アメリカ陸軍士官への道

アメリカ陸軍士官への道

Mile’s Gear





演習時の撃ち合いについて幾つかの質問が来たので、ここにコラムを設けました。

演習時の撃ち合いでは、もちろん実弾など一切使用しません。すべては空砲です。アメリカ陸軍のレンジャー部隊やある一部のエリート歩兵連隊などは半年に一回、演習時に緊張感を出すために実弾を使います。

では、空砲でどのようにして自分が撃たれた事を認識するのでしょうか? 実はそのために Mile’s Gearと呼ばれるレザー照射システムを起用します。 この装置はレーザー照射装置と受信装置で構成されており、実際に発砲した時、ライフル銃の銃口に取り付けられたレザー装置がライフルの空砲による発光で反応し、レザーを照射します。そしてヘルメットとLBE(ベスト)に取り付けられているハーネス(受信機が内蔵されている)にレーザーが当たり、ピーという発信音をだします。この音は被弾したことを意味します。 このレザーの最大射程は30キロと言われ、障害がない限り永遠と届きます。

このマイル装置には裏わざがあり、ハーネスに幾つも付いてる黒いプラスチック製の小さな受信装置を葉っぱで隠したり、泥を塗ることによって受信システムの感度が落ちるという事です。つまり被弾したくない兵隊はみんなこの裏わざを使っています。

又、レーザー照射装置には銃口からの発光を受け取るための小さなセンサーがあり、そのセンサーは光の明暗によってレザーを照射するしくみになっています。この仕組みを利用して、そのセンサーを指で隠して自然光を遮断したり、また指をどかしてセンサーにその光を感じさせる事によって、この照射装置は発砲による発光と誤認し、レザーを照射するわけなのです。弾切れになってしまった時など、インチキな兵隊の中にはこの方法を使う人もいます。

2


* ヘルメットやベストに付いている黒いたんこぶみたいなものが、受信装置。
* 機関銃の先に付いている四角い箱の様なものが、レザー照射機。(赤いやつは違いますよ。)










© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: