桃さんの読書日記

桃さんの読書日記

2020.07.20
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カテゴリ: 日記
正確に言えば9年半前、友人が突然自分の画集を送ってきました。
手紙が添えてあり、なんでも病気で入院していたけれど退院して今は自宅療養中だとか。
家にいてもほぼ寝たきりだそうで「今こういう状態にあるが、ここからどうやって未来に希望を見いだしていけるか難しい」と珍しく弱気な文が綴ってありました。

それからしばらく音沙汰がありませんでした。
どうなったのか気がかりで、たまに電話していたのですが、繋がりません。
年賀状も出してはいましたが返事がなく、おかしいおかしいと思いながら9年が過ぎてしまいました。
そして先々週、昔の同級生と話をする機会があり、彼女の消息を聞きました。
なかなかはっきりと言い出さないので怪訝に思っていると「亡くなったんだよね」と言います。
おそらくそうだろうとは思っていたのですが、はっきり言われるとショックで言葉が出ません。
話して行く内に更に驚いたことがありました。亡くなった時期が、彼女から画集と手紙をもらったその年だったのです。

彼女は肝臓癌でした。健診でひっかかり、検査をして癌だと分かりずっと治療していました。
一時かなり悪い状態だったのですが、何でも担当医が学会で発表されたある方法で治療したところ、劇的に良くなったのだそう。
その頃に私は何度か会っています。
顔色も良く元気でご主人とニコニコしながら実家の近所のスーパーで買い物をしていました。
もうすっかり良くなったとその時安心したのですが…
その後再発したようです。

しかし9年もの間、私は何度も電話をし、年賀状も出したりしていました。
引っ越ししていたとしたら年賀状は返って来るはず。
ご主人は届いていたのに連絡を拒否していたのでしょうか。そうせざるを得ない何かがあったのでしょうか。
…9年も親しい友人の消息を知らずにいた自分も相当マヌケで落ち込みます。
が、既にそれだけ経っているのです。墓参りだけでもしたいと思っていても、その場所も分かりません。
まして、もし意識的に避けられているとしたら…、心の中でご冥福を祈るしかないのですね。

この年齢になると、一年ごとに人は去って行きます。世の常です。
それに慣れなければならないのです。
思い出すと、それは沢山の思い出が甦ってきます。色んなエピソード、言葉、楽しかったこと、悲しかったこと。
消してしまうには惜しい過去のまぶしい思い出です。
20代半ばの頃、彼女が夏休みの間に私の家に遊びに来た時に、その頃私は自律神経失調症で体がボロボロだったのですが、彼女はいつものように涼しい顔をして色々な話をしました。その時ニュースでヒデとロザンナのヒデが亡くなったという報道に
「47歳か…人生って短いのね」と言った彼女の一言がなぜか強烈に記憶に焼き付いています。
亡くなってしまった友人に今、もう一度「人生って短いんだよ」と言われてる気がします。
今の落ち込みから回復したら、少しずつ友人との思い出を書いて行きたいと思っています。





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最終更新日  2020.07.20 17:54:14
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