15歳ー恭平ー


晴れた天気のいい日であたしたちの門出を祝福してくれるような
そんなあたたかな日だった。
体育館は舞台に飾られた神々しい華々の花粉が充満していた。
いつものことだと思い我慢ができた。

いろんなことがあったこの学びやを離れがたい気持ちがあった。
でもそれ以上に彼と分かれるのがつらかったんだと思う。
あたしの中学の思い出に欠かしてはならない人であり、
最も気のあう友達だった。
あたしは彼と出会ってから男女の間に友情は成立すると思ってた。

気の合う奴の名は恭平。

背は低いながらも明るい笑顔と面白いトークで友達も多かった。
あたしは以前から恭平に相談をしていたことがあった。
中二のトキ恭平から
『お前と彼カノなんてあり得ない』
と言われたことがあったあたしは、
恭平を恋愛対象から外していたのかもしれない。

でも卒業式の後なんとなく恭平のそばに行って話をしていた自分がいた。
恭平は
『拓海のとこにいかなくていいんか』
と言ったがあたしは恭平のそばにいたかった。
恭平の制服には第二ボタンはなかった。
それを恭平に聞くと
『これはオレが一番大事にするやつにあげんの』
と言った。

このまま終わるには終われないと思ったあたしはその日の夜恭平にメールをした。
それがすべてのカレ(拓海)に対する裏切りだった。


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