2020.08.19
カテゴリ： 読書感想
読みながら様々な事を考えさせられました。
ケントさんは10代に初来日してそれから50年近く日本に住み続けています。その間日本を内側から見、時代を見てきました。
カリフォルニア州弁護士という法律に詳しい立場なので、日本の司法を見ては違和感を感じたり、日弁連の発表がある度に血圧が上がりそうになったとあります。
感じるのは、ケントさんが日本に対して信頼と人一倍の愛情を持っていること。だからこそ余りにも酷い現状を知らせてもう少し人並みの国になって貰いたいと願っているのでしょう。ありがたい専門家の意見なのです。
これを読んで、私は余りの日本の情けなさに絶望しました。
もやもやした違和感が光を当てられてはっきりとその姿を見せられたかのようです。
日弁連だけの問題ではないのです。
慰安婦、徴用工、オウム事件なども丁寧に検証してあります。
しかしこれだけ詳しく書いてあると、どこで日本がどう間違ったか、マスコミがどこで暴走して政治がそれを収めるためにどこで折れてしまったかがよく分かります。
知れば知るほど絶望的になる国、それが日本です。
日弁連が常にどういうスタンスだったかを読むと、外から入り込むことの出来ない自治の中で続いている独立性の高い組織です。
それは閉鎖的なために左傾化が著しいようです。
日本国民のための組織じゃなく、人権や日本の法律を武器にして、国と政府に自分たちの思想を強制するもののような感じがします。
また左翼のグループ、学者や人権派弁護士たちの国連での日本ディスカウントが30年掛けて大成功したことから、結果ありもしない性奴隷をする国と認定され、戦時中の誇張捏造された行為も残虐な国民性と認められ、着なくていい汚名を着せられたままいつまで経っても信頼性を取り戻せず。
自尊心がなくニコニコしている愚かな国となってしまいました。
しかし今まで読んできた本には戦争中も日本の規律は厳しく、韓国を併合した時も日本と同等に扱い、差別しなかった。階級を廃止し、教育を徹底させインフラを作り上げた。
アジアの戦地でも、日本は現地の人にとても気を使って迷惑をかけないようにしていたというのを読んだ事があります。残虐だとか差別的だったと言うのは多分間違いです。
日本人だけが75年経っても敗戦国のまま愛国心を抜かれ、司法と近隣諸国のプライドに利用されているのです。
項目はこうです。
日本人の生命と財産を危険にさらす日弁連
日弁連の左翼化と世代間対立
慰安婦を世界に広めた日弁連と3人の弁護士
なぜ日弁連は北朝鮮の悪行に沈黙するのか
最後に日弁連を日本に取り戻すためにと題して日弁連の最大の敵は「日本国」、「日弁連を解体せよ」と述べています。
日弁連が政治的活動のために仕事をしていると言いますがこれはマスコミもそうですね。
どうも日本は一方向に走りすぎる傾向があるのではないでしょうか。猪突猛進で突き抜けてしまう性格のようです。
結局慰安婦も徴用工も、経緯を知ると、日本発祥（特定マスコミ）です。
日本の事なかれ政治とマスコミに踊らされ沈黙した国民が育てた問題なのだと分かりました。
愕然とします。
その失態を逆手にとって世界に報道した近隣諸国と、自虐を使命と思う左翼団体に広められ、みごと世界一惨めな国になった日本ということです。
韓国のする事がブーメランだと言う人たちもいますが（事実ではある）日本も俯瞰で見れば、自作自演の放火魔なのかもしれません。
しかしそんな事を言うのもまた自虐です。この本の意志はそうじゃない。
しかしそんな事を言うのもまた自虐です。この本の意志はそうじゃない。
健全な愛国心を持ち、自信を持って欲しい。日本がもっと良い国になって欲しいのです。
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