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2008年01月17日
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『あっ、ありがとうございます。』

簡単にお礼を言い、コーヒーを一口啜る。



無言を自然と化す僅かな時間。

熱くてまだ飲めないコーヒーに、少し長めに口をつける。



「今日は寒かっただろ?」

『えェ、午後は吹雪いていて…。』



カップを置こうとする、右手が震えている。

音が出ないように、左手を添え静かお皿の上に置く。



4人がけのテーブル。





「お腹が空いただろ?」

『はい。』

「ちょうど今、買い物してきたところだから。」

『えっ、いいんですか?ごちそうさまです!』

そんな会話を聞きながら、台所でお菓子の準備してくれている彼女のお母さん。



目の前には彼女が座っている。

隣には…

彼女のお父さんが座っている。

数分前まで娘は友達とスノボに行っている、と思っていた彼女のお父さんが隣に座っている。



「ちょっと私、着替えて来るね。」ふいに彼女が席を立つ。

彼女のお母さんは、台所でお菓子の準備をしてくれている。



数分前まで娘に彼氏がいることを、知らなかったであろう彼女のお父さんが座っている。



4人がけのテーブルに、2人…。



再び…。

再び、コーヒーカップに指をかけ、口元へ運ぶ。

ゆっくり、ゆっくりと飲んだはずのコーヒーは、いとも簡単に胃袋へと流れ去った。





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最終更新日  2008年01月17日 23時33分00秒
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