arisize room

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無題 +4



                      ちっぽけな存在の僕らにも
                      歌えば

                      何かが出来るはず・・・。

                      それなら

                      僕らが枯れるまで

                      歌に埋もれるまで

                      無力を無意味にしない為

                      悲鳴と共に歌いたい。






                    『コンビニ』


                    通り過ぎる音
                    謝ってる女の声
                    ドアの開閉音
                    調子に乗ってる話声

                    誰でも受け入れるコンビニの

                    その上の暗がりで
                    柔らかく痕を残そうとしてる

                    光が漏れていて
                    色んな騒音が聞こえいて
                    全然寂しくなかった。

                    誰も拒否しないコンビニは

                    今日も
                    明日も
                    開いている。






                 『青春恋歌』


                 笑顔が見たかった
                 ただそれだけ

                 守りたかったもの
                 ただそれだけ

                 強がっている口調も
                 緊張して色付く頬も
                 頑張っている後姿も
                 そばにないと困るもの

                 でも、知らない所もある
                 それが惹きつけられてる証拠

                 独占欲で壊さないように

                 そっと見守っていきたい

                 それを口には出来ないけれど・・・。






             泣きたかったら、泣けばいい

             言葉に出来ないなら、しなくていい

             考えたくなかったら、考えなくていい

             どんな風も通り過ぎればなんて事ない

             自分を見失う事はしないで

             ここにいる事を

             独りじゃない事を

             たくさんの言葉を

             自分にできる事を思い出して


             時が満ちたら、声に出して言えばいい


             「ありがとう。」ってさ。






               『菫色の空が終わると』


               菫色の空が終わると

               ゆっくりと景色がトーンダウンしていって

               その先ではblueとorangeが鬩ぎ合って

               隙間は白くlineになっていた

               綿菓子のような雲も同じように映りゆき

               何味なのか想像をかき立てさせつつも

               散りばめられた星が自由に輝いて

               昼と夜の間は光を曖昧に飾っていった


               そろそろ夜から闇に変わる・・・

               私も家へと続く階段を上がりかけていた。






                     『冬と僕と君を』


                     白くなった吐息が

                     今も、冬と僕と君を繋げる。


                     だから、寂しくなんかない。





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