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★☆自分の木の下☆★
17.美男美女?
彼らが浜辺に降り立つと、輪を広げるようにして歓声があがった。
それもそのはず、そこに降り立ったのは稀に見ない程の、美男美女の集団だった。
「ちょっと、あの軍団マジでヤバくな~い?」
「モロ、タイプなんだけどvv」
「なぁなぁ、あの子達ランク高くない?カワイイ子揃いスギv」
「俺、狙っちゃおっかな~vv」
ヒソヒソとかわされるやり取りに気がついているのかいないのか、高ランクと言われた女子たちは早速 海に入るための準備をしている。その傍らでは、うす茶色の少し長い髪を一つに縛っている男が、どこから取り出したのか小刀を鞘から出し入れし、周りをチラチラと威嚇している。
「ジロー…お前、その小刀どこから出した?いや、もう何も言うまい……」
「賢明な判断ですよ、総司」
パラソルを立てながら、げんなりとした表情でいう総司に真夏の太陽が似合う笑顔で浩也は言った。
「に、しても椿と鈴菜は良いとして、お前ら…その格好なんとかならないのかよ。ならないなら 頼むから近づかないでくれ、同じ人種…いや、連れと思われたくない」
そういった総司の視線の先には、日焼け止めを塗りあいっこしている椿と鈴菜。椿は薄ピンクのフリルがついた可愛いワンピース。髪をみつあみにして麦藁帽子を被っている。一方、鈴菜はというと、赤いハイビスカス柄のビキニ、腰にはパレオを巻いている。髪は束ねてあげていた。
対して、総司が『お前ら』と指した者たちは、茜と晴貴である。茜の服装は椿曰く、最初 胸元にでっかく“青桐”と書かれたスクール水着だったらしい。だが、さすがにそれはどうだろうと思い、ホテルの方に電話して可愛い水着を用意させたのだといっていた。そんな茜が着ているのは上下が分かれ、上はキャミソール仕立てになっており下はミニパンツという洋服仕立てのものだ。
普通だ。至って普通だ。服装だけなら……。
しかし……、
「準備はオッケーか?茜ちゃん」
「モチ☆オッケーだよ! 頑張って、深海魚捕まえるぞ~!!」
その二人がつけている道具が傍から見れば、いや傍から見ずとも異様だった。それというのも、先ほどコテージにて晴貴が茜に渡していたあの深海魚セットをつけてるからである。
「……まだ信じていたんだね。なんかもう、違った意味で尊敬したくなるよ」
「アンタたち、半径2m以内に近づいてこないで」
呆れたようにシャッターを切る優雅と、容赦のない鈴菜の言葉にもどこ吹く風で二人のテンションはヒートアップしている。
「ううぅっ、やっと深海魚の脛毛足をみられるんだね!」
「せや! もしかしたら、世紀の大発見につながるかもしれんで!!」
いや、ならないから。そもそも、脛毛足の深海魚なんて存在しないから!!
心の中で、誰もがそう思った。
そんな周りの心情など、知るはずもなく茜と春貴は おぃっちにー、さんしぃー……と、正しく準備体操をしている。いい心がけだ。だが、如何せん格好が悪い。浜辺にいる人の視線を違った意味で集めている。
「総司、なんとかしてくださいよ」
「なんで、俺が。ジローがなんとかすればいいじゃねぇか」
「あんな変な格好した人と、知り合いなんて思われたくないですよ。それに、あの嘘は元々、総司が突飛ついて言ったモノでしょう。ちゃんと、後始末しませんと」
さりげなく本音を混ぜて言われた言葉に、じゃぁコテージで見た(見たくも無かったが)お前の褌姿は変な内に入らないのかとか、色々と突っ込み…聞きたいことはあったが、それを口にすると恐らく日が暮れるまで褌の魅力から始まり、和の素晴らしさ、果ては日本の歴史の背景にある和の数々について延々と語られそうなので総司は黙って一つため息を吐くと問題児の収集にいった。
「おい、そこの能無し阿呆コンビ」
「だれがよっっ!!」
総司の言葉にくわっと噛み付いてきた茜の形相に、近くで好奇の目を向けていた人たちが一瞬引いた。それを気にすることなく総司は椿に目配せすると、まるで犬にするみたいに来い来いと手招きをして二人を呼んだ。
「なによ……?」
不審そうにおそるおそる近づいてくる茜と春貴の首根っこをガシッと掴むと、口を耳元に持っていき まるで内緒話をするみたいに小さな声でささやいた。
「スポットデッドラットフィッシュを捕まえる前に、深海魚に欠かせない深海について……大事なこと、教えてやろう」
総司のこの言葉に、当然喰いつかないハズはなく二人は目を爛々と輝かせ 総司の言葉を待つ。
「いいか、まず最初に言っておくことがある。深海とは通常、海の二百メートルより深い部分を言うんだ。太陽の光が届かない、ほぼ真っ暗な世界」
そういうと、総司はその場にしゃがみこんで、砂に図を描いて説明しだした。
その周りを茜と春貴は取り囲んで、ふんふんと熱心に聴いている。まだ理解できる範囲らしい。総司は二人に気づかれないようニヤリと口の端をあげると、徐に早口で説明する。
「海は簡単に分けると三層に分けられる。海面から深さ二百メートルまでの表層。深さ二百メートルから壱千(1000)メートルまでの中層。深さ壱千メートル以上の深層。この三つ。水圧は十メートルで一気圧増加。二百メートルで二十気圧+大気圧の一気圧分=21気圧 。気体と液体の圧縮率の差が、生死を分かれめだな。空気はよく縮むけれど、水は縮みにくいんだ。呼吸する時に、エラから酸素をとる魚は、水圧に強いが、人間は肺で呼吸するから、酸素が集められなくなる。まぁ今は、飽和潜水という技術があって、人間でも三百mぐらいは潜ることが出来るが、もちろん潜水具をつけてというオマケつきだがな」
そこまでを一気にまくし立てあげると、総司は立ち上がって二人を見下ろす。理解できなかったのだろう、なかなかイイ感じにこんがらがっている。
椿たちにぐっと親指を立ててサインを送る。あともう少しでうまい具合に丸め込めれる、と。
「で、だ。スポットラットフィッシュは、この三層のうちどこにいるかというと、ココ。深さ壱千メートル以上の深層。さすがにその装備でもそこまで潜れねぇよ。しかも残念なことに、姫の情報によるとココには……」
「深海魚なんてひとっっつもいないの~」
総司の背後から可愛らしくピョコンと飛び出してきて、えへへと椿は笑っていった。椿のこの言葉に、茜と春貴はひどくショックを受けたのか、項垂れたまま動かない。そんな二人を楽しそうに眺めた後、椿は「でもね……」と、勿体つけたように切り出し始めた。
「落ち込まないで、茜ちゃん、ハルちゃん。二人のために、一番大きくて甘~いスイカを用意させたから。さっ、目隠しをつけて、この棒を持って思う存分 力いっぱい割っちゃって!!」
さぁっ!と零れんばかりの太陽のように輝かしい笑顔が二つ。総司と椿だ。しかし、いつもならその笑顔に裏があることを過敏に察知する茜も、さすがのショックに気づくことなく言われるままにスイカ割りを始めた。もちろん、深海魚発掘セットは気づかれないようにジローが切り捨てて置いた。例の小刀で。
そんな心温まるエピソードのあと、茜と春貴は深海魚のことなどすっかり忘れて夏の海を堪能した。
「あれ、ビールないじゃん」
あのあと、海を力いっぱい楽しんだ7人は、「私が作るよv」と台所に立とうとした椿を押し切って、コテージの管理人兼ハウスキーパーの老婦人の料理に舌鼓を打った。
そうして日も沈み、老婦人が自分の住まいに戻っていった頃、何やら台所を漁っていた総司の言葉に優雅は苦笑しながら言葉を返す。
「僕たち、一応未成年だよ。わかってる?」
「あら、総司の辞書に、禁酒・禁煙・禁欲なんて言葉ナイわよ きっと」
しれっと本を読みながら言った鈴菜に「ウルセェッ」と小さく文句をいう。どうやら否定はしないらしい。クスクスと笑いながら、優雅も台所に入り、一緒に探し始める。
「コッチにも、酒ないで~」
「日本酒ならありましたよ。といっても、料理用ですけど」
そういってツマミがわりになりそうなお菓子を抱えながら春貴は、片手に酒瓶を持った浩也と共に、リビングに入ってきた。どうやら、男子組の中でお酒を飲むのは決定事項らしい。
「しょうがねぇな、オイ 茜」
「何?」
総司に呼ばれた茜はひょこひょこと総司の元へ行く。そうして、目の前まで来たころに総司を見上げると徐にこう言われた。
「じゃんけん……」
「ぅええっ?!」
いきなりジャンケン勝負を仕掛けてきた相手に対し、条件反射で手が動く。無意識に等しい行動だ。
「ポィッ!」
そういって飛び出したのは、チョキとパー。
前者が総司で、
後者が茜。
「はぃ、決定~。イッテラッシャイ、買出し係。ビールと中ハイ、テキトーにね~」
「ちょっ、ちょっと待ってよ! こんなのずるスギじゃんっ不意打ちなんてヒキョーだっっ横暴だっ!第一、なんであたしなワケ?!」
ヒラヒラと手を振って見送る総司の態度に腹が立ち、茜は突っかかった。総司は ん~、と考える素振りを見せながら言う。
「俺は昼に炎天下の中、おバカさんのために深海魚について講義をしました。そして先ほど、家中くまなくビールを探しました。優雅は思い出作りに俺たちの写真を撮りつつ、先ほど俺と一緒にビールを探してくれました。極度の方向音痴の春貴はツマミを見つけ、ジローは日本酒を発見シテクレマシタ」
「鈴菜さんは今から、ちょっとお仕事らしいんです。それに椿さんを出歩かせるわけにはいかないでしょう?」
色々とね……。浩也の目にはそう書いてあった。その言葉に、茜はあ~……とも、う~……とも、つかない言葉で返事をすると玄関に向かった。
「道はわかりますね?」とお母さん宜しく聞いてくる浩也に「近くのコンビニでいいよね?」と確認をとると、ほほ笑んで頷いてくれた。
「茜ちゃん、オレも付いていくわ」
「あはは、ハルちゃんが一緒にいったら着くものも、着かなくなるからダメだよvv」
春貴の頭の中で繰り広げられた、大好きな茜と二人きりという甘いシュチュエーションは、椿の何気ない一言で泡と化した。
コチコチと時計が時を刻む音が、部屋を支配している。それにあわせ、時折パサッという紙のこすれる音が響いていた。
「……遅いわね、茜」
「そうですね、かれこれ40分は経ってますよ」
時計を見上げながらいう鈴菜の言葉に、浩也も動かしていた手を止めて答えた。その言葉に椿はココからコンビニまでの道のりを思い出す。
「ココからコンビ二まで、歩いて10分の距離のはずだよ?それに道は舗装されてて極度の方向音痴でもない限り、迷うことはないんだけど」
と、心配する素振りをしつつ、彼らの視線はじっと真剣に、ある一定のところに注がれている。そんな空気を破ったのは春貴だった。
「キタキタ―――――ッッ!!! うっしゃぁ、この勝負オレの勝ちやっ!!」
そういって出されたのは、クィーンのスリーカード。自信満々に「どぅや?」と聞いてくる春貴に優雅は人差し指を目の前で軽く振って「甘いね」の言葉と一緒に、自分の持ちカードを提示した。
「僕はキングのスリーカードだよ」
「あ、私 フラッシュv」
あっさりと優雅を倒した椿に、さして動じる風もなく鈴菜も自分の持ちカードを見せていった。
「ごめんなさい、椿。フルハウスよ」
「俺、ストレートフラッシュ」
「あ、自分ロイヤルストレートフラッシュです」
鈴菜に続いて総司、浩也と手札を明かしていった。そのカードを見て他のメンバーは持っていたトランプを宙に放り出した。
そう、彼らは茜が出かけた後、春貴が持ってきたトランプで真剣にポーカーをやっていたのだ。
「なんだよ~、そんな最強に勝てるわけないじゃん!ジロー、強すぎだよ」
あ ーぁ、とため息を吐きながら言ったあと、優雅は床に散らばったカードをかき集め、切り出した。視線はするどく、「すみません」と苦笑している浩也を捕らえている。
念入りに切ったカードを手持ちが5枚ずつになるよう配っている途中で総司が席をたった。
「あれ、どうしたの総司?」
「勝負は~?」という言葉に拒否の態度を示し、時計を見上げため息を吐くと上着を羽織って一言こういって出て行った。
「ビール、迎えに行ってくる」と。
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