★パズル☆第一章~空と夏と太陽と君~


田舎の田舎超ド田舎に住む高校2年生。
学校までの道のりは自転車で駅まで30分
そこから1時間に2本の電車で40分。
駅から学校までは歩いて5分という、
田舎に住んでいる。

学校生活はそんなに苦でもなく
ただ毎日同じやつらとたわむれてはしゃいでっていうそんな生活で
楽しいといえば楽しいし
物足りないといえば物足りない。

3ヶ月前まではちゃんとした彼女という存在がいて
いつもずっと一緒にいた。
校内でもベスト3に入るというくらいの可愛娘(かわいこ)ちゃんで、
なんでそんな娘が僕をスキになったのかはよく分からない。
しかしその娘は僕の友達の杉浦龍史と今つきあっている。
いま思えばその娘は龍史と話すために
僕に近づいたのでは・・・。とたまに思う。

物足りない毎日。
いつも同じ。

そんな僕に転機が訪れた。

僕が彼女に会ったのは丁度1年前。
真夏の炎天下の日に
白いワンピースに大きな麦わら帽子の彼女はとても輝いて見えた。
大きなスケッチブックにぬるくなった水筒。
Tシャツに短パン。
彼女と比べると僕はなんて田舎ちっくなんだろう。
おまけにビーチサンダルの鼻緒が切れかけている。
僕は彼女をただただ見つめていた。

白い肌にくりっとした目。
太陽に透けた髪が黄金色に輝いていた。
彼女はどうやらハーフらしい。

僕は思い切って話し掛けてみた。

「なぁ。そんなとこにいっと倒れるよ?」
この真夏の炎天下の下汗ひとつかかずにたっている彼女の顔は
白い肌がもっと白くなり青ざめているようにもみえた。

「こっちに日陰があっからそこでやすめば?」
彼女は言われるがままに日陰へとむかった。

ナツ。初夏が過ぎ真夏となりて転機来る。

17の夏。なにかが起こるそんな気がする。


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