

久しぶりの故郷!プロテクターの仲間や上官は元気かな?

わくわくして鞄の中に荷物を詰め込み終えた時ー。

ガチャッ

「おーまたせっ!」

スーが走って来た。

つばのある帽子をかぶり半袖のTシャツの上にしましまの上着をはおっている。ズボンはゴムでとめてあるかるい感じの長ズボン

ラフでとても動きやすそうな格好である。

「遅いっ!」

「そう怒んなって。早く行こうぜ!」

「はーいはいっと。」そして。


がんっ


<着陸完了>


ガーーー

機械音がして扉ががーと上から地面についた。扉をつたってさっそく地面に足をつく。

「とーちゃくっ!」

「綺麗な星…えっ!?」

「どうしたの?」

「あれ…町?」

「あーそうよ。びっくりした?今夜だから綺麗に光って…」
いいかけてリンサは口をつぐんだ。

町はほとんどなかった。

建物はくずれ、あちこちに火が立ち上っている。

「何…これ…?」


ふるえながら立っていた。


「何があったんだ?」

「嘘よ!こんな…違う!星を間違えたのよ!きっとそう!」

「リンサ…これ見て」

スーが指さした先には壊れかけた小さいロボットが浮いていた。その体には電光掲
示板のようなものがついていて光った文字で

<ようこそ!マキラ星へ!!>

と書いてあった。

本来なら客を誘導する客よせロボット。

それが壊れてかすかにゆれながら浮いていたのだ。

「何があったか知らないけど…ここは間違いなくマキラ星なんだよ。アンタの星だろ?アンタがしっかりしないでどうするんだよ!」

「…そうね。とりあえず誰かのこってないか町を見てみましょう」

「よし!行こうぜ!」
明るくスーは言った。

そうだ。

しっかりしないと。

上官だって探さないといけない。




二人は町の中心部まできた。火は消えてきたがまだ暑い。

辺りには瓦礫やガラスが落ちている。

こうならなければきっと綺麗な町だったんだろう。

「じゃあまずここらへんの店にはいりましょう。おそらく他の星から襲撃があったんだと思う。奴らの目的がこの土地ならまだいる可能性が高いから気をつけなさいよ」
「へへ。やーっとアンタらしくなったな!」

「当然っ!」

ピースサインをつくってリンサは笑った。

ーその時。

がたっ…近くで物音がした。


(静かに。)


リンサは小声でそう言った。

そしてゆっくり物音のした方へ近ずく。

「でてきて。私は敵じゃないからさっ」

リンサは優しい声でそう言った。

7話終わり☆

またまた遅くなりました~

読んでくれてありがとーございまっす。

もしよかったら感想など、足跡のこしてってください♪

なんか展開が大分かわってきたよーな…。

てゆか1行あけてかいたんですが多少はみやすくなったでしょーか?

ではでは!次回も是非見てくださいッ★☆

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