Apple Bear

Apple Bear

400HIT!mikannさま短編小説




日がくれてー
木々がざわめいた。辺りはもう暗かった。
ビルの屋上で1人の少女はため息をつく。
そして少女に近ずく男がいた。
「レンディアか?」
男はそう言った。
「は?何ソレ?おっちゃん頭平気?」
「ッんだとぉ!!」
思わぬ少女の返答に驚き怒る男。そして銃をとる。
「ざっんねーん♪レンちゃんは今日は有給使って休みとってんの」
「ふん。じゃあソイツの居場所をいってもら…」
「リール。」
ドガンッ!!!!
少女が何か呟くと爆発がおこった。
男は間一髪でよけたが当たったら痛いじゃすまない。
「んまーそう物騒なことやめてよねー。」
「お前が一番物騒だッ!!」
涙目で男は言った。
「いーからどっかいってよ!邪魔!おっさんと話してても楽しくないのよね~」
「俺だって話すならもっとこんなチビじゃなく大人の女と…」
「黙れ。」
ずげし。
少女の蹴りは見事に男の腹にヒットした。
「いてぇぇぇぇぇ!!!」
「たかがチビの女のコ相手にぎゃーぎゃーわめいて。ほんとなっさけないわねー」
「ヤケに腹立つけど強いな…一体何者だ」
「んー天才ッ。」
むねをはって答える少女。
「帰ろ。」
「ちょいまて!」
後ずさりし帰ろうとする男をひきとめる少女。
「嫌なんだよ。関わりあうとロクな事なさそーだ!か・え・ら・せ・ろ!」
「天才にむかって何よ、ソレ!」
「それがイタイんだよ!天才じゃなくて変態だ、変態!」
「なんですってぇ!」
「離れろ変態ッ!!」
とかいいあってるとヘリの音が聞こえた。
ガガガガガガガ!!
ヘリは着地し中から今度は少年がでてくる。
「よーっす!リリー!確保完了したか?俺眠いんだよねー早く終わらせろって。」
「おっすシャイン!もう平気ッ!コイツヘリん中いれて。」
そういうとシャインが何か呟く。
すると!
ービュイン。
いつの間にか男はヘリの中に入っていた。
そしてリリーはポケットからナイフの様な物をとりだし、何もない空をきる。
すると空間に穴があきソコにはいっていった。
(何なんだ?一体)
レンディアを殺せと言われてた男には何が何だかわからなかった。


ギギギギギ。異様な音で目を覚ました。
「あれ?ここは…?」
男はベットの中にいた。
そしてその前には昨夜の二人組。
「お!起きたみてーだぜ。」
「こんな時によくぐっすり眠れたもんよねー」
「リリー、コイツの担当お前だろ?」
「ざっんねーん!髪も目もオレンジの人でっす♪」
「…俺しかいねぇじゃん。」
「ご名答っ!お礼に私のキッスを!」
「いらんわ!気色悪い!」
「アンタだけよー。レイなんか心待ちにしてんのにィ」
「アイツと一緒にすんなッ!」
二人で何やら言い合ってる。おいおい、俺の存在無視かよ。
「おい!ここ何処?」
「ああ…めんどくせー。リリー説明しといて。」
「いやよ!あんた担当でしょ!」
「嫌だね。直接リーダーに言ってくる。担当は俺にはあわねーもん。」
「ずるっ!いくらリーダーのお気に入りだからって!!」
「だって俺リーダーの理想にぴったりなんだもん。いっつもあのセクハラにたえてる俺の身にもなってよ」
「確かにお気に入りになりたくないわね。ただひいきが強すぎじゃん」
「こーゆー時の為に普段我慢してんの。じゃな!」
「ちっくしょ~!」
あのリーダー頭はいいのになぁ。
色々考えてると奇妙な声が聞こえてきた。
「うわわわわわわ!!」
「うるさい何!?」
昨日の敵の派遣してきた男。ルールズの才能があるから記憶を消して仲間にする事にしたんだけど。うるさいわねぇ。
「俺っ…若くなってる!」
「ああ。記憶消した副作用っしょ。前のおっさんよりいかしてんじゃん!」
そう。確かにもう30代半ばだったはずだ。それが何でーこんな姿に!?
俺の名前はコール。苗字は…忘れた。昨日何してたかも思い出せない。
その上今の俺は18才くらいになっている。記憶を消す?…わからない!
「てゆか何で俺…ここに!…ぐっ!だめだ、思い出せない!頭が痛む!」
「まぁ説明するから静かに…」
その時だった。
バンッ!!
ドアが開き、そこいいたのは昨日少女と一緒にいた少年。
「あ~ら。おかえりw早かったわねww」
「アイツ…俺のうろたえる所が見たいとかぬかしやがった。」
気力の無い顔で言う少年。
見ればまだ少女と同じくらいの年のだ。
「つまり担当はシャイン?」
「…おう。(怒)」
少年はムスっとした顔で答えた。
「じゃね!シャインw」
そして少女・リリーは部屋を出た。
「はぁ…おい、チビ!」
「は?俺はチビなんかじゃ…」
「でも今はチビだろ。」
にやりと笑って言う少年。
確かにそうだけどな。
「それともオッサンの方がいい?」
「どちらかというとな」
「じゃあ聞けよ、オッサン。俺はアンタの担当のシャイン・リバース。これからアンタを指導さしてもらうからな。んでアンタは昨日俺達に会う前の記憶ないだろ?」
「ああ!」
そうだ。確かにそこから記憶がぷっつりとぎれている。
「アンタは俺らの敵だったんだよ」
「敵?じゃあ何でこんな普通に?秘密ききだすために拷問とかしねーの?」
「ああ。でもアンタは珍しいからな。拷問したら価値さがっちゃうじゃん」
「は?」
「ここはユクトリス。俺ら『ライ』の拠点っつーか島な訳。わかる?」
「お前ら…の島?」
「そう。俺らはこの世界の種族の中でも頭の良い化学的な思考がさえてるすごい人種だった訳。しかし馬鹿なやつ等がいたんだ。それが『ブレス』っていう種族。
アンタの種族だよ。」
「俺ら?」
「そう。アンタ達は『ライ』を実験体にしようと考えた。そんで獣人の『リュース』っていう力の強い気のいい種族と『ライ』を合体させた。それで新しくできたのが『ジーニアス』っていう種族。力が強くて頭のいい優れた種族だよ。でもな、
そのせいで俺らや『リュース』は絶滅寸前。アンタらはなァ、最低な事したんだよ!俺らはアンタらに捕まって合体させられないように『ライ』と『リューグ』だけの島を作った。それがここって事なの。理解した?オッサン。」
「一応。でもなら尚更俺達を憎んでるって事だろ?」
「だーかーらっ、言ったじゃん。おっさんは特別だってさ。」
「へ?」
「アンタは敵のボスの息子だよ。」
「はぁぁ!!!?」
「だからしばらくここにいてもらうからな。じゃ!」
その時。
ギギギギギギギギギギギ。
「げぇ!この長さは!」
「これ何なんだ?」
「ああ。誰か入ってきた時になるやつ。」
「そうか。」
朝鳴ってたのも誰か来てたからか。
「ん?」
シャインは露骨に嫌そうな顔をしている。
「-来る。」
「何が?」
「ンなもんあの変態にきまって…!」


ギィィィィィィ


部屋の扉が開いた。
「シャイン~w」
そう言って扉に立っていたのはアロハシャツを着た顔はいいんだが変な男。
そいつはシャインに抱きついた。
「はーなーれーろッ!」
「久しぶりw今日もカワイイね」
「気持ち悪いっ!」
「僕が少しでかけてて寂しかった?」
「むしろかなり喜んだ。かるくガッツポーズとった。てか帰ってくるの早すぎッ!」
「急いできたからねw」
「いい加減ッ…離れろってば!?」
そしてシャインにつきちばされ、ようやく離れる。
誰だ、こいつ?俺はさっそくシャインに聞く。
「こいつ誰?」
「リーダーだよ、『ライ』のな」
「リーダー!?」
二人で話してるとリーダーの男はようやくコールに気ずいた。
「ああ。例の。僕はここのリーダーのナキュレだ。よろしく。」
「よろしく」
「んん?君も可愛いねw」
ぞくっ。
やべ!鳥肌たったし!!!
とにかくその後はシャインと話があるらしくどっかに行ってしまった。

「久しぶりw」
「出かける前めちゃめちゃ会ったろ。アイツの担当みたいだしさ。」
「かっわいいーw」
「真面目な話しろってば!?」
「はいはい。で、何て言ったの?」
「敵のボスの息子って。」
「ぷはははッ!さいっこー!シャイン!敵のボスが息子に敵のとこいかせる訳ないよねー。それで信じた?」
「どうやら、な」
「そっか。じゃあ彼の事は任せたよ」
そしてシャインはリーダーの部屋を後にした。

<緊急事態発生!!何者かが侵入した模様!!>
「何者かが侵入ッ?」
この忙しい時にっ…シャインは内心舌打ちをした。
そしてすぐに同僚であるリリーの部屋に向かった。

バタンッ!!

「リリー!」
ドアを開けるとそこにはリリーはいなかった。
「リリー!?」
シャインはその部屋をゆっくり観察した。
すると真新しい足跡がカーペットについていた。
「こりゃ~そーとーやばいな」
しばらくシャインは一人で考え事をしていた。

ーすると。

「おい、ガキ?どうしたんだよ?」
「おっさん…忙しいから部屋かえ…」

まてよ?
たしかこいつルールズの才能があるんだっけ?

使えるかもしんない。

「おい、おっさん」
「ん?」
「さっきのボスの息子ってやつ、あれ嘘だから」
「はぁ!?」
「騒ぐなよ。気ィ短いおっさんだな。んで、本当はルールズっていう特殊な人間になれる才能をもってるから預かったんだぜ?」
「ルールズ?」
「ああ。こっちの言葉では「怪盗」ともいうなぁ。」
シャインは完全に面白がった口調で話を続ける。
「怪盗!?」
「そ。お宝を盗む才能があるって事だ。んーで、いきなりだが今回俺と一緒に初仕事をしてもらう。」
「初仕事!?怪盗なんてできねーよ!」
「あれ?オッサンに断る権利あると思った?こー見えてもけっこー強いよ?俺。」
「わーかったよ!で、何を盗むんだよ?」

「捕われの馬鹿の救出かな?」


真っ暗な夜。
月明かりの中、二人の男が草むらを歩く。
「オッサン、こっから先はしゃべるなよ?アイコンタクトで、な?」
「それよりここどこだよ?急につれだしやがって!!」
「『ジーニアス』の基地の島。リリーを連れ去ったのは部屋の状況からしてジーニアスに間違いねーからな。」
「なんでジーニアスがあの変な女を?」
「さっきも言ったろ?ジーニアスを作る為にはライとリュースが必要だ。」
「まさか!」
「ああ。新しいジーニアスを作る為に無理矢理ライをさらった、ってコト。」
「最低だな。」
「お前の種族だぜ?オッサン」
「きょ…今日だけライって事はダメか?」
「無理だろ;」
あきれた顔でシャインは言った。
ほんとにルールズの才能あんのか、コイツ?

話していると基地の目の前まで来ていた。
見張りが二人いる。
「…おっと。おしゃべりは中断みたいだな」
「どうすんだ?」
「ついてこいって」
そう言うとシャインは基地の近くの一本だけ白い木の前に立った。
そしてかるく土を掘ると取っ手が見えた。
シャインはそれを引っ張る。
扉だったようでシャインはすぐに地下へと入った。
「見張りにばれない内に早く入れ」
シャインが言った後コールはすぐに地下へ入った。
地下には明かりがついていて、シャインはすぐに扉を閉めた。
「何だこりゃ?」
「前に忍び込んだ時に作っといた秘密の通路ってやつ。便利だろ?」
「確かにな」
そうして二人はしばらく通路を進んだ。
ずっと歩いているとついに行き止まりと上に続く階段が見えた。
「やっと出口かよ。で、ここはドコにつながってんだ?」
「ああ、リーダーの部屋の扉の真ん前。」
「はぁ!??よくそんなトコに秘密の通路なんか作れたな。」
「まぁな。それより、そこにリリーもいるハズだし気合いれとけよ」
「怪盗の意味ねー」
「正面突破のがわかりやすくていいじゃん」
「だったら俺をつれてくんなッ!」
ついにシャインは地下から出れる扉を開く。

ギィィィィィィ。

「おい?」
コールは思わずシャインを見た。
あきらかに暗くて狭い部屋だ。
「ここがリーダーの部屋の前に見えるか?」
「おっかしーぜ。確かにリーダーの部屋の前につながってたハズなのにっ…」
めんどくせーなー。
「シャイン!?」
ーん?
ふと部屋の端を見るとリリーが手足を結ばれて地面に座っていた。
「お。結果オーライ☆まさか牢屋に繋がってるなんてな。」
「すげー偶然。」
「に、しても。助けにきてくれたんだー二人ともw平気だった?」
「ああ。何か起きないとヤバイんじゃねーの?くらいに何も起きなかったぜ」
コールはそう言ってリリーの縄を解いた。
「じゃー逃げましょっ」
「へ?簡単にいきすぎじゃー」
「何もない方がいーじゃん?めんどくせーし。」
しかし。
「さすがにそう上手くはいかんぞ?シャイン」
牢屋の前に一人の男が立っていた。
何とも威厳のある雰囲気をだす中年の男だ。
男はあごひげをなでながら牢屋を開けた。
「ベルガロンテ!」
「タイミングの悪い男は嫌われるぜ?」
リリーとシャインはそう言うと地下への扉を開けようとしたが開かない。
「もう塞がせてもらった。うちの優秀な門番が気ずかないとでも思ったのか?」
「性格悪い男はもっと嫌われるぜ?」
シャインはそうジョークを言っていたが、内心あせっていた。
ベルガロンテは「ブレス」のリーダー。力も実力もある、しかも頭の切れる男だ。
ベルガロンテはシャインを見る。
生意気な小僧め。お前もジーニアスにとりこんでやろうか。
だが、後ろの男は我々ブレスじゃないか。裏切り者か?
ベルガロンテは顔をよく見た後絶句した。
「…コール!!」
「何で俺の名前を!」
「お前は私の息子だ。当たり前だろう。」
『いいッ!!??』
三人同時に叫んだ。
「まさかほんとに息子なんてな」
「ほんとにびっくりね」
「お前、そいつらに捕まって、そんな若くされたのか?」
「ああ。」
シャインはその時ピーンと閃いた。
そして。
コールの首に手を回した。
「おい、コイツの命おしかったらジーニアス作んのやめてくんない?」
「何!?」
「シャインそれ悪役がする事;」
思わずつっこむりりー。
「そーだよ!マジで俺の親父なら、もうこんな事やめてくれ」
「わかった、やめる」

・・・・・・・・・・・

「はぁぁぁーーーー!???」
シャインは驚いてまた叫んだ。
「何だ?嬉しくないのか?丁度資金が足りなくなってつらかったトコでな」
「でも!俺達がさんざん苦労してもダメだったのに、こんなにあっさり?」
「息子のためだからな。」
「…親パワーってやつ?」
リリーが聞くとシャインは
「やめろ。もう聞きたくないぜ」
半笑いでそう言った。


かくしてユクトリスは平和になった。
今日もまたユクトリスでシャインの声が響いている事だろう。
『めんどくせーーっ!!』


終わり。

何だこれーーー!??
時間かかってしまいましたがやっと完成です。こんなものですがみかんさん、
もらってください。
しかもオチが微妙でしたね。
でも書いてて楽しい作品でした。


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