Apple Bear

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『STAR』第1話~


「なっなっ!次のターゲットってこの星?」
「多分。つーかお前はしゃぎすぎっ!さっさと準備しとけ。」
「わかってるって!」
「あと敬語くらい使えよなー」
「うっしっしっし!わかったっすよ、先輩」
そう言って男は笑った。
その男はまだ少年といえるくらいの年齢だ。髪は夕焼けのように綺麗なオレンジ色で短髪だがうなじのあたりから一部だけのびた髪があり、それは赤のゴムできちんと結ばれている。薄い蒼に茶色がかった大きな瞳にすじのとおった鼻。均整のとれた整った顔立ちをしている。文句のない美少年だ。
「頼むぜ、マジで。」
男の表情はいかにも「僕、疲れてます」というような表情だった。
年の頃は17歳くらいだろうか。青色の、耳にかぶさらない短さの髪はくせのあるはね方をしていた。しかし今時の髪型ではある。瞳は綺麗なエメラルドグリーン。少し大きめな目で両目とも二重だった。眉はキリっと上にあがり男らしいくさわやかな顔立ちでいかにも女性にモテそうな男だ。
「おい、スー!まさかと思うけどお前試験一発で合格したとか!?」
「もっちろん!俺に不可能はないっ!」
「あっそ」
「つめたっ!マック先輩ノリ悪いっすよ~」
「いってろ」
そうして二人はパソコンのような機械を閉じる。
「ひどっ!!スー君ないちゃう!」
「いいから黙れ」
「い~だっ!あほ!ドジ!まぬけ!朝ヒーリの顔見て顔赤くなるくせに…ムグ!」
マロックはスーのセリフ聞くと顔を真っ赤にし、思わずスーの口をふさぐ。
「うっさい!さっさと仕事しろよっ!バカスーッ!!」
「はいはい♪」
「いっとくが絶対に「STAR」の事感ずかれないようにしろよっ!」
「平気ですって!完璧っすから!じゃ!」
そうしてスーはマロックの部屋を出る。
ここで説明しとくと「STAR」ってのは俺達の星で今のアンタ達のいる時代よりよっぽど未来の、んーとっ…要するに空とぶ車とか便利になった世界って事。
んで「STAR」ではある人を探してるんだ。今もここでヒーロー的な存在の『アーラーシャマード』っていう前にここが宇宙海賊にせめられた時にここを救った10人の英雄がいたんだけど5年前急にいなくなったんだ。誰かに連れ去られたのか自分でここを去ったのかとにかく事情を聞くために「STAR」で10人を探してるんだ。そんで10人の中には時空をとべる人もいたみたいだから最近「タイムマシン」も発明されて未来や過去もあと宇宙は広いから様々な星も捜索してるんだってさ。んで俺は『アーラーシャマード』に憧れてるから10人を捜索する星の名前と同じ「STAR」っていう特殊機関の試験にうかって今日からはれて捜索員の通称《アーラース》になった訳。しかもこの仕事給料がめっちゃいいし!指導員のマロック・ベテューは…先輩は…明るくていい人だけど頑固で短気なんだよなー。ちなみにこれから一緒に仕事するいわゆるペアの奴と対面っ!!どんな奴だろっ♪くぅ~っ!たっのしみ~
!一体どんな奴だろっ!?おっさんとかだったら…暴れるぞ、俺。
ガチャ
色々考えていると対面の「STAR」の本部のロビーまできていた。
「あれっ…?」
いきごんでたのに…ロビーにはスーと同い年くらいの少年が一人いるだけだった。
あの少年はおそらく「STAR」本部内のレストランのウェイターあたりだろう。
ってことは…まだきてねーのか。
「ふぅ…」そう言ってスーはソファーの少年のいる横に座った。
ー10分後。
(おーそーいっ!)
遅刻するか?普通こんな大事な時にぃ!
ふと横を見るとまだあの少年がいた。
スーはきずかないが胸に《アーラース》のバッジをつけて。
「おい、アンタも待ちぼうけ?」
「そっ!あ、俺の名前はランミュレット・サーキース。通称ランス。よっろしく」
「ああ。俺はスーミラン。スーでいいからっ!それより…仕事にいかなくていい
のか!?」
「ちょーっとスーたろーくん!だっけ?俺に協力してっ!!」
「何に?」
「ニブイね~スーたろー!このバッジみてわかるっしょ!」
「バッジ?」
ーその瞬間。向かい合った二人はお互いのバッジを発見した。
『あああああああああああああああああああああああああああああああああっ!』
思わず二人は同時に叫んだ。
そしてしばらくの沈黙。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ついに沈黙をやぶったのはスーだった。
「なななっ何でお前がそのバッジしてんだよっ!!」
「何でってアーラースだからにきまってんじゃん☆」
「お前ウェイターじゃあっ…」
「すーたろーは掃除のおばちゃんかとっ!!」
「アホかっ!違うってば!」
「じゃあ…ペア?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さっきより長い沈黙。
(不安だーーーーーーーーーーーーっ!!)
「そっか。よろしくスーたろー」
「ああ…。」
「あともう捜索令でてるっぽい!」
「早っ!」
「で!…もうクジひいてきちゃった!」
「あ、そ。んで?どこどこ!?楽しみだなっ!」
「んーと…愉快なお化け達が住む星だってー!」
「お…ばけ?…まじ!?」
「まじ!!」
「難易度☆☆☆☆だってさ!」
「星四つぅ!?難易度最高五だぜ!?それに…」
「スーたろーお化け苦手とか?」
「ぜっ…んぜん!」
やばい…俺が一番苦手なっ…
しかもペアがこいつ…大丈夫か!?しかも難易度四だしさ!
でもけっこ燃える!!絶対成功させてやる!まってろ、お化け!
だいぶ目標がずれたスーであった。


終わりでーす!
えー。なんだ、コレ。見てくれてた人、いたらありがとう!!
でも一応はがんばりまっした!(これでか!…というつっこみはナシです!)
ではーまた大分後になるかもしれませんが2話がでたら暇な時みてくれたらうれしいです!ちなみに感想とかくれたら管理人がたいへん感激しますっ!では!



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