●ぐうたらミセスのPDくらぶ●

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発症ー私の場合

私の場合、何の前触れもない突然のすごい眩暈から、それは始まりました。 
大げさですが、これが、運命・人生の分かれ道というものでしょうか。

 友人たちとの楽しいランチ&ショッピングの帰り、友人と別れ、地下鉄に乗ろうとしたときです。


なんか、ゆれてる感じ??わあ、早く帰ろう~と地下鉄に乗り込みました。
でも、電車内でひどくなり、そのうち、何?何?どうしたの?
回ってるよ!・・・怖いよ~!・・・気持ち悪いよぉ!・・・脂汗;;
何がなんだか訳が分からず、地下鉄から必死でホームに転がり出て、
でも、平静を装いながら、壁伝いに手をつき、
階段も自分で掛け声をかけながら、ぐらぐらしながらなんとか家に戻りました。


 電車で1駅だったのが、幸か不幸か。
 ラッシュ時でなく、人があまりいなかったのが、幸か不幸か。
 昔から人に助けを求める&甘えるのが苦手・嫌いで、自分でなんでもやってしまう性分が、
歩いている人や駅員さんにHELPを求めなかったのです。

 そこで、座り込んだり、倒れていたら、またそこで私の運命は変わっていたと思います。
 なぜなら、そうしていたら、家族の知るところとなり、
それ以後、自分1人での戦いにならかったかもしれないから。
(でも、心の中は、自分しか分からないし、
その頃は、まだ理解してもらえる病気ではなかったから、どっちがよかったのかわかりません・・)


その時は、すでに、父母は亡く、兄夫婦の家と、父と住んでいたマンションを行ったり来たりの、
気ままな生活でした。
今でいうフリーター!!、
父の看病のため、多忙なOL生活は1年で辞めていました。

 年が離れている兄が、病気(特に精神的な)が嫌いということもあり、兄の家に戻り、
とりあえず義姉に心配をかけないよう元気そうに『ただいま~』とだけ言い、
玄関横の和室に倒れこみました。
 しばらくして、落ち着いてから、何事もなかったように、姉のいるリビングに行き、普通に振り舞いました。

 これが、私なんです。
 心配をかけたくないから、自分で抱えてしまうという私なんです。
 病気の要因の一つでしょうか。

 それから、孤独な病院めぐりが始まりました。



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