★パズル☆第二章~人魚の涙~


NYからわざわざここの田舎町に
お祖母さんに逢いにきたという。
彼女の一言一言が単語ばかりで
僕は彼女のその単語をひとつひとつつなぎ合わせた。

単語単語だった彼女の言葉が急に変わったのは
しばらくたってからだった。
僕は何も問わずにただじっと彼女の話を聞いた


「みんな言うの。あたしのことヘンだって。
あたしのママはハーフで髪も金で目の色もブルーの。
パパはイギリス人で金髪の目の色もブルーなの。
でもあたしは見てのとおり茶色の髪で目も茶色でしょ?
パパとママは私たちの子供よって言ってくれるけど
周りはそうは言わないわ。
あたし小学校のころ、この町にいたのよ?
一学期だけだけどね・・・。
周りはあたしのこと外国人だとか捨て子だとか言わなかった。
この町に来てよかったってそう思ったの。
おばあちゃんと一緒に暮らしていろんなこと教えてもらって・・・。
でもおばあちゃんと暮らして3ヶ月くらいたったある日迎えがきたの。
おばあちゃんは今日みたいな真夏の日に死んだの・・・。
日向海人・・・あたしアナタのこと覚えてる。
海ちゃん・・・。あなたにまた会えてよかった。」

そう言った彼女の頬に流れた涙は
太陽に反射して真珠のようにもみえた

夏。僕らが出会ったこの場所で再び出会う。
神様。これは運命といっても、いいの?


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