arisize room

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私を助けてくれる音 +4




                    音がそばに来てくれた

                    外の冷たさと内の暖かさと共に
                    私の名前を小さく木霊させた

                    近くに来てくれて
                    徐に肩にもたれたら音がした

                    鼓動と服と髪がすれる音
                    それは、私を助けてくれる音

                    取り繕った中身は
                    痛み
                    苛立ち
                    不安
                    遣る瀬無さ
                    情けなさ
                    罪悪感・・・

                    どうしようもない
                    感情の波

                    1つになんてまとめられなくて
                    落ち着かなくて
                    しゃべる事は
                    泣く事と同じで
                    何かを吐き出している

                    そうとしか思えなかった

                    やっと溜息が出て
                    やっと言葉に代わって
                    やっと1人じゃなくなって
                    やっと心ない笑顔を出せて

                    ほっとした。。。






             『決心』


              煮え切らない雨が降り続く
              何も考えない為に看板を読みながら帰る
              電線の下を通ると雨粒に当たる
              肩に掛けたコートも大して暖かくない
              着たきりの服からタバコとアルコールが香る
              重く感じるミルクティーの入ったビニール袋
              ランダムに階段で響く靴の音

              このまま寝てはいけない
              と
              自分に言い聞かせた。

              明日の私は
              きっと然程変わらないし、
              目に見えなくても
              同じ心音で朝を迎えるはず。

              また、私に雨粒が当たる・・・
              そんな思いを二度としない。

              そう決心すれば
              何て事無く年を重ねられると思ったのに
              所詮、私は私で、私の私だった

              やっぱり朝は嫌い

              私が生まれた時間だから。






                  上手く笑えない

                  上手く泣けない

                  自分の体がいう事をきいてくれない

                  私は汚い

                  だから上手くいかない

                  自分が大嫌いなのに

                  守りたいと思う

                  何度も傷つけるのに

                  壊れてしまえって思うのに

                  それも上手くいかない

                  価値の決め方も覚えてないけど

                  本能は

                  生まれてきてよかったって思ってる

                  不可解極まりないね。






                  ものすごく愛してた。

                  貴方のものにされたくて
                  私が貴方になるように
                  貴方の真似ばかりしてた。

                  代用品なんかじゃ物足りない。

                  いつでも貴方が欲しかった。

                  私で縛り付けておきたかった。

                  それ位愛してた。

                  生まれてから1番愛した貴方を
                  独り占めにしておきたかった。

                  今は、貴方とは別の人を
                  似た愛で惹き止めておきたくて
                  あの手この手な私だけれど

                  私は、貴方を忘れられない。

                  ものすごく愛していたから・・・。






              『許せないもの』

               笑って。笑って。笑って。
               手元には何も残らなかった。

               泣いて。泣いて。泣いて。
               目には何も映らなかった。

               聴いて。聴いて。聴いて。
               誰の声も響かなかった。

               話して。話して。話して。
               分かったフリが許せなかった。

               私が1番歪んでいたのに
               それに気が付いて欲しかったのに
               優しくされたいだけなのに

               誰も。何も。私も。
               認めたくなかった。

               そういう自分が1番許せなかった。

               私は何がしたかったのだろう?



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