自信 ＋３
あなたは私を見ていなかった
私の向こうを見ていた
私の後ろの景色は
それはとても綺麗で
眺めずにはいられなかったのでしょう？
しょうがない。
そう思えば、
私も振り返って
一緒に眺められたかもしれない
景色は何処までもは広がってはいないから
いつか私を想い出してくれるんじゃないかって
いつか私だけを見てくれるんじゃないかって
思い込みたかった
私は景色に負けたりなんかしない。
その自信が欲しかっただけ
『私だけ』
１人だって
２人だって
３人だって
みんな同じ
狂ってる
同じ部分を重ね合わせて
普通だって言われても
私にはわからない
だって私は狂ってる
泣き叫んでも
思考を止めても
誰も私を救えない
私を救えるのは
私だけ
狂ったままの
私だけ
『壊れた人間』
誰かに助けを求めていたけど
誰もが自分に精一杯で
振り返ってなんてくれなかった
くだらない世の中
壊れた人間
聴こえてくるのは救いを求めるアカペラ
口ずさむ歌は自分を蔑む歌
その歌は、私の中で傷ついて
悲鳴を上げている
誰でもいい
「気にするな」と言って
「おまえは悪くない」と言って
「傷つかなくていい」と言って
『今すぐに』
今すぐに
さっき で なくて
あと で なくて
今すぐに
私を抱きしめて
私にキスして
私を狂わせて
私を私でなくして
あなたの 一部 に してしまって。
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