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そらまめ48 @ Re:高橋幹さんの新作(07/28) 深夜にこんばんわ。角田奈穂です。 少し寝…

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2023/04/01
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カテゴリ: 美術 絵画 教室


馴田香代さんの新作に対してタイトルを付けるとすれば
「抱擁する女性」、「恋する女」、「木に頬ずりする女」
のように思いますが、この感覚は私が男性だからそのように感じてしまうのでしょうか。

馴田さんの表現するイメージは以前からとてもダイレクトでまたシンプルに直接的に鑑賞者に訴えかける力を持っています。この絵画でも同様に鑑賞者は女性と木のイメージからのみ作者の思いを汲み取ろうとします。この絵画の他のイメージは背景の緑のみになります。
そこから鑑賞者はこの絵画を読み解こうとします。
この女性は誰?、女性は何を思っているの?、何の木?、女性は木を抱いているの?
という感じに鑑賞者は作品から見えてくるイメージに対してたくさんの質問を投げかけます。
そして鑑賞者はそれらの質問に対して自ら回答を見つけ出さなくてはいけません。
作者である馴田さんは彼女の思い、考えがあるはずですが、作品の前では沈黙を保っています。


は他の芸術作品より表現に対して鑑賞者が自問自答しながら作品を読んでいこうとする 長い時間与えられていること だと思っています。一瞬のうちに作品の意図が分かる、一瞬のうちに感動を呼ぶと言うことではなく、作品を前にして 長い時間対話でき、そして心の中にゆっくりと感動が浸透していく というのが絵画の本来の姿ではないかと感じています。

馴田さんのこの絵画において私はダイレクトでシンプルと書きました。目の前に見えるのは女性と木、背景に緑のみです。
ところがそれだけしか目の前に見えないはずですが、私の心の中に女性の目を閉じて何かを思っている表情、そして木に沿って抱きかかえるような腕の仕草、そして指先、さらにはワンピースの真っ赤な色、服のヒダの流れから、様々な思いが私の心の中に浮かんできます。それらは馴田さん自身がこの絵に仕組んだ彼女の思いかもしれないし、或いは馴田さん自身が直感的に感じたことを表現したものかもしれません。さらには抽象的に描かれた左右非対称の枝ぶりにも馴田さんの思いというのが感じられます。
ダイレクトでシンプルな表現の中に、この絵画に馴田さんの心の中で深く感じている思いというのが深くたくさん詰まっている作品に仕上がっていると感じました。

鑑賞者はどのようにこの作品を捉えるか、それぞれに違ってくると思います。
でもしばらく時間をかけてこの作品と対峙し、自問自答し、そして自分はどのように感じるか思いを巡らせると、様々なことが改めて見えてくるかもしれません。





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Last updated  2023/04/01 08:36:53 AM
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